IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月11日

どうがこうこく

動画広告

動画を活用した広告フォーマット

別名
英字

POINT動画広告とは

動画広告とは動画を活用したフォーマットです。テキスト広告や静止画の広告と比べると、映像や音声、文字を使ってさらに大画面で商品やサービスの魅力を伝えることができるので、ユーザーに多くの情報を伝えることができるという特徴があります。

動画広告はインストリーム広告とインバナー広告、インリード広告の3種類があります。現在、ネット広告の中でも動画広告市場は年々増加傾向にあります。

動画広告のメリット

動画広告のメリットは3つあります。
①印象に残りやすいことです。なぜなら、静止画に比べて視界に入りやすいことが挙げられます。
②情報量が多いことです。なぜなら、テキストに比べて視覚的に情報を伝えることもできるからです。
③拡散されやすいことです。消費者が商品を気に入ってくれることによって動画が拡散され、一気に広がる可能性もあります。

動画広告のデメリット

動画広告のデメリットは2つあります。
①ノウハウが必要なことが挙げられます。なぜなら、前提として動画広告は興味を持ってもらわないと視聴されないので、興味を持ってもらえるような内容を作る必要があるからです。
②費用や時間がかかることです。動画のクオリティを高めるためには時間や費用が必要であり、質の低い動画広告はユーザーに興味をもってもらいづらいです。よって、ある程度の時間と費用が必要になります。

動画広告市場が増加している背景

動画広告市場が増加している背景は大きく二つあります。
①動画コンテンツの接する機会が増えたことが挙げられます。、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスの普及により、多くの人がインターネットに接続し動画を視聴できるようになったことがあります。それに伴い、消費者個人が情報を調べる機会が増えたことや動画コンテンツが充実していることによる。
②通信環境の向上が挙げられます。具体的には視聴者は容量の大きい動画でも早く、良い画質で視聴することができ、広告提供側も早く良い画質で提供でいるようになったことが挙げられます。

インストリーム動画広告

インストリーム動画広告とは、動画広告の一種でYouTubeなどの動画サイトで配信される広告です。特徴としては、従来のバナー広告よりも大画面で表示できること、映像や音楽、文字によって視聴者に効果的に訴求できることがあります。
インストリーム広告は大きく配信されるタイミングによって、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告の3種類があります。

インバナー広告

インバナー広告とは、アウトストリーム広告の一種でバナー広告枠の中に流れる広告です。インディスプレイ広告とも呼ばれます。特徴は、音声はデフォルトでオフであることや通常のディスプレイ広告枠に配信される動画形式の広告であること、DSPなどを経由して動画サイト以外の広告枠にも動画広告を配信できるという特徴があります。
また、ディスプレイ広告枠に配信される特徴から、ディスプレイ広告の一種でもあります。

インリード動画広告

インリード広告とは、アウトストリーム広告の一種であり、メインコンテンツとメインコンテンツの間や下に配信される広告です。スマートフォンの普及により生まれた動画広告の配信方法と言われています。
特徴としては、画面に表示されてから動画の再生が始まることです。これにより、ユーザーがメインコンテンツを楽しんでいる中で広告を入れることができるので、認識率を高めることができます。

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動画広告の使用例

「初めて動画広告を出すんですけどどの動画広告が一番おすすめですか」

初めての動画広告はインストリーム広告がおすすめとされています。理由はインストリーム広告の2つの特徴が挙げられます。
①動画というコンテンツの再生中に広告を流せるため、多くのユーザーに訴求できること。
②訴求ユーザーにとって気になる広告に対するCTAが高いからです。

「動画広告はいいと思うが、費用がかかりそうだな」

動画広告制作については費用をかけずに動画を作成することはできますが、費用をかけた方がよいといえます。なぜなら、ユーザーの興味を引く動画でなければ視聴されないからです。場合によっては、数十万〜数百万かかることもあります。一方で、動画広告の運用費用は単価が安いといわれています。例えば、YouTubeであれば最低単価は3~20円とされています。

「動画広告は全体の広告プランの中でどんな役割があるんだい」

一般的に動画広告は潜在層をターゲットとした広告手法といわれています。よって全体としては、動画広告で潜在層にアプローチし、リスティング広告などで顕在層にアプローチし、リターゲティング広告で顧客層にアプローチすると行った流れが考えられます。よって、よりターゲット層の裾野を広げていく段階で効果的な手段といえます。

動画広告に関係した気になる話題

インストリーム広告とインバナー広告の違い

インストリーム広告はYouTubeなどの動画サイトの動画内で再生される広告です。
一方で、インバナー広告は動画の外に掲載される広告となっています。
よって、インストリーム広告とバナー広告の違いは、広告が出稿される場所と言えます。
また、インバナー広告はインストリーム広告と逆の意味を持つアウトストリーム広告の一種と言えます。

インバナー動画広告とインリードの違い

インリード広告とインバナー動画広告の違いは動画再生のタイミングの違いです。
インバナー動画広告は画面に動画広告が表示されていなくても動画が再生されるため。必ずしも最初から見ることになるとは限りません。
一方でインリード広告は動画広告が表示された際に動画が再生がスタートする、ユーザーに初めから動画を見せることができます。

インストリーム広告とインリード広告の違い

インストリーム広告とインリード広告の違いは、最も大きな違いは掲載場所の違いと言えます。
インストリーム広告は、動画の中で広告を配信するフォーマットです。
一方で、インリード広告はアウトストリーム広告の一種なので、アプリ内やSNS等、動画の外で配信されるフォーマットとなっています。
よって、インストリーム広告とアウトストリーム広告の違いは、広告配信をする場所と言えます。
また、インリード広告は音声がOFF・インストリームは音声がONといった違いもあります。

インストリーム広告とアウトストリーム広告

インストリーム広告は、動画の中で広告を配信するフォーマットです。
一方で、アウトストリーム広告とは、アプリ内やSNS等、動画の外で配信されるフォーマットとなっています。アウトストリーム広告の例としては、インバナー広告インリード広告が挙げられます。
よって、インストリーム広告とアウトストリーム広告の違いは、広告配信をする場所と言えます。


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