POINTネイティブ広告とは

ネイティブ広告とは、コンテンツに自然に溶け込むように作られている広告のことです。
ほかの記事やメディアと同じような形で表示されるため、ユーザーに広告であることを意識させずに自然な流れで目に入るようにしていることが特徴です。

またネイティブ広告はあくまで広告であるため、広告であることを隠す「ステルスマーケティング」とは異なり、「PR」や「広告」とはっきり表示しています。

広告を見てユーザーがストレスに感じることがある

従来よく使用されていたバナー広告は、ユーザーに不快感やストレスを与えることが多く、アドブロック機能を使って広告を表示させないようにするユーザーも増えてきました。

しかし、ネイティブ広告はコンテンツの中に自然に溶け込む形で存在しているので、ユーザーの邪魔をすることなく、ストレスを与えずに宣伝することができます。実際、ネイティブ広告の方が一般的なバナー広告よりもクリックされやすいと言われています。

ネイティブ広告のメリット

ネイティブ広告の主なメリットとして「ユーザーにストレスを与えないこと」「潜在層にアプローチできること」「広告拡散が期待できること」の3つが挙げられます。

記事に自然に溶け込んでいるため、広告という感覚が薄いネイティブ広告は、ユーザーにストレスを与えることなく自然に表示することができます。
また広告でも、良いコンテンツや面白いコンテンツはSNSを通した拡散が期待できます。さらに、SNSでの拡散を通した自社の商品やサービスを知らない顧客層へのアプローチも期待できます。

ネイティブ広告の分類

主なネイティブ広告の種類として、以下の6つが挙げられます。

①インフォード型
インフォード型とは、代表的なネイティブ広告の種類で、そのメディアの一般コンテンツに混ざって広告コンテンツが表示されるのが特徴です。具体的には「記事広告」や「SNS広告」などがこれにあたります。

②ペイドサーチ型
ペイドサーチ型とは、リスティング広告（検索連動型広告）のことで、GoogleやYahooなどの検索エンジンにおいて入力されたキーワードと連動して表示される広告のことです。

③レコメンドウィジェット型
広告配信したい記事をレコメンド欄のあるWebサイトに表示する形式の広告のことです。

④プロモートリスティング型
検索内容に応じてスポンサー枠として表示される広告のことです。

⑤ネイティブ要素のあるインアド型
通常のコンテンツとは別の広告枠に表示されるコンテンツ形式の広告のことです。

⑥カスタム型（その他）
これまで紹介した5つのどれにもあてはまらない広告のことで、具体的には「LINE」の企業公式スタンプが挙げられます。

ネイティブ広告を出稿する際のルール

ネイティブ広告を表示する際、「PR」や「広告」などの表記を必ず入れなければなりません。ネイティブ広告の表示ルールとして、ユーザーが広告だと分かるようにするよう定められているからです。これは広告であることを隠して宣伝をおこなう「ステルスマーケティング」と一線を画すためのルールです。

ネイティブ広告に関係した気になる話題

ネイティブ広告の注意点

ネイティブ広告の場合、ほか他のコンテンツと同様に表示されるため、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供しなければなりません。

またコンテンツの内容が商品やサービスのただのアピールになってしまうと、ユーザーに読んでもらうことができなかったり、ストレスや不信感を与えてしまう恐れがあります。そのためコンテンツを作成するのに労力を要します。

またネイティブ広告は商品やサービスを知らない人や興味がない人も対象となっている上に、コンテンツも宣伝を目的としたものではないため、すぐに効果が出るわけではありません。

ネイティブ広告の作成方法

ネイティブ広告はその種類によって作成方法が異なります。ネイティブ広告の一つである「記事広告」の場合は、記事に広告を自然に溶け込ませて作成します。その際、ユーザーにとって価値のある情報を入れ、質の高いコンテンツにすることが重要です。

ネイティブ広告の例

ネイティブ広告の代表的な例として、インフォード型の「記事広告」や「SNS広告」が挙げられます。記事広告は、BuzzFeedやAllAboutなどのWebサイトの中で、コンテンツの一部として表示されます。またSNS広告とは、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSにおいて、一般の投稿の間に、投稿と同じ形式で表示される広告のことです。