IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月13日

こぴーらいと

コピーライト / Copyright

本や音楽、映画などの著作物を保護する著作権のこと

別名
英字

POINTコピーライト / Copyrightとは

コピーライトとは著作権のことで、本や音楽、映画などの著作物を保護する権利を意味します。ホームページやブログも著作権保護の対象に含まれます。
「©(コピーライトマーク)」は著作権があることを示しています。著作権を侵害すると、罰金や懲役などの刑事罰を受ける可能性があります。また、損害賠償請求など民事上の請求を受ける可能性もあります。

コピーライトマークの必要性

日本は著作権について「無方式主義」を取っているので、コピーライトマークを記述する必要はありません。無方式主義とは、著作権は著作物が創作されると同時に自然的に発生するという考え方です。
以前、アメリカは著作権の発生に特別な手続きを要する「方式主義」を取っていました。しかし現在、アメリカを含む主要国は無方式主義に転換したため、無方式主義がスタンダードとなっています。

コピーライトマークの目的

コピーライトマークの記述がなくても、著作権は保護されます。しかし、コピーライトマークを「無断転載の抑止力」「著作権保持者や発行年などを明確にするため」「慣習として」などの目的で記述することもあります。

・無断転載の抑止力
コピーライトマークの記述によって、著作権を厳しく保護しているという印象を与えることができます。コピーライトマークは、無断転載や無断コピーを未然に防ぐ抑止力を持っています。

・著作権保持者と発行年などを明確にするため
コピーライトマークを記述する際、著作権保持者と発行年も記述するので、これらを明確にすることができます。

・慣習として
これまでの慣習として、著作権が保護されていてもコピーライトマークを記述するというものがあります。そのため、ユーザーに安心感を与えるという効果も期待できます。

コピーライトの書き方

コピーライトマークを表記する場合は、「©(コピーライトマーク)」「著作権保持者の名前」「著作物の発行年数」の3つを記述する必要があります。著作権保持者の名前は、個人名または企業名を書きます。

著作物を使用する場合

著作物の使用は、私的利用の範囲に限り認められています。しかし、「私的利用」の範囲は非常に狭いので注意が必要です。特にインターネット上では、自分のブログに他人の著作物を複製した場合でも私的利用の範囲を超えるとされています。

他人の著作物を使用したい場合は、著作権保持者から許諾を得るか、引用ルールを守って使用しなければなりません。引用ルールとは、以下の4つの事項のことです。

・他人の著作物を引用する必然性があること
・「」などにより、自分の著作物と他人の著作物からの引用部分が区別されていること
・自分の著作物が主体であること
・著作物の引用元が明示されていること

著作物を使用する場合

Webサイトにコピーライトの表記を入れたい場合、HTMLファイルに記述します。「©(コピーライトマーク)」は特殊文字として入力しなければならないので、「©」で入力します。免責・警告・著作権などの注釈を表すタグを使用し、「©(コピーライトマーク)」「著作権保持者の名前」「著作物の発行年数」の3つを記述します。

例:<small>© 2020 selrea inc.</small>

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コピーライト / Copyrightの使用例

「我が社のコーポレートサイトにもコピーライトマークの表記を入れよう」

企業のコーポレートサイトは信頼性が重要となるため、コピーライトマークの表記がある場合が多いです。

「「コピーライトマークの記述方法がわからない」

コピーライトマークはタグを使用して記述することができます。また、©は特殊文字として入力する必要があるため、注意が必要です。

「コピーライトマークは必ずつけなければいけないのか?」

コピーライトマークの表記がなくても著作権は保護されているので、必須ではありません。

「コピーライトを侵害しないように注意しなければならない」

著作権を侵害すると、罰金や懲役などの刑罰、損害賠償請求を受けるリスクがあります。

コピーライト / Copyrightに関係した気になる話題

コピーライトでよく見られる表記

コピーライトでよく見られる表記の1つに、「all rights reserved」があります。著作権表示ではありますが、書く必要はありません。
また、「Inc.(Incorporated)」「Corp.(Corporation)」「Co.,Ltd.(Company LImited)」など表記もよく見られます。これらはすべて株式会社を表すものです。


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