IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年6月27日

ぺーじびゅーほしょうがたこうこく

PV保証型広告 / インプレッション課金型広告

広告の表示回数に応じて料金を設定する課金方式のこと

別名
英字

POINTPV保証型広告 / インプレッション課金型広告とは

PV保証型広告とは、インターネット広告の料金体系の一つで、広告の表示回数に応じて料金を設定する方式のことです。広告の表示期間が一定に達するまで、広告掲載は継続されます。契約期間中に保証された表示回数を達成することができなかった場合、達成するまで契約期間は延長されます。

また、PV保証型広告は、アクセス数の多い大手ポータルサイトで採用される傾向にあります。

PV保証型広告の特徴

PV保証型広告の特徴の1つに、GoogleやYahoo!など、大手ポータルサイトで採用されているケースが多いことが挙げられます。

PV保証型広告は「広告そのものを何回も見てもらう」ことができるので、自社の商品・サービスの認知度向上を期待することができます。そのため、ブランディングを目的としておこなわれることも多いです。

PV保証型広告の仕組み

PV保証型広告では、1回の表示に対する価格が定められています。また、あらかじめ定められた表示回数のことを、「インプレッション保証」といいます。

例えば、1回の表示に対する価格が1円、インプレッション保証が100万回の場合、広告コストは100万円となります。

PV保証型広告のメリット

PV保証型広告のメリットとして、一定回数の広告表示が保証されているということが挙げられます。広告の表示回数に応じて料金が設定されているので、一定の表示回数に達するまでは、契約期間に関わらず広告が掲載されます。

また、アクセス数の多いメディアに掲載する場合、商品・サービスの認知度の向上が期待できるというメリットもあります。

PV保証型広告のデメリット

PV保証型広告のデメリットとして、ターゲットへのアプローチに繋がるとは限らないことが挙げられます。PV保証型広告は表示されるだけで料金が発生するので、ユーザーの閲覧状況や、リンクのクリック状況は関係ありません。そのため、ターゲットに広告が伝わったかどうかを調べることが非常に難しいです。

また、費用が高い傾向にあるので、多額の広告コストを要するというデメリットもあります。

「PV保証型広告 / インプレッション課金型広告」を調べた人はこの用語も調べています

PV保証型広告 / インプレッション課金型広告の使用例

「新しい商品の宣伝のため、PV保証型広告を使用しよう」

PV保証型広告の場合、広告そのものを見てもらうことができるので、商品やサービス、会社の認知度向上に繋がりやすいという特徴があります。

「今回の契約のインプレッション保証は10万回にしよう」

インプレッション保証とは、あらかじめ定められた広告の表示回数のことです。表示回数ごとに料金が設定されているので、インプレッション保証を増減させることで、広告コストを調整することができます。

「広告予算が限られているので、今回はPV保証型広告の利用は難しそうだ」

PV保証型広告は費用が高い傾向にあるので、広告予算に余裕のある大手企業が用いる場合が多いです。

PV保証型広告 / インプレッション課金型広告に関係した気になる話題

主なインターネット広告の料金体系 ①クリック保証型広告

主なインターネット広告の料金体系の1つとして、「クリック保証型広告」が挙げられます。

クリック保証型広告とは、広告のクリック回数が一定回数に達するまで広告掲載をおこなう方式のことです。PV保証型広告同様、契約期間中に保証されたクリック回数を達成できなかった場合は、達成するまで契約期間が延長されます。

主なインターネット広告の料金体系 ②成果報酬型広告

主なインターネット広告の料金体系の1つとして、「成果報酬型広告」が挙げられます。

成果報酬型広告とは、商品購入や会員登録などの「成果」に対して広告費用が発生する方式のことです。PV保証型広告やクリック保証型広告とは異なり、成果に対してコストが発生するので、無駄なコストの削減に繋がるというメリットがあります。一方で、広告の出稿量に制限があるなどのデメリットもあります。


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