POINT直帰率とは
直帰率とは、Webサイトを訪れたセッションのうち、直帰したセッションの割合を表す指標のことです。直帰とは、ユーザーがWebサイトを訪れた際、最初に流入した1ページのみを閲覧し、そのままサイトから離脱してしまう行動のことを指します。
直帰率は「直帰したセッション数÷全セッション数」で算出することができます。例えば、あるWebサイトを訪れたセッション数が100、そのうち直帰したセッション数が80の場合、「80÷100=0.8」で、直帰率は80%となります。
ちょっきりつ
Webサイトを訪れたセッションのうち、直帰したセッションの割合を表す指標
直帰率とは、Webサイトを訪れたセッションのうち、直帰したセッションの割合を表す指標のことです。直帰とは、ユーザーがWebサイトを訪れた際、最初に流入した1ページのみを閲覧し、そのままサイトから離脱してしまう行動のことを指します。
直帰率は「直帰したセッション数÷全セッション数」で算出することができます。例えば、あるWebサイトを訪れたセッション数が100、そのうち直帰したセッション数が80の場合、「80÷100=0.8」で、直帰率は80%となります。
Webサイトの直帰率は、Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使って、確認することができます。Googleアナリティクスでは、サイト全体の直帰率はもちろん、各ページの直帰率も確認することができます。
①サイト全体の直帰率を確認したい場合
Googleアナリティクスにログイン後、左メニューの「ユーザー」から「概要」を選択します。ユーザーサマリーが表示され、画面中央あたりに直帰率が表示されます。期間設定を変更したい場合は、右上のセレクトボックスから期間を設定することが可能です。
②各ページの直帰率を確認したい場合
各ページの直帰率を確認したい場合は、左メニューの「行動」から「サイトコンテンツ」を選択、「すべてのページ」をクリックします。すると、画面左側に各ページのURLが表示され、その右側の欄にそれぞれのページの細かいデータが表示されます。ここでは直帰率だけでなく、ページビュー数や離脱率も確認することができます。
一般的に、直帰率の目安は40%程度だといわれていますが、「直帰率が高い=問題のあるページ」とは限りません。Webサイトへの流入状況やページの構造によって、直帰率は大きく変わるため、直帰率に問題のあるページを見つける際は、他の指標と組み合わせて判断する必要があります。
①滞在時間
直帰率が高く、平均滞在時間が他のページと比べて短い場合、問題のあるページの可能性が高いと判断することができます。滞在時間が短いということは、ページがほとんど読まれずに閉じられているということを意味するからです。
②離脱率
直帰率が高くても、離脱率が低い場合は、同じWebサイト内から流入したユーザーは離脱しにくいということになるので、コンテンツの内容そのものは悪くないと判断することができます。
③ページの目的
Webサイト内には、他のページに移動させることを目的としたページもあります。直帰率が高くても、目的のページにユーザーを誘導することができていれば、本来の目的は達成されているので問題ありません。
①ユーザーニーズを満たしていない
ユーザーが求める情報とページの内容が一致していない場合、ユーザーは短い滞在時間で直帰してしまう可能性が高いです。コンテンツ内容やタイトルを見直し、ユーザーニーズを満たすページを作成することが重要です。
②ページの読み込みが遅い
ページの読み込みが遅かったり、動作が遅いと、ユーザーは待ちきれずに離脱してしまうことが多いです。
③使用しているデバイスに最適化されていない
ページが特定のデバイスにしか対応していない場合、他のデバイスで閲覧するとページが見づらいため、ユーザーがすぐに離脱してしまう可能性が高いです。パソコン専用のサイトにスマートフォンでアクセスした場合や、その逆の場合などがこれに当たります。
④他のページへの導線がわかりにくい
他のページへのリンクが表示されていなかったり、わかりにくいと、ユーザーはそこで諦めて直帰してしまうことがあります。他のページへの導線を、わかりやすく設置しておくことが重要です。
①コンテンツや検索キーワードを見直す
コンテンツやキーワード選定を見直し、ユーザーニーズを満たす質の高いページにすることで、直帰率の改善を期待することができます。コンテンツを作成する上では、ユーザーの検索ワードを分析し、ユーザーニーズを予測することが重要です。また、タイトルやディスクリプションを見直し、ページ内容と一致させることを心がけましょう。
②他のページへの導線を強化する
直帰率を改善するためには、ユーザーをWebサイト内の別のページに移動させる必要があります。目立つ位置にCTA(ユーザーの行動を喚起させるテキストやボタンなど)を設置したり、関連性の高いページへのリンクを貼ることで、サイト内を回遊させるための導線を強化することができます。
③モバイル最適化をおこなう
近年、スマートフォンの普及により、スマートフォンからWebサイトを閲覧する人が増えてきています。モバイルフレンドリーや、AMP(モバイルページ高速表示)の導入など、モバイル対策をおこない、どのデバイスからでも見やすいWebサイトにすることが重要です。
直帰率などのデータは、Googleアナリティクスを使って確認することができます。サイト全体の直帰率だけでなく、各ページの直帰率を確認することも可能です。
エントランスページのように、サイト内の他のページに移動させることを目的としたページの場合、直帰率が低いことは問題です。
動作が重かったり、ページを開くのに時間がかかってしまうと、ユーザーが待ちきれずに離脱してしまう可能性があります。
AMPとは、モバイルページを高速で表示させるための手法のことです。AMPを導入することで、スマートフォンユーザーからのアクセスを取り込むことができます。
直帰率と似た指標に「離脱率」というものがあります。離脱率とは、ページが閲覧された回数のうち、ユーザーがそのページを最後に離脱した割合を表す指標です。離脱とは、ユーザーがWebサイトの外へ離れてしまうことで、ブラウザを閉じたり、別のWebサイトへ移動することで起こります。
離脱率は「離脱数÷ページビュー数」で算出することができます。離脱率は、そのページを閲覧した全ユーザーを対象とした指標なのに対し、直帰率は、そのページから閲覧を開始したユーザーのみを対象としている点で、離脱率と直帰率は大きく異なります。