POINTCTA / シーティーエーとは

CTAとは「Call To Action」の略であり、日本語では「行動喚起」と訳されます。
主にWebサイトを訪問したユーザー行動を誘導することや行動を喚起するためのテキストや画像、ボタンなどを指すことが多いです。例えば、Webページ上で、「資料を請求する」や「問い合わせる」といったユーザーに行動を促すボタンもCTAの一種です。ほかにも、TwitterやFacebookなどのSNSのフォローやYouTubeのチャンネル登録、メルマガ登録などの行動を誘導する際に役立ちます。

CTAはコンバージョン率向上の為の施策として重要視されています。CTAを工夫することで、より高いコンバージョン率を狙うことが可能です。

CTAの重要性

CTAは、主にコンバージョン率向上のための施策の一つとして重要視されています。例えば、資料請求が目的のサイトであれば、「いますぐ資料をダウンロードする」「いますぐ資料請求をする」といったボタン（CTA)を設置することで、ユーザーを資料請求ページへ誘導できる可能性が比較的高くなります。

また、サイトを訪問するユーザーの動機は様々ですので、それぞれのユーザーに適したCTAを設置すると効果的だと言われています。例えば、商品について詳しく知りたい（資料請求が目的）とサイトを訪れたユーザーに、いきなり「商品の購入はこちら」というボタンを用意するのは、場合によっては相応しくない可能性があります。

CTAを設置する際は、その内容がユーザーに適したものかどうか、ページの内容とマッチしているか、どの場所に設置するのが適切か、などを確認すると効果的だと言われています。

CTAによって促したいユーザーの行動の具体例9選（一般的なもの）

Webサイトの構造や目的によって促したい行動は様々あります。
特に挙げられる行動を9つほど紹介します。

①資料の請求、ダウンロード
②商品・サービスの利用
③会員登録
④Webでのお問い合わせ、電話
⑤セミナー申し込み、予約
⑥メールマガジン、ブログ登録
⑦キャンペーンサイト、詳細ページの遷移
⑧SNSフォロー
⑨コメント記入

などが挙げられます。

CTAの主な設置場所

一般的にCTAの設置は次のような場所が挙げられます。
①Webページのヘッダー・フッター
②サイドバー
③コンテンツ（記事）の途中や末尾
④LPのファーストビュー、コンテンツとコンテンツの間
⑤ページ遷移時にモーダルやポップアップで表示

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CTA変更の成功事例2選

①Akismet
Akismetはスパムを遮断するサービスを提供しています。サイト内ではそのことをCTAで適切に表現しています。CTA内のキャッチコピーを「get started（始めてください）」、「Let Akismet handle it. You’ll be protected within minutes（Akismetにお任せください。すぐに防御を開始します）」としています。ユーザーに対して、CTAをクリックすれば「スパムを防御する」と適切に伝えています。

②オバマ元大統領の献金サイト
アメリカのオバマ元大統領が選挙資金を集めるために開設したWebサイトです。
はじめはオバマ元大統領一人の写真が中央に表示され、その右下に「SIGN UP（契約）」というCTAボタンがありました。
しかし、写真を温かみのある家族写真に変更し、CTAボタンの文言も「SIGN UP（契約）」から「LEARN MORE（もっと見る・知る）」に変更しました。
デザインを変更したことで、コンバージョン率が向上した成功例と言えます。

金融の分野におけるCTA

金融の分野でもCTAという言葉が使われていますが、ITの分野のCTAとは意味が全く異なります。金融のCTAとは、Commodity Trading Advisorの略で、直訳すると、商品投資顧問業者にあたります。一般的に商品先物だけでなく、株価指数先物や通貨など、広範囲な金融商品を分散投資して、顧客から預かった金融資産を運用する企業や運用者を指します。