IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年10月14日

そろもまーけてぃんぐ

SoLoMoマーケティング

ソーシャル・ローカル・モバイルを融合、連合させたマーケティング手法のこと

POINTSoLoMoマーケティングとは

「Social(ソーシャル)」「Local(ローカル)」「Mobile(モバイル)」のそれぞれの頭文字2文字をとったもので、ソーシャル・ローカル・モバイルを融合、連合させたマーケティング手法です。

「So」はソーシャルメディアを意味し、SNSやWebサイトを指します。オンライン情報を媒介としてオフラインの集客へ繋げることを狙いとしています。

「Lo」は実在する実店舗で利用できる商品やサービスから得られる顧客体験を指します。

「Mo」はスマートフォンを指します。アプリやカメラや位置情報、QRコードリーダー、お財布携帯機能(NFC)などが活用されることが多いです。

SoLoMoマーケティングの背景

匿名が基本だったWebですが、近年では実名での情報発信をするようになり、オンラインの情報が具体的な個人のリアルな生活環境を反映するものになりました。

そのため、よりローカルでリアルな情報が求められるようになり、ソーシャルメディアとローカルを結ぶスマートフォンが注目されています。

スマートフォンの「シェアされた写真や動画がアップロードされ、拡散していく性質」は顧客を呼び込むことに適しており、近年ではソーシャルメディアを活用したマーケティングを行う企業が増えているようです。

SoLoMoマーケティングの「Social」とは

具体的には、Twitterやインスタグラムを用いた集客が行われています。
SNSには拡散力があるため、SNSを上手に活用できれば集客を見込むことができます。

また、顧客は、知人や友人がおすすめしている商品やサービスを信頼しやすい傾向にあります。
そのため、企業側は顧客の目線にたったプロモーションやサービスを考え、顧客と良質なコミュニケーションを取ることが鍵となりそうです。

SoLoMoマーケティングの「Local」とは

簡単にいうと、オフラインの部分です。

Socialと同じく、ローカルの情報発信から消費者を惹きつける上で大事なのは、その情報がいかに信頼に足るのかという部分です。

その情報を発信したアカウントが自分の知っているお店、友人がシェアした内容だった場合はその情報を自分ごととして受け入れることができるようです。
そのため、ローカルの情報発信では、自分の属するコミュニティーの情報として発信されていることが重要になってくるでしょう。

SoLoMoマーケティングの「Mobile」とは

具体的には、お店に来店すると付与されるポイントや商品やサービスに使えるクーポンの付与など位置情報を使ったサービスです。

モバイルアプリを使ったものも多く、位置情報、カメラ機能、QR、バーコード読み取り機能、お財布ケータイ機能(NFC)を利用することが多いようです。

SoLoMoマーケティングのメリット

顧客側のメリット

①商品やサービスを通じて新しい友人を発見する可能性がある

ユニークなイベントやキャンペーンから顧客側のコミュニティーが発達し、気の合う友人と出会うことになるかもしれません。
そこから、他の新しい商品やサービスに出会うことも増えそうです。

②商品やサービスのクーポンが配布されるため、商品やサービスの利用がしやすい

企業がクーポンを配布すると、顧客は通常よりもお得に買い物をすることができます。

店舗側のメリット

①オンラインクーポンは新規顧客獲得やリピーターの確保に効果的

お得な情報はSNSで話題になりやすく、それを見た顧客は実際に店舗に訪れようと考えるかもしれません。
また、リピーターに向けたクーポンを発行すればもう一度足を運ぶ顧客が増えそうです。

②SNSアカウントのユーザーの目に留まる機会が増える

SNSで情報を発信すれば不特定多数の顧客に見てもらえる可能性が高まります。
また、ユーザーがローカルで体験した情報がSNSで発信・シェアされれば、企業の情報をさらに拡散させることができそうです。

SoLoMoマーケティングのデメリット

顧客側のデメリット

①興味がないクーポン情報やセール情報の通知が鬱陶しく感じられる

企業は、顧客が求めていない情報を発信する可能性もあるため、顧客にとっては煩わしいと感じられることもあるかもしれません。

企業のデメリット

①顧客にSNS上で厳しい意見や批判をされた場合、企業の評判が悪くなる

顧客の発信する情報は必ずしも良い意見だけではないかもしれません。もし顧客からの批判的な意見が拡散されれば、企業のイメージが下がる恐れがあるでしょう。

クレームなどには誠実に対応し、顧客体験を向上させる工夫をすればデメリットは解消されるかもしれません。

SoLoMoマーケティングの使用例

「SoLoMoマーケティングでお客さんをお店に呼び込もう」

ソーシャルメディアが普及し、オフラインだけでなく、オンライン情報を用いた集客を行っている企業が多いようです。

「位置情報を活用したアプリはSoLoMoマーケティングの一環だ」

スマートフォンの位置情報機能を利用したアプリをリリースする企業もあります。
企業がクーポン情報やゲーム機能を含んだアプリをリリースし、顧客に楽しんでもらえば、顧客は企業の情報をSNS等で拡散し、より多くの人に情報が届きます。

「スタバもSoLoMoマーケティングを行っているらしいよ」

近年では有名な企業もSoLoMoマーケティングを取り入れているようです。スターバックスの期間限定商品はSNSで拡散したくなるような魅力的な商品が多く、SNS上で話題にあがることも多いようです。

SoLoMoマーケティングに関係した気になる話題

SoLoMoマーケティングの活用事例

①株式会社ユニクロ 「UNIQLO CHECK-IN CHANCE」キャンペーン

2011年11月16日から11月21日までの期間限定で行われたキャンペーン。

全国のユニクロ店舗にチェックインすると、その場で100円、1000円、2000円の3種類の割引クーポンが発行されました。 同時に、総チェック数に応じて行き先が増える「グローバル旗艦店ツアー」が1組2名様に当たるというキャンペーンも開催されました。

6日間の総チェックイン数は20万を超え、グローバル旗艦店ツアーの行き先は心斎橋、上海、ロンドン、ニューヨークと最大まで増えたようです。

②ケンタッキー 位置情報連動型ソーシャルゲーム「My Town」

2011年11月15日から12月31日までの期間限定で行われたキャンペーン。

もともとはアメリカで400万人以上の会員のいる、GPSを利用した、iPhone用のゲームアプリのようです。

ユーザーは実際に訪れたケンタッキーの店舗にチェックインすることでその建物を購入し、オリジナルの街を作る事ができます。

チェックイン機能では、友人のチェックイン情報がニュースフィードに流れます。このようにユーザーに楽しんでもらえる企画は、企業の情報が拡散される可能性が高まるかもしれません。

SoLoMoマーケティングとO2Oマーケティングの違い

O2Oマーケティングは「Online to Offline(時にOffline to Online)」の略でオンライン広告から店頭へと行動を促したり、スマートフォンの位置情報を検知してユーザーにクーポンを発行することでコンバージョン(購買などのユーザーのアクション)をオンラインで把握するなどの施策を指します。

ウェブから実店舗、実店舗からウェブへの顧客に商品やサービスの利用、購買の促進を誘導するマーケティングの手法です。

しかし、O2Oマーケティングは顧客獲得を重視したマーケティングで、企業が情報やクーポンを提供するのみであるため、一方通行とも言えます。

それに対して、SoLoMoマーケティングでは、ユーザー同士がソーシャルメディアでシェアを行ったり、店舗がユーザーとコミュニケーションを行うことで、Webから店舗へ誘導する双方的なマーケティングの要素が含まれています。


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