IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年6月29日

ふぁーすとびゅー

ファーストビュー

Webページを訪れたときに、スクロールせず最初にユーザーの目に入る範囲

POINTファーストビューとは

ファーストビューとは、Webページを訪れたときに、スクロールせず最初にユーザーの目に入る範囲のことをいいます。ファーストビューの範囲は、ユーザーのデバイスや解像度の設定、表示しているウィンドウのサイズなどで変化します。そのため、ユーザーに表示される範囲がそれぞれ違うことを考慮しながらファーストビューをデザインする必要があります。
また、Webページを閲覧したときに必ず表示される画面でもあるため、広告が掲載されることも多いです。

ファーストビューの重要性

ファーストビューは、ページに訪れたユーザーの直帰率を下げ、ページの続きを閲覧してもらうために重要です。
一般に、ユーザーはファーストビューで得られたキャッチコピーや画像、デザインなどの情報から、そのページをスクロールして閲覧するか直帰するか判断すると言われています。そのため、ファーストビューでユーザーの興味を引きつけるようなデザインにすることで、より離脱率の低いWebページの作成につながります。

ファーストビューの主な構成要素

ファーストビューは、一目でユーザーを引きつけるデザインである必要があり、主な構成要素としては「キャッチコピー」「メインビジュアルデザイン」「ナビゲーション」の3つが挙げられます。

中でも「キャッチコピー」と「メインビジュアルデザイン」は、ユーザーにそのページの訴求内容をわかりやすく伝え、ユーザー自身が自分をターゲットとして認識するためのものです。検索キーワードを入れたり、ユーザーにページを読み進めるメリットを提示したりします。

また、ナビゲーションは、ユーザーが次に訪れたいページをわかりやすくするための、Webサイト全体で共通に設置されるリンクです。ナビゲーションがないとユーザーの欲しい情報が見つからず離脱してしまう恐れがあるので、わかりやすい位置に設置することが必要です。

ファーストビューをデザインするときのポイント

ファーストビューをデザインするときは、ユーザーが見る画面の大きさや解像度に合わせたデザインをする必要があります。パソコンやスマホなど、ユーザーが使用しているデバイスによってファーストビューの高さは違います。また、ユーザーのディスプレイの解像度はページ管理者側から指定することはできないので、多くのユーザーが使用している解像度を調べて、それに合わせる形でデザインされることが多いです。

また、ファーストビューに盛り込む内容もユーザーを引きつけるものにする必要があります。キャッチコピーやメインビジュアルデザインを用いて、効果的にユーザーの興味を引く情報を伝えて続きを読んでもらえるようなデザインにしましょう。

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ファーストビューの使用例

「ファーストビューを改善したらページの離脱率が下がりました」

ユーザーはファーストビューを見てそのページを読み進めるかどうか判断すると言われています。ファーストビューをよりユーザーを引きつけるデザインにすることで、離脱率の低下につながるでしょう。

「ファーストビューに情報が多すぎて、このページが何のページかわかりづらいよ」

ファーストビューに情報が多すぎると、ユーザーはこのページに自分の知りたい情報が載っているかどうかわからず、直帰してしまうかもしれません。簡潔に何のページかわかりやすいファーストビューを心がけましょう。

「ファーストビューに広告を掲載してよりたくさんの人に見てもらえるようにしよう」

ファーストビューはWebページに訪れたユーザー全員がまず目にする範囲なので、この範囲に広告を掲載すればよりたくさんのユーザーに広告を見てもらうことができます。

ファーストビューに関係した気になる話題

キャンペーン向けランディングページでは特にファーストビューが重要

キャンペーン向けのランディングページではファーストビューが特に重要視されています。ファーストビューでユーザーが求めているものとページの内容や商品が一致していることを提示し、ユーザーの離脱率を下げることで、お問い合わせなどのコンバージョンを増加させることにつながります。
特にキャンペーン向けランディングページでは、ファーストビューに申し込みボタンを目立つように入れこんだり、ユーザーがクリックしやすいデザインにしたりするといった工夫がされています。


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