IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2019年12月20日

テキストメール

テキストメール

文字だけで構成された一般的なメールのことです。

英字

POINTテキストメールとは

テキストメールとは、文字だけで構成された一般的なメールのことを指します。
文字を入力するだけでメールを作成することができるので、専門的な知識がない方でも簡単に使用することができます。

テキストメールの主なメリットは、受信者の受信環境やメールソフトに依存されにくいため、レイアウトが崩れたり、受信者のメールソフトを気にする必要がないことです。ほかにも迷惑メールとしてセキュリティにはじかれることが少ないことなどが挙げられます。

テキストとは

テキストとは、文字だけで構成された文章のことを指します。このテキストのことを、テキストデータ、又は単に文字列と呼ぶこともあります。
テキストに対して、フォントの色や下線などのレイアウトなどのデータを加えたものはリッチテキストと呼ばれています。

HTMLメールとの違い

メールには2つの形式があります。
文書のみで構成されるテキストメールと文字のサイズや色の設定、画像データなどの情報を貼りつけることができるHTMLメールがあります。

テキストメールはHTMLの知識がない方でも扱いやすいですが、基本的には文字だけで情報を伝えるので、表現の自由度が低いです。
対するHTMLメールはHTMLに関する知識が必要になります。HTMLを使用できるので、メールの文字を装飾したり、画像や写真を挿入したり、背景色を付けたりと、表現力の高いメールが作れるようになります。

テキストメールのメリット・デメリット

テキストメールの主なメリットは、メールを作成する際にHTMLなどの専門的な知識を必要せず、メールを受信をする環境によって文字表示が崩れたりすることがないことです。反対にデメリットは、メールの開封率の取得ができないことなどが挙げられます。受信者がメールを開封して、リンク先をクリックしてくれるかの把握ができないので、メールの広告効果などを測定したい場合には向いていないことがあります。
また、文字情報だけで相手に情報を伝えるので、伝わりやすいようタイトルや文章を工夫する必要があります。

テキストメールとHTMLメールの使い分け方

目的に応じてメールの形式を選ぶ必要があります。
テキストメールは受信者の環境に左右されないので、受信者がどのようなメールソフトを使っているかわからない場合は、テキスト形式で送るとよいでしょう。

HTMLメールは、開封率を計測することができるので、開封率を知って分析する場合(一度メールを開封した興味のある人に送りたい)は使うとよいでしょう。また、実際の商品の写真や動画で視覚的な訴求がしたい際にも適しています。

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テキストメールの使用例

「テキストメールを作成する時は、要点を絞ってください」

テキストメールを作成する時は、文章による表現が重要となります。
文字情報だけで相手に伝えなければいけないので、文章が長くなる場合は要点を絞ったり、目次をつけたり工夫が求められます。文字で装飾するなどの工夫が求められます。

「テキストメールって何のことですか?」

テキストメールは文字だけで構成された一般的なメールのことを指します。
専門的な知識を必要とせず、文字を入力するだけで、メールを作成することができます。

「HTMLメールの方がマーケティング戦略には効果的だと思うよ」

HTMLメールの主な強みは、メールの開封率を計測できることです。
どのようなメールだと開封率が高いのか計測し、今後の戦略にに活かすことができます。

「文字化けするならテキストメールを使ってください」

テキストメールは、受信者の受信環境に左右されないので、文字崩れなどせずにメールを送付することができます。

テキストメールに関係した気になる話題

メルマガはテキストメールの方が良い!?

メルマガは、開封率、クリック数などを計測できるHTMLメールが適していることが多いですが、場合によっては開封率が低下してしまうリスクも含んでいます。画像タグが多用されている場合は、ユーザーの受信設定によっては「商用メール」と判断されてしまい、迷惑メールとして開封されずに捨てられてしまう可能性があります。

結果としてHTMLメールでの開封率が下がり、シンプルなテキストメールのほうが開封率が高くなる場合もあります。安易にHTMLメールが適していると決めつけず、メルマガを配信するターゲットや伝えたい情報などを考慮してメールを配信するとよいでしょう。

マーケティング時はメール配信システムを利用すると便利

メール配信システムとは、ユーザーにメールを自動配信するシステムのことです。
メルマガでは多くの会員にメールを送付することがありますが、手動だと担当者に大きな負担がかかります。メール配信システムを導入することで、担当者の負担も減り、業務の効率化を狙うことができます。

迷惑メールとして扱われないようにするための注意点

①NGキーワードは避ける
 特に件名などには商用的なキーワードは避けるようにしましょう。

②件名、本文の白紙は避ける。
 件名や本文のどちら一方でも白紙だと迷惑メールとして処理される可能性があるので注意しましょう。

③画像の多用は避ける
 画像の多様や画像だけのメールは迷惑メールとして処理される可能性があります。

④URLはなるべく貼らない
 メール本文にURLを記入すると迷惑メールとして処理されることもあるので、本文中には
 URLはなるべく貼らないようにしましょう。

⑤添付ファイルのサイズに注意する
 大きなファイルを添付する場合は、、DropBoxといったサービスを利用すると迷惑メール として処理されにくいです。

一度迷惑メールとして弾かれてしまうと、そこから回復することは難しいので、メールを送る際は注意しましょう。


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