IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2019年12月20日

でぃれくとりとうろく

ディレクトリ登録

大手サイトからのリンクによるアクセス数の増加を目的とし、YahooやGoogleなどのポータルサイトのカテゴリに登録をすること

POINTディレクトリ登録とは

ディレクトリ登録は、YahooやGoogleなどのポータルサイトのカテゴリに登録をすることです。ディレクトリ登録する主な目的は、大手サイトからのリンクによってアクセス数の増加を狙うことです。

また、Yahoo!やGoogleなどの知名度の高いサイトのカテゴリに登録すると、ユーザーからのサイトへの信頼性の向上も見込むことができる可能性もあります。知名度の高い大手サイトへの登録は厳しい審査があり、審査を通過した品質の高いものが多く掲載されていることがあります。

しかし、現在では多くの大手ポータルサイトのディレクトリサービスはほとんど終了してしまい、ディレクトリ登録の需要が下がってきている傾向にあります。

以前有名だったディレクトリサービスについて

有名なディレクトリサービスには、Yahoo!ビジネスエクスプレスやクロスレコメンド、Google Directory、Jエントリー、産経ディレクトリなどがありました。

しかし、2013年にGoogleが国内のディレクトリサービスをおこなっているサイトに対して警告とペナルティをおこなった影響で、2015年までに有名なディレクトリサービスはほとんど終了してしまいました。
有名なサービスは終了してしまいましたが、現在では新しいディレクトリサービスもいくつか誕生しており、サービス自体はまだなくなってはいないです。

ディレクトリ登録を行う費用(2012年代)

ディレクトリサービスが多かった2012年ではディレクトリ登録の審査料の相場は、おおよそ4~10万円ほどでした。現在は有名なディレクトリサービスは終了してしまったものが多く、費用の相場は不明です。

ディレクトリ登録は、更新にコストはかからず一度の費用で掲載することできるものが多いと言われています。

現在のディレクトリ登録に直接的なSEO効果はない

ディレクトリ登録をしても現在はSEO効果は期待できません。

以前は大手サイトに登録することでSEO効果を見込むことができましたが、Googleが国内のディレクトリサイトに対して警告とペナルティをおこない、現在はYahoo!エクスプレスなど多くのディレクトリ登録サービスは終了になりました。
ディレクトリ登録が有料リンクの購入であるとGoogleに判断されることがあり、結果的に検索順位を落としてしまう可能性もあります。

こういった理由からディレクトリ登録によるSEOは効果的でないとされています。

ペナルティを受けるリスクについて

ディレクトリ登録をしたことによって、Googleからペナルティを受けることがあります。
ディレクトリ登録が「有料リンクの購入」であるとGoogleに判断された場合、何らかのペナルティが課されることがあります。

ディレクトリ登録を行うと必ずしもペナルティに該当するというわけではありませんが、リスクを伴うということは理解しておく必要があります。

ポータルサイトとは

ポータルサイトとは、インターネット上の様々なページの入り口となるWebサイトのことです。ポータルサイトにあるリンクから様々なサイトを訪れることができます。
代表的なポータルサイトには、Google、Yahoo!、livedoor、Excite、Bingなどがあります。

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ディレクトリ登録の使用例

「ディレクトリ登録ってあまりメリットなくないですか?」

以前は大手サイトからのSEO効果を目的とする場合がありましたが、Googleからの警告以降は大手ディレクトリサイトが終了してしまいました。ディレクトリ登録が有料リンクの購入とGoogleに判断されてしまうと、ペナルティを受ける原因となってしまう可能性があります。

「集客率を増加させるためにディレクトリ登録をしよう」

現在は以前ほどのアクセス数の獲得は期待できません。

「ディレクトリ登録には、審査料がかかるものがあります」

ディレクトリ登録には、審査料がかかるものがありますが、登録後は費用はかからないことが特徴です。

「大手のディレクトリサービスはほとんど終了してますね」

Googleからの規制が厳しくなり、大手のディレクトリサービスはほとんど終了してしまいました。

ディレクトリ登録に関係した気になる話題

Googleはリンクを購入することを嫌っている

Googleのガイドラインでは、リンクの購入を禁止しています。Googleガイドラインに違反した行為をおこなった場合には、ペナルティが課せられます。

ディレクトリ登録は有料リンクを購入しているのと同じとも言えるので、もしリンク購入を希望する場合は、これらのデメリットも考慮して検討をする必要があるでしょう。

「Yahoo!カテゴリ」サービスが2018年に終了

「Yahoo!カテゴリ」とはヤフージャパンが運営していた「厳選リンク集」のことです。ヤフーカテゴリに登録されることは信頼できるサイトの証明であり、SEOにも強い影響力がありました。

しかし、有料の被リンクサービスに対して、Googleからの規制が厳しくなり、Yahoo!カテゴリの登録効果は年々減少していきました。こうした背景からYahoo!カテゴリの終了が決定されたのだと言われています。

世界最大のディレクトリ登録サービスのDMOZも2017年に終了

DMOZは、SEOに効果的で無料登録ができるとして、注目を集めたディレクトリサービスです。世界中のエディターと呼ばれるボランティアの人達によって、運営されていました。ここでリンク登録してもらうには厳しい審査が必要で、もし登録が可能になるとDOMZの被リンクがもらえて、SEOに繋がる大きメリットがありました。

「Yahoo!カテゴリ」と同じく、ディレクトリ登録のメリットが薄れてきた影響もあり2017年にサービスは終了しました。


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