IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月11日

ねっとこうこく

ネット広告

インターネット広告の略。インターネット上に掲載される広告。

別名
英字

POINTネット広告とは

ネット広告とは、インターネット広告の略で、デジタル広告・オンライン広告とも言います。
広告は大きくテレビ・インターネット・新聞・雑誌・ラジオの5種類があり、ネット広告を除いた4種類で4マス広告と呼ばれています。ネット広告の市場規模は現在テレビにつぐ2位となっています。ネット広告の種類は多く、リスティング広告・ディスプレイ広告・ネットワーク広告・動画広告・SNS広告・Web広告・アフィリエイト広告・ネット広告などといった種類があります。

マス広告と比べたネット広告のメリット

マス広告と比べたネット広告のメリットは大きく4つあります。
①費用②細かいターゲティングが可能③効果測定がしやすい④出稿期間中にクリエイティブターゲティングの調整が可能なことが挙げられます。

メリット①費用
費用に関しては、一般的にマス広告よりも少額で広告運用をすることができるといわれています。なぜなら、広告コンテンツ自体を少額で作れることや、様々な運用費の形態があるからです。例えば、動画広告制作では、多額の費用を投資する場合もありますが、映像コンテンツ自体は費用を抑えて作ることも可能です。また、広告運用費に関してはマス広告と同様広告出稿に費用が発生する場合もありますが、アフィリエイト広告のように成果が出た分だけ費用がかかる形態もあり、成果によって費用が変化する場合が多いからです。

メリット②ターゲティング
ネット広告の方がマス広告よりも細かいターゲティングができるとされています。例としては、ユーザーの地域や年齢、性別などの基本的な属性に加えて、閲覧・検索・行動履歴といったデータから広告を配信できます。これによって、情報を欲しいユーザーに情報を届けることができます。

メリット③効果測定
ネット広告の方がマス広告よりも効果を測定しやすいといわれています。なぜなら、ネット広告は広告の閲覧回数やクリック回数、商品やサービスが購入された回数などのデータを取得できるからです。

ネット広告のデメリット

ネット広告の大きなデメリットとしては必要な知識が多いことが挙げられます。具体的には、ネット広告といっても多くの種類があり、かつ次から次への新たな機能や手法が登場してくることが挙げられます。また、これに伴い個人でやるのが大変なこともデメリットといえます。よって、ネット広告の中でも取り入れる手法を絞ったり、代理店に依頼することによってネット広告の効果を最大化することができるといえます。

ネット広告が普及した背景

ネット広告が普及した背景には、インターネットと、スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスの普及により、多くの人がインターネットに接続できるようになったことがあります。それに伴い、消費者個人が情報を収集できることによって個人のニーズが多様化したことも要因として挙げられます。多様化するニーズに対して、インターネット広告は技術の進歩により個人に合わせた情報を提供することができ点で注目されています。インターネット広告は将来的にネット広告の市場がテレビ広告を越えると言われています。

ネット広告の使用例

「ターゲットごとにどのネット広告を使うべきだろう」

ネット広告は多くの種類があり、様々な使い分けがあります。事業規模や広告予算によって異なりますが、一般的にはターゲットや目的に合わせて選ぶことが重要です。ターゲットは大きく顧客層・顕在層・潜在層・低関心層があります。例えば、リスティング広告は顕在層に、動画広告は潜在・顕在層に向いていると言われています。
よって全体としては、動画広告で潜在層にアプローチし、リスティング広告などで顕在層にアプローチし、リターゲティング広告で顧客層にアプローチすると行った流れが考えられます。

「ネット広告でお金が発生するのは出稿するときだけじゃないよ」

ネット広告の課金方式は大きく4種類があります。
①クリック課金型はユーザーが広告を1クリックするごとに料金が発生する課金方式です。ネット広告の課金方式として最も主流です。
②インプレッション課金型は表示回数に対して料金が発生する課金方式です。一般的に毎1000回の広告表示に対して広告費が課金されます。
③成果型報酬は、あるコンバージョンが達成されたときに課金が発生する課金方式です。具体的には、消費品やサービスの購入、資料請求が達成されたときに料金が発生します。
④掲載期間保証型課金はあらかじめ決められた期間に広告を出すことに費用が発生する方式です。マス広告と同様にある枠での掲載期間を買い取るイメージです。
以上より、ネット広告では課金方式によってお金が発生するタイミングが異なります。

「ネット広告は種類が多すぎてよくわからない」

ネット広告は多くの種類があり分類のされ方も様々ですが、一般的に大きく6種類に分類されます。
①リスティング広告②ディスプレイ広告③ネイティブ広告④アフィリエイト広告⑤動画広告⑥SNS広告があります。それぞれでターゲット層や費用、期間は異なるので、目的に応じて使い分けることが重要であるといえます。

ネット広告に関係した気になる話題

ネット広告とSEO

SEOはWebサイトのコンテンツをユーザーにとって利用しやすいものに最適化することによって、検索エンジンに評価され、検索上位に表示されることで訪問者を増やすことを目的とします。

ネット広告とSEOの違いは大きく4つあります。
①期間に関しては、SEOは上位表示されるまでに時間がかかる一方でネット広告の方が短時間で効果を得やすいことが挙げられます。
②コントロール性に関しては、ネット広告の方が高いといわれています。なぜなら、ネット広告は広告を表示させるキーワードやユーザーを選択できますが、SEOではGoogleのアルゴリズムによって表示されるかどうかが決まるので細かい設定をすることはできないからです。


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