IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年2月16日

えごさーち

エゴサーチ

自分自身や所属している企業、それらが提供している商品やサービスなどについて、世間からの評判や反響を確認する行為

英字

POINTエゴサーチとは

エゴサーチとは、主に自分自身や所属している企業、それらが提供している商品やサービスなどについて、世間からの評判や反響を確認することを指します。

エゴサーチをおこなうことで、自社の商品やサービスに対する世間からの評価をチェックでき、今後の企業戦略やマーケティングの方向性を決める材料にできる可能性があります。

エゴサーチの主なやり方はGoogleやyahoo!などの検索エンジンでおこなう方法とSNS(Instagram、Twitterなど)でおこなう方法があります。

エゴサーチのメリット

エゴサーチをおこなうメリットは主に3つあります。

①自分(企業)に対する評価(知名度)がわかる
インターネット上に「自分(企業)について興味・関心がある人がどの程度いるか」大まかに確認することができる

②商品やサービスの評価がわかる
企業はTwitterやフェイスブックなどから商品やサービスの評価や反響を確認することが可 能です。また、場合によってはそういったユーザーの意見は商品・サービスの質の改善に 役立てることができます。

③周りの本音の意見を見ることができる
知名度が高い人物(企業)の場合、インターネット上には数多く(ポジティブな、ネガティブな)の意見があります。

エゴサーチのデメリット

エゴサーチのデメリットは主に2つあります

①企業や個人に対する誹謗中傷もある
企業や個人に関する書き込みにはポジティブな内容のものだけとは限りません。中には身に覚えのないことを事実のように書かれていたり、人格否定や意味不明な罵詈雑言などもあります。エゴサーチによって精神的苦痛を感じる方もいるので、エゴサーチをする際は注意が必要です。また、このようなネガティブな書き込みを放置すると風評被害が拡散してしまう可能性があるので、法的措置も視野に入れるとよいでしょう。

②エゴサーチをしていることがバレてしまう可能性がある
基本的にただ検索するだけでは、エゴサーチをしていることがバレることはありません。
自社や自分に関する投稿をしているユーザーに返信をしたり、「いいね!」を押すといったり、相手に通知が届いてしまう行動がバレてしまう原因になります。

エゴサーチによって自分のツイートや投稿などを見られることを嫌う方も一定数存在しています。企業がエゴサーチをしていることに対して、ネガティブなイメージ(自分のツイートや投稿を見られているのが不快)を持つ方もいるので、注意が必要です。

エゴサーチの使用例

「企業のブランディング向上のためにエゴサーチしよう」

エゴサーチをすることで、インターネット上に自社に対して興味・関心がある人がどの程度いるのか、大まかに把握できます。

「企業のブランディング向上のためにエゴサーチしよう」

エゴサーチをすることで、インターネット上に自社に対して興味・関心がある人がどの程度いるのか、大まかに把握できます。

「エゴサーチをしていたら言われもない誹謗中傷をたくさん見つけた」

風評被害となり得るような情報は、削除申請するとよいでしょう。場合によっては法的措置も視野に入れる必要があります。

「エゴサーチをしたらサービスの改善点を見つけることができた」

サービスを利用したユーザーのリアルな意見を見つけることができれば、今後のサービスの改善に役立てられる可能性があります。

エゴサーチに関係した気になる話題

忘れられる権利とは

忘れられる権利とは、「消去権」「忘却権」「削除権」とも呼ばれており、インターネット上の個人情報、プライバシー侵害情報、誹謗中傷を削除してもらう権利のことです。この権利はGoogle検索エンジンやTwitter、ブログなどのSNSや掲示板等に対して行使できます。
エゴサーチの結果、虚偽の情報や風評被害となりえる情報などが出てきた場合は、忘れられる権利を使って削除申請することができます。

エゴサーチの対義語にあたる「パブリックサーチ」とは

エゴサーチは、主に自分(企業ならば自社商品やサービス)に関する世間の反応をインターネット上で検索することを指します。
パブリックサーチは、主に著名人や友人などの特定他者の名前を検索する行為のことを指します。つまり、他者や単に自分が知りたいことを検索することをパブリックサーチを呼びます。


この記事がお役に立ちましたら、"いいね!"をお願いします
minweb辞書のIT用語をお届けします