IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月10日

おぷとあうと

オプトアウト / Opt out

事前にユーザーの許可を取ることなくメール配信や個人情報の利用などがおこなわれ、それらをユーザーの意思の基づいて拒否する仕組みのこと

英字

POINTオプトアウト / Opt outとは

オプトアウトとは、事前にユーザーの許可を取ることなくメール配信や個人情報の利用などがおこなわれ、それらをユーザーの意思の基づいて拒否する仕組みのことです。オプトアウト方式では、メール配信や個人情報の利用などは原則自由とされています。
英語の「opt out(脱退する)」が語源で、メールの受信拒否や個人情報の利用を拒否した場合にのみ、メール配信や個人情報の利用が停止されます。

オプトアウト・メールとは

コーポレートサイトの目的は主に2つあります。

オプトアウト・メールとは、事前にユーザーの許可を取ることなく配信されるメールのことで、企業がリスト化しているメールアドレスすべてに送信している場合が多いです。受信を拒否したい場合は、配信停止の手続きをおこなうことでメールの受信を拒否することができます。
現在、特定電子メール法と特定商取引法により、事前許可なくオプトアウト・メールを送信することは法律で禁止されています。

オプトアウトメールの配信におけるルール

メール配信によって商品やサービスの宣伝を行う場合、配信停止ができることとその手続き方法、送信者の氏名や住所などの情報を明記する必要があります。それに加え、苦情や問い合わせ先として電話番号やメールアドレス、サイトのURLなども表示しましょう。
これらをきちんと明記しないと、ユーザーからの信頼低下を招く危険性があります。

個人情報に関するオプトアウト

個人情報保護法では、個人情報の第三者提供には本人の同意が必要だと定められています。しかし、以下の4つの項目を本人に通知または容易に知り得る状態にしておく場合に限り、本人の同意なしで第三者提供をおこなうことが可能です。これを「オプトアウト方式」といいます。

 ①第三者への提供を利用目的とすること
 ②第三者に提供される個人データの項目
 ③第三者への提供の手段または方法
 ④本人の求めに応じて第三者への提供を停止すること

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オプトアウト / Opt outの使用例

「このメールはオプトアウトしよう」

メール配信が迷惑だと感じた場合、手続きをおこなうことで配信拒否をすることが可能です。メールによって手続き方法は異なるので注意が必要です。

「個人情報は重要だからオプトアウトしよう」

基本的に個人情報の第三者提供は禁止されていますが、オプトアウト方式の場合はユーザー自ら拒否する必要があります。

「オプトアウト・メールの配信は迷惑がられるからやめよう」

ユーザーにとって興味のない内容だったり、配信回数が多すぎるとユーザーに迷惑がられて、かえって逆効果になる可能性があります。配信する内容や頻度には注意しましょう。

オプトアウト / Opt outに関係した気になる話題

オプトインとは

オプトインとは、メールや広告を配信する際、事前にユーザーの許可を求める仕組みのことです。英語の「opt in=選択する」が語源で、ユーザーはメールアドレス登録時にメール配信の受信または受信拒否を選択することができます。
オプトインの場合、ユーザーは事前にメールの受信を許諾していることになります。そのため、商品やサービスに関心を抱いている可能性が高く、高いコンバージョンを期待することができます。

オプトアウト式メルマガは禁止されている

平成20年12月1日、別名「迷惑メール対策法」と呼ばれる特定電子メール法の改正案が施行され、従来のオプトアウト方式からオプトイン方式に変更されました。その結果、オプトアウト・メールによる広告宣伝は禁止されました。


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