IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年10月2日

ばなー

バナー

Webサイト上にあるリンク付き画像のこと

英字

POINTバナーとは

英語のbannerには「旗、横断幕」という意味があります。もともとWebサイトに表示されている広告や画像には横長の形が多くありました。その広告が宣伝用の垂れ幕を連想させることから、Webサイト上にあるリンク付き画像のことを「バナー」と呼ぶようになりました。今では「バナー広告」という言葉が広く知られ、「バナー」だけでも「バナー広告」のことを指すことが多いです。

バナーの種類

サイト用バナーと広告用バナーの2種類があります。

①サイト用バナー

サイトを見やすさやわかりやすさのために使用されます。サイトの指標となるため、ユーザーの求めている情報をすぐに見つけやすくさせる効果があります。

②広告用バナー

企業や製品を紹介するために使われます。広告の表示回数やクリック数によって報酬が発生したり、商品がユーザーに購入されたりすることで成果報酬が得られるものがあります。「バナー」という言葉は、主にこの「広告用バナー」を指すものとして使われます。

バナーのサイズ

以前は300×250サイズが主流でしたが、近年ではバナーのサイズは様々です。自分のサイトのバナーであれば自由にサイズを決めることが可能です。しかし、他人のサイトに載せる場合はサイズが規定されていることが多いです。

ユーザーとしてのメリットは「ページが素早く表示される」ことです。同じページにアクセスするたびに時間がかかっていては、ユーザーにとって大きなストレスになります。キャッシュによって待機時間のストレスを緩和することができます。

バナーの作成方法

バナーを作成する方法には自分で作成する方法と、外部に委託する方法があります。

①自分で作成する方法

バナー作成専用ツールを使用する方法があります。有料のものだと「バナープラス」や「ボタンメーカープロ」が有名で、初心者でも簡単に作成することが可能です。無料のものだと「Canva」や「PIXLR EDITOR」が有名です。
また、「Power Point」や「Excel」でも作成することができます。

②外部に委託する方法

バナー作成を委託するには企業ごとにサービス内容が異なるため、自社でどこまで委託するかを考慮する必要があります。

バナー広告のメリット

画像や動画、アニメーションを使用することで視覚に訴え、文字のみの広告よりもわかりやすいイメージを伝えることができます。そしてバナー広告の特性上、クリックするだけで容易に他のWebサイトに移動することが可能です。
また、ユーザーがバナー広告をクリックしない場合でも、多くの人の目に触れる機会が増えるため、認知度を上げる効果があります。

バナー広告のデメリット

他のインターネット広告と比較するとバナー広告は高額です。バナー広告は自社サービスのターゲットでないユーザーにも表示されるため、認知度の向上を見込むことはできますが成果に結びつくことが少なく、適切に運用しないと広告費が無駄になってしまうこともあります。

バナーの使用例

バナー広告で見かけた漫画の続きが気になった

最近では漫画のバナー広告が増えています。アニメーションを駆使することで、狭いWebサイト上の範囲内でも、漫画の中の幾つかのシーンを見せる事が出来ます。バナー広告は漫画との相性が良く、多くのユーザーの興味を引くことができるのかもしれません。

バナーを取り入れてユーザーが使いやすいサイトを作ろう

バナーは広告だけでなく、ユーザーが使いやすいサイトを構築するために設置されることもあります。サイト用バナーはこのような案内用のバナーだけでなく、サイト内でユーザーに遷移して欲しいページを効果的に示す用途で使われることもあります。

素敵なデザインのバナーだったから思わずクリックしてしまったよ

バナーは文字や画像、動画を効果的に活用することで、ユーザーのクリックを促すことができます。

バナーに関係した気になる話題

バナー広告の歴史

世界初のバナー広告は電話会社AT&Tが1994年10月にWeb雑誌HotWiredに掲載したものだと言われています。その後、様々な企業がバナー広告を取り入れ、広まっていきました。当時はサイズ規定があったためほとんどが横長の形でしたが、現在では、横長だけでなく正方形や縦長といった形のものも見られるようになりました。また、静止画だけでなくアニメーションのバナーも増えています。

バナー広告とよく似た広告「ディスプレイ広告」とは

Webサイトやアプリ上に表示される広告を指します。「ディスプレイ広告」に使用されるものとして、画像・テキスト・動画が一般的です。

バナー広告は「ディスプレイ広告」の一種です。「ディスプレイ広告」はバナー画像を表示させることが多かったので、バナー広告として使われるようになりました。


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