IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年6月29日

さんくすぺーじ

サンクスページ

オンラインで商品の購入などが完了した直後に表示されるページ

別名

POINTサンクスページとは

サンクスページとは、オンラインで商品やサービスの購入などが完了した直後に表示されるページのことです。サンキューページとも呼ばれます。

一般に、サンクスページには「ご購入ありがとうございました」「会員登録ありがとうございます」などの文字が表示されていて、ユーザーに商品購入が完了したことや感謝を伝えるページです。しかし、サンクスページに工夫を施すことで、サンクスページに訪れたユーザーにより効果の高いアプローチを仕掛けたり、コンバージョン率の測定をおこなったりすることもできます。

サンクスページでは効果の高いマーケティング施策をおこなえる

サンクスページは基本的にユーザーに感謝や購入完了を伝えるページですが、工夫次第で購入完了後のユーザーに効果の高いアプローチを仕掛けることができます。
例えば、サンクスページに購入された商品と関連する商品を掲載したり、リピーターになってもらうためにクーポンを配布したりというアプローチ方法があります。

サンクスページに到達するユーザーは商品に興味を持ってくれているユーザーが多く、リピーターになる可能性も高いです。そのため、サンクスページでマーケティング施策をおこなうことで、追加購入による売上向上やリピーターやファンを増やすことにつながります。

サンクスページを作る際のポイント

サンクスページを作る際のポイントとして5つ挙げます。
①おすすめの商品や関連の商品を紹介する
追加で商品を購入してもらうことで売上の向上が見込めます。

②SNSのシェアボタンを設置する
商品を購入したユーザーがSNSでシェアしてくれることで、認知拡大や新規顧客の獲得につながります。

③クーポンを配布する
購入後◯時間限定クーポンなど、期間を定めたクーポンを発行することでよりユーザーの追加購入を促すことができます。

④メルマガの購読を促す
クーポンの発行やセール情報の配信など、ユーザーにメルマガ購読のメリットを訴求して登録を促します。

⑤自社が運営するブログや別サービスなどへ移動するリンクを設置する
自社コンテンツにより会社や商品の魅力をアピールし、顧客をファンにすることができるかもしれません。

サンクスページでコンバージョン率を分析できる

サンクスページでコンバージョン率を分析するには、サンクスページにGoogle Analyticsなどのアクセス解析用のタグを設置します。サンクスページにタグを設置することで、購入完了したユーザーの流入元やコンバージョン率などを測定することができます。購入ボタンのクリックなどでコンバージョンタグを呼び出す設定もありますが、サンクスページに設置するよりもタグの設置やテストが複雑になるため、基本的にはサンクスページにタグを設置します。

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サンクスページの使用例

「いすを購入した後、サンクスページに好みのクッションの紹介されていたから思わず買ってしまったよ」

サンクスページにおすすめの商品や関連商品を載せることで追加の購入を促すことができます。

「サンクスページに商品到着までの流れを載せよう」

サンクスページで「ちゃんと商品は届くのか?」というユーザーの不安を解消するために、商品が自宅に到着するまでの流れを載せる場合もあります。

「お問い合わせのページからサンクスページまで辿り着く人の割合が極端に少ない」

サンクスページのコンバージョン率を測定することで、サイトのどこを改善すればいいのか把握することにつながります。この場合、お問い合わせのページで離脱している人が多いため、改善案として入力フォームの改善などが挙げられます。

サンクスページに関係した気になる話題

ECサイトとビジネス・サービスサイトのサンクスページの違い

サンクスページでは、ユーザーが購入した商品によってサンクスページに載せた方が良いコンテンツに違いがあります。

ECサイトでは、追加の購入を促すクーポンや関連商品の紹介が効果的です。これらのコンテンツは、自社商品に興味を持ってくれているユーザーに有効なアプローチです。

一方、ビジネスやサービスサイトでは、商品を購入した時点で他の商品やサービスに興味を持っていることが少ないです。そのため、いつ頃申し込みが完了になるのか、といった申し込み後の流れや自社コンテンツへの呼び込みをメインにした方が良いでしょう。


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