IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月9日

きらーこんてんつ

キラーコンテンツ

特定の分野の普及のために、集客力のある情報やサービスのこと

英字

POINTキラーコンテンツとは

キラーコンテンツとは、特定の分野の普及のために、集客力のある情報やサービスのことを指します。

例えば、ゲーム業界におけるキラーコンテンツとは、圧倒的な魅力を持ったゲームソフトのことを指します。魅力的なゲームソフトであってもゲーム機がなければ機能することはできません。場合によっては、キラーコンテンツ(ゲームソフト)の影響でゲーム機器の売上も向上できます。

Webマーケティングにおけるキラーコンテンツとは、一般的に「商品やサービスを売る力を持った(売上に直接つながる)コンテンツ」のことを指します。Webコンテンツ自体の魅力や、発信力で商品を売ることができる、売上に直結する、質の高いコンテンツを意味します。

例えば商品紹介ページや導入事例、お客様の声、調査データやアンケート、専門家による見解や評価などがキラーコンテンツになり得ます。

キラーコンテンツを作成できれば直接的な売上の増加が期待できます。

コンテンツとは

コンテンツとは、直訳すると「(入れ物に入っている)中身」「内容」という意味があります。様々な解釈がされていますが、最近インターネット上で用いられる意味としては「情報の中身」のことを指すことが多い傾向にあります。

具体的には、文章、映画、テレビ番組、音楽、演劇、写真、マンガ、イラストレーション、コンピュータグラフィックス、アニメーション、ビデオゲームなどが挙げられます。

Webやネットショップにおけるキラーコンテンツの種類

キラーコンテンツは広い分野で使用される概念です。
ここでは、Webやネットショップにおけるキラーコンテンツの具体例を3つ紹介します。

①口コミ・レビュー
近年、商品を購入する前に、口コミやレビューなどで商品情報を確認する人が増加している傾向にあります。マイボイスコム株式会社による「ネット上の口コミ情報に関するアンケート調査」によると、商品を購入するときに口コミを参考にする人が5割りを超えていました。

②導入事例
Webサイト上に導入事例があると、商品をどのように活用すればよいのか、どんな効果が期待できるのか、イメージすることができます。

③商品紹介記事・商品詳細ページ
消費者の購買意欲を減らさないためにも、商品に関する情報(商品の機能、価格、サイズなど)は詳しく記載する必要があります。

④専門家による評価
その分野で有識者として認識されている人や専門家などの意見を載せることで、商品の説得力が増加し、商品・サービスの信頼性が向上します。

⑤アンケート
第三者に向けたアンケートを実施し、その結果を掲載することで、商品・サービスの信頼性が向上します。また、調査の規模が大きいほど、そのデータの説得力は高くなります。

キラーコンテンツ作成時のポイント

ここでは、キラーコンテンツを作成する際に注意するべき主なポイントを3つ紹介します。

①ターゲットの属性や特徴を理解する
キラーコンテンツを作成しても、ユーザーのニーズとかけ離れていては購買行動につなげるのは困難です。自社商品を購入する見込みのあるユーザーの年代や性別、生活習慣など、特徴をつかんで理解することが重要です。

②自社商品の強みを見つける
ターゲットとするユーザーの特徴が理解できたら、次は自社商品の強みを洗い出します。ターゲットとするユーザーの特徴に合わせて、商品の強みやメリットなどの伝え方を選択します。

③キラーコンテンツに頼りすぎない
キラーコンテンツは作成しても、成果が出るまで時間がかかる場合があります。キラーコンテンツを作成するだけではなく、ホームページ上でわかりにくい部分や、消費者が離脱しやすいページがないかどうかも合わせて取り組むと効果的です。

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キラーコンテンツの使用例

「キラーコンテンツとしてアンケートページを開設しよう」

アンケートもキラーコンテンツに該当します。第三者に向けたアンケートを実施す、その結果を掲載することで、商品・サービスの信頼性の向上を期待できます。

「キラーコンテンツのおかげでCV数が大幅に伸びました」

「キラーコンテンツだからといって複製はやめましょう」
キラーコンテンツだからといって、サイト上に似たようなコンテンツを複製しても、ユーザーにとって魅力的ではありません。

「キラーコンテンツを活用したマーケティングをしよう」

キラーコンテンツに関係した気になる話題

キラーコンテンツを活用したコンンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値あるコンテンツを製作し、提供し続けることで、ユーザーを惹きつけその状態を維持し、エンゲージメントを生み出すことを主な目的としたマーケティング手法です。

一般的なWebマーケティングと違い、コンテンツマーケティングは、直接的なコンバージョンは目指すものではないと言われています。
コンテンツマーケティングの役割は、多くのターゲットユーザーを自社メディアへと呼び込み、繰り返しアクセスしてもらうことです。

つまり、コンテンツマーケティングにおけるキラーコンテンツは、「このコンテンツがあるからアクセスする」というユーザーが多数見込めるコンテンツであると言えます。

キラーアプリケーションとは

キラーアプリケーションとはある機器やサービス、ソフトウェアなどが大きく普及するきっかけとなる、特別に人気の高いソフトウェアやコンテンツ、サービス、利用方法などのことを指します。コンテンツの種類によっては「キラーコンテンツ」「キラーソフト」「キラータイトル」「キラーサービス」のように呼ばれることもある。

キラーコンテンツとキラーアプリケーションはインターネット上ではほぼ同じ意味として使われていますが、特にキラーコンテンツはコンピュータソフトウェア以外の作品などを指して使われています。


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