IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月30日

ついったー

Twitter / ツイッター

140文字以内のつぶやき(ツイート)によってコミュニケーションをおこなうウェブサービス

英字

POINTTwitter / ツイッターとは

Twitterとは、140文字以内のつぶやき(ツイート)によってコミュニケーションをおこなうウェブサービスです。2006年7月にアメリカのObvious社(現:Twitter,Inc.)によってサービスが開始され、2008年に日本版がリリースされました。

Twitterは個人でアカウントを作り気軽に始めることができ、文字だけでなく、画像や動画の投稿も可能です。また、他のユーザーの投稿に対して「いいね」や「リプライ」を通じて反響を示したり、リツートをして他人のツイートを拡散したりすることができます。

Twitterの特徴

Twitterの大きな特徴は140文字の字数制限(半角は280文字)があることです。そのため、日常の小さな出来事でも気軽につぶやくことができます。

また、Twitterでは他のユーザーとコミュニケーションをとることができますが、他人のツイートを見るだけでつぶやかない人や他人の反応とは関係なく独り言のようにつぶやいている人も多いです。このような、つながりのゆるさというのもTwitter特徴の1つです。

InstagramやFacebookとの違い

TwitterとInstagramやFacebookとの違いとして、まず、Twitterにはリツイート機能による「拡散力」がある点が挙げられます。Twitterでは、リツイートと呼ばれる機能によって自分の何気ない投稿が全く知らない人のところまで拡散される可能性があり、炎上や個人情報の漏洩の原因となってしまう可能性もあります。

また、Twitterは趣味や興味を通じて全く知らない人とつながりやすいことも特徴です。InstagramやFacebookでは実名ベースで現実の友達とつながることが主流であるのに対し、Twitterではお気に入りのユーザーを自由にフォローすることで、つながりを広げていくことができます。

さらに、リアルタイム性が高いこともTwitterならではの特徴です。FacebookやInstagramの投稿はアルゴリズムによって表示される順序が変わるのに対し、Twitterでは時系列順に表示されます。

TwitterはTwttrという名前のサービスから始まった

2006年3月21日、ジャック・ドーシーが「just setting up my twttr(今Twttrというサービスを立ち上げたよ)」という世界で初めての投稿をおこなったことがTwitterの始まりとされています。もともとは「Twttr」という名前のサービスとして立ち上げられ、その後「Twitter」に改名されました。

Twitterの「いつどこにいても自分の状況を伝えられるサービス」という理念を生んだのは、Twitterの共同開発者の1人であるジャック・ドーシーです。これは、当時のTwitterの発言ボックスの問いかけ「What are you doing(いまなにしてる?)」にも反映されています。

しかし、Twitterは自分の情報の発信というよりも、自分の目の前で起こった出来事や他人の情報などを発信するツールとして用いられるようになりました。これを受け、Twitterのスローガンは「What’s Happening?(いまどうしてる?)」に変更され、現在も幅広いシーンで利用されています。

ビジネスにおけるTwitterの活用例

ビジネスにおけるTwitterの活用例として大きく3つ挙げます。

①企業アカウントの運用です。Twitterで企業アカウントの運用をおこなうことで、ツイートやユーザーとのコミュニケーションを通したブランディングやプロモーションをおこなうことができます。また、ユーザーのツイートから商品に対する意見などを収集し、マーケティングに生かすこともできます。

②Twitter広告の掲載です。Twitter広告では詳細なターゲティングができ、画像や動画を用いた効果的な広告が掲載できるという特徴があります。また、広告のクリックを誘発させるCTAが充実していることも特徴です。

③インフルエンサーマーケティングです。Twitterで大量のフォロワーを持った拡散力の高いインフルエンサーを起用することで、コストを抑えながらマーケティング施策をおこなうことができます。

Twitterで広告も運用できる

Twitterで運用することができる広告をTwitter広告といいます。
Twitter広告は「閲覧」「返信」「リツイート」のような利用者のアクションに応じて課金される方式で、1次拡散のみに課金され、2次拡散以降は非課金であることが特徴です。
広告の種類としては、プロモツイート、プロモアカウント、プロモトレンド、インストリーム動画があり、それぞれ表示される場所や課金対象のアクションが異なります。

Twitter / ツイッターの使用例

「Twitterで新商品についてのツイートをおこなう」

Twitterで新商品のプロモーションをおこなうことで、自分のアカウントのフォロワーに周知できるだけでなく、拡散されればよりたくさんの人に宣伝することができます。

「Twitterの公式アカウントだけでなく、いろいろなSNSでユーザーと接点を持ちたいね」

Twitterでユーザーと密なコミュニケーションを実現することも良いですが、他のInstagramやLINEなどのSNSでもユーザーにアプローチすることで、より親近感を持ってもらえるかもしれません。

「匿名でTwitterをしているからといって何を発言しても言い訳ではないよ」

TwitterはFacebookなどに比べて匿名性の高いウェブサービスですが、完全に匿名ではなく場合によっては個人が特定されることもあるので発言には注意が必要です。

Twitter / ツイッターに関係した気になる話題

2017年、Twitterの国内月間アクティブユーザーは4500万人を突破

2017年、Twitterの日本国内の月間アクティブユーザーは4500万人を突破しました。これは、1位の7600万人のLINEに次いで国内2位の月間利用者を誇るものです。ちなみに、3位はInstagramで3300万人、4位がFacebookで2800万人です。

また、全世界で見ると、月間アクティブアカウント数はTwitterが3億3,300万(2019年4月時点)、facebookが23億8000万人(2019年3月時点)、Instagramが10億人以上(2019年3月時点)です。

Twitter社は「TwitterはSNSではない」と発表している

TwitterはSNSの1つであるという認識が広まっていますが、Twitter社は「TwitterはSNSではない」と発表しています。
Twitter社によると、Twitterはソーシャルネットワークではなく社会的な要素を備えたコミュニケーションネットワークだそうです。Twitterにおける社会的要素はおまけであり、あくまで掲示板やチャットに情報を書き込む機能があるネットワークであると発表しています。


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