POINTビュースルーコンバージョンとは

ビュースルーCV(ビュースルーコンバージョン)とは、コンバージョンページへつながる広告を直接クリックしなかったユーザーが、別のルートでコンバージョンページに辿り着いた数のことです。例えば、Webサイトを閲覧している時にある商品の広告が表示されるとします。その時は、広告の内容に興味がなかったのでクリックしませんでした。後日、何らかのきっかけで興味を持ち、検索してその商品を買いました。

このように広告効果はクリックだでは判断できない場合があります。
ビュースルーコンバージョンは、その場でクリックしなくても、後から別ルートでコンバージョンした場合も効果として測定することを言います。広告の間接効果を計測できることが主な特徴です。

コンバージョンとは

コンバージョンとは、マーケティングの分野では、Webサイトにおける最終的な成果のことを指します。コンバージョンには発生条件によって様々な種類があります。

ここでは代表的なCVを紹介します。

・直接コンバージョン
バナー広告やリスティング広告などのインターネット広告からユーザーを集客し、離脱させることなくCVさせることを指します。

・間接コンバージョン
広告からの流入によりサイトに来訪したユーザーが、その時点ではコンバージョンしなかったが、再度何らかのきっかけで来訪しCVすることを指します。アクセス解析ツールのGoogle アナリティクス上ではアシストコンバージョンと表現されていることもあり、アシストコンバージョンと表現するケースも増えてきています。

・クリックスルーコンバージョン
あるインターネット広告をクリックしたユーザーがWebサイトへ訪問し、CVすることを指します。

・中間コンバージョン
「商品をカートへ追加しフォームまでいったものの離脱した」「最終的な購入確認画面で離脱した」など、CVに至らなかったユーザーが起こす重要なアクションのことを指します。

・最終コンバージョン
中間CVはあくまで途中ゴールであり、最終CVはその名の通り最終的なゴールのことを指します。

ビュースルーコンバージョンの重要性

ビュースルーCVを計測することで広告の間接効果を踏まえた広告配信が可能になります。

広告の効果は、CV数やCPAというような媒体それぞれの効果だけで判断せず、全体の広告配信の結果をもとに判断することが重要です。

例えば、幅広いユーザーにアプローチが可能ですが、CV数が少ない広告があるとします。この広告が他媒体経由のCVをアシストしていた場合、それを知らずにCV数が少ないからと広告を停止させてしまったら、全体のCVが低下してしまう、というケースも考えられます。

そのためビュースルーCVは、広告の効果を判断する上で重要な指標となります。

ビュースルーコンバージョンとクリックスルーコンバージョンの違い

クリックスルーCVとは、あるインターネット広告を「クリック」したユーザーがWebサイトへ訪問し、コンバージョンすることを指します。

ビュースルーCVは、「クリック」しなかったユーザーがCVする、つまり、クリックではなく広告の露出（表示回数）による間接効果によってCVしたことを指します。

ビュースルーCVとクリックスルーCVは、広告を「クリック」してCVしたかどうか、広告の効果（CVに至るまで）が直接的であるか間接的であるかが主な違いになります。

ビュースルーコンバージョンに関係した気になる話題

Google広告のビュースルーコンバージョンの設定・確認方法

■Google広告のビュースルーコンバージョン設定方法

①まずはGoogle広告にログインします。
②ログイン後に画面右上に表示される、ツールアイコンをクリックします。「測定」、「コ　ンバージョン」の順に選択してください。
③次に、編集するコンバージョンアクションを探し、「名前」列のその名前をクリックしま　す。
④「設定」から「設定を編集」をクリックします。
⑤「計測期間」をクリックします。「ビュースルーコンバージョン計測期間」を設定するこ　　とで、Google広告のビュースルーコンバージョンを計測できるようになります。
⑥「完了」をクリックします。

■Google広告のビュースルーコンバージョン確認手順

①Google広告にログインします。
②「キャンペーン」タブから「表示項目」ボタンをクリックします。その後、「表示項目を　　変更」を選択します。
③次に、「コンバージョン」をクリックします。
④確認したい指標を選択します。この場合は、ビュースルーコンバージョンを選択しましょ　う。
⑤「適用」をクリックします。