IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2019年12月23日

いんすとりーむこうこく

インストリーム広告

動画サイトで配信される広告

英字

POINTインストリーム広告とは

インストリーム動画広告とは、動画広告の一種でYouTubeなどの動画サイトで配信される広告です。特徴としては、従来のバナー広告よりも大画面で表示できること、映像や音楽、文字によって視聴者に効果的に訴求できることがあります。インストリーム広告は大きく配信されるタイミングによって、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告の3種類があります。

インストリーム広告のメリットデメリット

メリットは、映像や音楽、テキストなど多くの情報を伝えることができるので、視聴者に効果的に魅力をアピールすることができることが挙げられます。また、インストリーム広告の一般的な課金制度によって、費用対効果が高くなることも挙げられます。デメリットは、動画のクリエイティビティが低く、ユーザーの関心を引けない場合は、動画を最後まで見てもられないことが挙げられます。加えて、ユーザーにストレスを与えることによってマイナスイメージを持たれるなど、逆効果になってしまうこともあります。

インストリーム広告が配信されるタイミング

インストリーム広告が配信されるタイミングは、動画本編の前と動画本編中と、動画本編後です。それぞれを、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告と呼びます。
インストリーム型が出てきた頃は、プリロールが多かったのですが、現在では動画の視聴中・視聴後に流れる広告も増えてきています。しかし、一般的に動画サイトの動画広告の約8割はプレロール広告と言われているので、プレロール広告が現在もインストリーム広告の中で主流となっています。

スキッパブルとノンスキッパブルとバンパー広告

スキッパブル広告とは、1分30秒〜数分の尺と長めになって、数秒後に視聴選択ができる広告です。多くは5秒経過後にスキップが可能です。
ノンスキッパブル広告は、多くがTVCM(15秒)と同じ尺で視聴者はスキップすることができません。最後まで広告を視聴してもらえる一方で、ユーザビリティの低下が懸念されています。
バンパー広告とは、最長6秒間の尺でスキップが不可能な動画広告です。6秒間で魅力を伝えなければならず、クリエイターの力量が求められるフォーマットとされています。 Googleはバンパー広告を「動画広告の俳句」と表現しています。

課金種類

インストリーム広告の課金方式は、CPV(広告視聴)方式が多いです。なぜなら、動画広告においては視聴してもらうことが重要であるので、従来のCPCやCOMではなく。CPVが採用されています。CPVの特徴は、広告投資のリスクを抑えることができることが挙げられます。例えば、YouTubeのTrue View動画広告は、完全視聴単価方式が採用されており、広告がスキップされたり、途中でブラウザを閉じた場合は課金されないので、費用対効果が良いと言えます。

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インストリーム広告の使用例

インストリーム広告を配信するタイミングによる離脱率の違い

インストリーム広告を配信するタイミングによって離脱率は変化します。プレロール広告は、動画の再生前に配信されるため離脱率は低いと言われています。
ミッドロール広告も、動画の途中で広告を入れるので、視聴者は動画の続きが気になり、結果離脱率が低いと言われています。
一般的にポルトロール広告がインストリーム広告の中で離脱率が高いとされています。なぜなら、本編が終わった後に配信されるため、本編に関連している、もしくはよほど興味がわくような内容でなければ視聴者はページを離れてしまうからです。

インストリーム広告とインリード広告の違い

インストリーム広告とインリード広告の違いは、最も大きな違いは掲載場所の違いと言えます。
インストリーム広告は、動画の中で広告を配信するフォーマットです。
一方で、インリード広告はアウトストリーム広告の一種なので、アプリ内やSNS等、動画の外で配信されるフォーマットとなっています。
よって、インストリーム広告とアウトストリーム広告の違いは、広告配信をする場所と言えます。
また、インリード広告は音声がOFF・インストリームは音声がONといった違いもあります。

True Viewではミッドロール広告はどんな動画にも入れることはできますか?

True Viewではミッドロール広告は10分以上の動画にしか入れることはできません。また、ポストロール広告も10分以上の動画にしか入れることができません。一方で、プレロール広告には制限はありません。広告を入れるために動画が10分以上になるように編集する人も多くいます。

インストリーム広告を最後まで見る人は少ないですか?

インストリーム広告を最後まで見る人は増加傾向にあると言われています。ある調査では、動画を最後まで見たことがある人は増加しており、また広告がスキップできる物であればいいと思うと回答している人のうち、毎回スキップしている人は減少していることがわかりました。よって、現状インストリーム広告に興味を持つ人の割合は増加していると言えます。

インストリーム広告に関係した気になる話題

インストリーム広告とアウトストリーム広告

インストリーム広告は、動画の中で広告を配信するフォーマットです。
一方で、アウトストリーム広告とは、アプリ内やSNS等、動画の外で配信されるフォーマットとなっています。アウトストリーム広告の例としては、インバナー広告インリード広告が挙げられます。
よって、インストリーム広告とアウトストリーム広告の違いは、広告配信をする場所と言えます。


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