IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2019年12月23日

きゃんぺーん

キャンペーン

ある一定の期間において、広告宣伝や販売促進などを目的として行う活動

英字

POINTキャンペーンとは

キャンペーンとは、広義的にはある目的を持って大衆向けに組織的に行う活動のことをいいます。例えば、選挙運動や社会的な活動などが含まれます。
特に、マーケティング分野でキャンペーンという場合には、ある一定の期間において、広告宣伝や販売促進などを目的として行う活動のことをいいます。キャンペーンを行うことで、売上拡大だけでなく商品の認知度の上昇や新規顧客の獲得につながります。今まではテレビCMや実店舗でのキャンペーン展開が主流でしたが、最近ではウェブでのキャンペーンも増え、例えば、SNSを利用したキャンペーンなども増えています。

キャンペーンを行うメリット

キャンペーンを行うメリットとして、商品の認知度を上げることができるというメリットがあります。キャンペーンは、普段その商品を買わない人にも周知し、その商品を知るきっかけを作ることができます。そこで買ってもらうことができれば、新規顧客が獲得でき売上拡大も見込めます。また、適切なイメージやアイディアを用いてキャンペーンを実施することで、企業のブランドイメージの確立することができるというメリットもあります。キャンペーンを行う際には、企業のイメージにあったモデルの起用やCMの仕方が求められます。

キャンペーンから購買活動に繋がる理由

キャンペーンから購買活動に繋がる理由は大きく2つあります。
1つ目は、キャンペーンによって商品の認知度を上げることができるからです。多くの人に商品を知ってもらうことで、商品を買ってもらいやすくなります。
2つ目は、消費者から企業のブランドとして好感を抱いてもらえるからです。企業のブランドイメージが向上すれば、消費者が他社と商品を比較した際に自社の商品を選択してもらえる可能性が高くなります。

広告キャンペーンとは

広告キャンペーンとは、サービスの認知度を向上することを目的とした、大衆向けに行うキャンペーンのことをいいます。キャンペーンの対象を絞らず、複数のメディアを用いてある訴求したい広告メッセージを売り出すことが多いのが特徴です。もうすでに多くのファンを抱えブランドイメージが確立されている場合は販売促進のキャンペーンが効果的ですが、そうでない場合は、まず広告キャンペーンなどを用いて認知度を高めたほうが良い場合があります。広告キャンペーンには好感度が上がるようなモデルや著名人を起用したCMを作ったり、口コミなどを用いて人から人に広めてもらったりします。

販促キャンペーンとは

販促キャンペーンとは、商品の認知度向上、新規顧客獲得などを通して商品の売上拡大を目的とした、購買促進活動のことです。多くの商品の中から自社の商品を購入してもらうために、キャンペーンを通じてその商品を購入するきかっけを作るのが特徴です。例えば、SNSのハッシュタグを利用したユーザーが気軽に参加できるようなキャンペーンや、一定数の商品を購入するとプレゼントがもらえるといった懸賞企画系のキャンペーンがあります。

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キャンペーンの使用例

1キャンペーンを行なって集客しよう

キャンペーンを行い、実店舗の来客数を増やそうとするキャンペーンもあります。オンラインでの実店舗で使えるクーポンを配布することも集客効果が見込めます。

2ポイント2倍キャンペーン実施中ですよ

商品を購入するときに得られるポイントが、キャンペーン期間中は通常の2倍になるというキャンペーンです。いつもより購入単価が上がることにつながります。

3新商品を売り出すキャンペーンを考えよう

新商品の認知度を高めるために、キャンペーンを実施する場合もあります。新商品のお試し版を無料で配布したり、発売当初は少し安い値段で売り出したりすることもあります。

4キャンペーンを告知しよう

キャンペーンを多くの人に知ってもらわなければ、キャンペーンによる効果を得ることは難しいです。キャンペーンの告知は、テレビCMやチラシ、SNSなど様々な物を用いて行います。

5webキャンペーンを行おう

インターネットの普及により、近年webと連携したキャンペーンも増えました。デジタルインセンティブを用いたキャンペーンなどよく見かけられるようになりました。

キャンペーンに関係した気になる話題

キャンペーンを行うときのポイント

キャンペーンを行う場合、いくつかポイントがあります。まず、準備段階で目標・目的を設定するべきです。目的や目標がなければ、ただ懸賞などをバラまいただけになってしまいます。また、キャンペーンを実施していく上で、費用対効果を分析することもポイントです。最初に決めた目的・目標が達成されているかどうか分析し、より効果の高いキャンペーンの実施につなげることが大切です。

キャンペーンを行うときの注意点

キャンペーンの本来の目的から逸れないように行うことが必要です。
例えば、主な事例として「値引きキャンペーン」があります。値引きキャンペーンは値引きすることでお得感を売り出し商品の認知度を高めたり、シーズン商品の場合は在庫をしょりできたりします。しかし、値引きすることで売上は下がり、何度も値引きキャンペーンをすればお得感が薄れて通常の値段で買ってくれなくなるというデメリットがあります。むやみにキャンペーンを適用することは経営の圧迫につながるため、キャンペーンの目的を明確にしながらキャンペーン後も利益を見込めるキャンペーンを実施することが大切です。

キャンペーンの事例(伊藤園:デジタルインセンティブと連携し、応募者数増加を実現)

成功したキャンペーンの事例の1つとして、伊藤園の「もっと違いを感じて」キャンペーンがあります。このキャンペーンでは、顧客が対象商品を購入しその商品のシリアル番号をwebサイトに入力することで、欲しい商品がもらえるかもしれないゲームに挑戦できるというキャンペーンです。パソコンやスマートフォンなどを用いてその場でゲームに挑戦でき、デジタルインセンティブと連携することで応募者数増加を実現し、約2ヶ月間好評のうちに終了しました。


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