IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月10日

めるまが

メルマガ

企業やホームページの運営者から複数の購読希望者に対し、電子メールとして一斉配信される情報提供サービスのこと

別名
英字

POINTメルマガとは

メルマガとは「メールマガジン」の略で、企業やホームページの運営者から複数の購読希望者に対し、電子メールとして一斉配信される情報提供サービスのことです。ユーザーは購読したいメールマガジンの発行元に自分のメールアドレスを登録することで、メールマガジンを受信できるようになります。

メルマガには、文字のみで構成されるテキスト形式と、画像を入れた様々なレイアウトが可能なHTML形式の2種類があります。HTML形式では開封率の計測などにより、メルマガ配信の効果を測定することができます。

メルマガを配信する主な目的

メルマガを配信する目的としては、主に「販売促進」「教育や啓蒙」「ファンの育成」の3つが挙げられます。

①販売促進
メルマガの目的の1つに、「販売促進」が挙げられます。販売促進を目的としたメルマガの多くは、企業によるキャンペーン情報の告知や関連商品の紹介で、見込み顧客や既存顧客に対してアプローチするために配信されています。

②教育や啓蒙
また、「教育や啓蒙」も目的の1つです。コラムや読みものコンテンツを配信することで、知識やノウハウの提供をおこなうというものです。

③ファンの育成
最後に「ファンの育成」が挙げられます。購入した商品やサービスに関する情報を提供することによって、既存顧客のファン化・ロイヤル化を目指します。それにより、利用継続や利用頻度の向上を促進することが狙いです。

メルマガのメリット

メルマガを配信する主なメリットの1つに、「コストが安い」ことが挙げられます。メルマガは無料で配信することも可能ですが、テレビCMや新聞の広告欄などは高い費用がかかります。テレビCMの場合、放映費と制作費あわせて100万円以上かかることもあるからです。これに対しメルマガは、有料の配信スタンドでも月額2000円ほどから登録できるサービスがあります。
また、顧客に対してダイレクトにアプローチできるのもメリットの1つです。配信者側から能動的に情報を発信することで、ユーザーに商品やサービスをアピールすることができます。

一方、メルマガの配信頻度や内容によっては、購読を解除されてしまう可能性もあります。また、メルマガ配信の効果はすぐに出るとは限りません。すぐに効果を出したい場合は、別の手法を検討した方が良いかもしれません。

メルマガの配信方法

メルマガの配信方法としては、「メルマガ配信システム」を利用する方法が一般的です。手動で配信することもできますが、多くの場合でこのサービスを利用しています。
「メルマガ配信システム」とは、メルマガ配信を想定して開発されたサービスのことで、配信先のメールアドレス管理やメルマガのテンプレート作成、リンクのクリック数のカウントなど、様々な機能が備わっています。
他にも代表的な方法として、「Microsoft ExcelとOutlookを利用する」「GoogleスプレッドシートとGoogleドキュメントを利用する」「BBC配信」といった方法が挙げられます。

メルマガ配信における主な注意点

メルマガを配信する際は、主に「押し売りにならないようにすること」「効果が表れるまでに時間がかかること」「法律に抵触しないようにすること」の3点に注意する必要があります。

①「押し売り」にならないよう注意する
配信する頻度が高すぎたり、ユーザーニーズにあわない内容のメルマガは、購読解除につながる可能性があります。

②効果が表れるまでに時間がかかる
メルマガを読んだ人がすぐに商品やサービスを購入するとは限りません。継続して配信し続けることで、徐々に効果が出てきます。

③法律に抵触しないよう気をつける
メルマガを配信する際は「特定電子メール法」に注意しましょう。禁止事項が定められているので、配信する前に確認が必要です。

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メルマガの使用例

「我が社でもメルマガを配信しよう」

メルマガは顧客に対して積極的にアプローチをする「プッシュ型」のマーケティング手法です。企業はメルマガの配信により、顧客に対して商品やサービスの情報を提供することができます。

「メルマガスタンドを利用しよう」

メルマガスタンドとはメルマガ配信システムのことです。無料のものと有料のものがあるので、目的に応じて利用すると良いでしょう。

「パソコンの新しいバージョンが更新されたから、利用者にメルマガを配信しよう」

ファン化やロイヤル化を目的とした、商品やサービスを購入した既存顧客に対するメルマガ配信も有効です。

「新しいキャンペーン情報をやるから、メルマガで告知しておこう」

メルマガ配信の目的の1つに、イベントの告知や商品情報の提供による販売促進が挙げられます。

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主なメルマガの書き方

メルマガには様々な書き方がありますが、その一例として以下の手順が挙げられます。

①配信先を設定する
商品やサービスのターゲットにあわせて、メルマガの配信先を設定します。

②タイトルを考える
メルマガを開封してもらうためには、タイトルが重要となります。タイトルに工夫を加えることで、メルマガの開封率は大きく変わります。

③メルマガ全体の構成を考え、書く
基本的にメルマガは、「ヘッダー」「リード文」「本文」「フッター」から構成されています。ヘッダーには配信元の名称やロゴが入れられることが多いです。リード文では読者に対する挨拶や、本文への誘導文を書きます。本文では伝えたい内容を、わかりやすく簡潔に書くことが重要です。フッターには、配信元の情報やお問い合わせフォームの案内、購読解除ファームの案内などが書かれることが多いです。

メルマガ配信のコツ

効果的なメルマガを配信するためには、主に「タイトル」「本文」「配信時間」が重要となります。

①タイトル
第一に、興味を引くようなタイトルを設定することが挙げられます。たとえば、読者に対して質問を投げかけるようなタイトルや、ベネフィットを提示するタイトルは効果的です。他にも「重要」などのワードを入れたり、話題性のある最新情報を取り入れるのも手法の1つです。

②本文
ユーザー視点に立った本文作りも重要となります。1通のメールには1つに内容に絞り、わかりやすく簡潔にまとめることや、コンテンツの質を高めることによって、ユーザー視点に立った本文にすることができます。

③配信時間
配信時間にもこだわりましょう。メルマガの配信時間を設定する際は、ターゲットとする読者の生活スタイルを想像することが重要です。ターゲットによって、メールを開封しやすい時間帯は異なるからです。


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