POINT参照サイトとは

参照サイトとは、Webサイトのリンクをクリックして別のWebサイトに移動したときの、流入元となったWebサイトのことです。「リファラー」、「参照トラフィック」とも呼ばれます。Googleアナリティクスの『参照サイト』を使って、解析対象のWebサイトのリンクを貼り付けている外部サイトを表示し、ユーザーの訪問元を分析をすることができます。参照サイトの獲得は、アクセス数の増加や上位表示といった効果をもたらします。

参照サイトの影響力

参照サイトの影響力は非常に大きく、Webサイトを運営する上で、参照サイトの数を増やすことは重要となります。外部サイトにリンクを貼ってもらい、参照サイトが増えることで「アクセス数の増加」と「SEO効果」を期待できるからです。
参照サイトの増加は、サイトの間口の拡大に繋がります。外部サイトの集客力にもよりますが、間口が広がるとその分アクセス数も増加します。また外部リンクはサイト評価の1つの指標となるため、サイトの評価の向上も期待できます。その結果、上位表示されやすくなり、SEO効果も期待できます。

参照サイトの確認方法

まずGoogleアナリティクスにアクセスし、サイドメニューから「集客」を開きます。次に「すべてのトラフィック」をクリックし、さらにその下にある「参照元/メディア」をクリックすると、画面右側に解析結果の表が表示されます。参照サイトに関する情報は、この表の一番左の欄に表示されます。この欄の左側に書かれているWebサイトが、参照サイトとなります。例えば「google/organic」と書かれていた場合、左側に書かれている「google」が参照サイトとなります。

アナリティクスで確認する時の注意点

アナリティクスで参照サイトを確認する際、リファラースパムに注意する必要があります。リファラースパムとは、参照元（リファラー）を利用したスパム行為です。リファラースパムは、参照元として様々なドメインを表示して、Webサイトの解析者にアクセスさせることを目的としています。参照元として表示されるWebサイトは実体がなく、安易にアクセスするとウイルスに感染する恐れもあります。

参照元とメディアの違い

参照元とは、訪問者の流入元となったメディアのことで、GoogleやYahoo!などの検索エンジンや、FacebookやTwitterなどのSNSがこれにあたります。一方でメディアとは、流入する際に通った媒体・手段のことを指します。具体的には、検索結果や広告、メールなどが挙げられます。
参照元とメディアは、Googleアナリティクスの「参照元/メディア」の欄で確認することができます。左側が参照元、右側がメディアを示しています。「google/organic」と書かれていた場合、「google」が参照元、「organic」がメディアとなります。

参照サイトに関係した気になる話題

メディアの種類

メディアには主に「organic」「referral」「cpc,cpm」「none」「social」の5つの種類があります。「organic」はGoogleやYahoo!など、検索エンジンからの流入を指します。また「referral」はリンクからの流入のことで、参照サイトとして外部サイトが表示されることがあります。「cpc,cpm」は有料広告からの流入を指し、「none」は流入元が不明な場合に表示されます。メールやブックマークなど直接アクセスの場合が多く、この場合は参照元が「direct」となります。FacebookやTwitterなどのSNSは「social」と表示されます。

チャネルとは

「チャネル」とは、「参照元」と「メディア」を一定のルールに基づいて分類する分析軸のことです。Googleアナリティクスでは、サイドメニューの「集客」配下の「サマリー」をクリックすると、チャネルを確認することができます。チャネルでは、検索や広告、外部サイトなど、流入経路の別の情報を得ることができます。チャネルはデフォルトの設定で10種類あり、特定の参照元とメディアの値を元に作成されます。