POINTUSP / ユニークセーリングプロポジションとは
USPとは、Unique Selling Propositionの略で「他社には無い、自社だけが持つ独自の売りや強み」です。1961年に、コピーライターのロッサー・リーブスにより提唱されました。
多くの有名企業がUSPを活用してキャッチコピーやキャッチフレーズを作ってマーケティング活動を行い、売上を上げています。また、USPがあることで、競合との差別化が図れるなどのメリットもあります。
ゆーえすぴー
事業戦略における「他社には無い、自社だけが持つ独自の売りや強み」に関する概念
USPとは、Unique Selling Propositionの略で「他社には無い、自社だけが持つ独自の売りや強み」です。1961年に、コピーライターのロッサー・リーブスにより提唱されました。
多くの有名企業がUSPを活用してキャッチコピーやキャッチフレーズを作ってマーケティング活動を行い、売上を上げています。また、USPがあることで、競合との差別化が図れるなどのメリットもあります。
USPを考えるメリットは2つあります。
まず1つ目は、「セールスする必要がなくなること」です。USPを使って宣伝することで、一言で商品やサービスの自社だけの強みを伝えることができます。
2つ目は、「商品やサービスの立ち位置を確立できること」です。USPがあると「このキャッチコピーといえばあの商品」というイメージを消費者に持ってもらえて、リピート客も増やすことができます。
USPを決めるには、まず「商品やサービスの強みや売りのポイント」を考える必要があります。強みや売りのポイントは、自社だからこそできる独自のものを考えることが重要になります。次に商品やサービスを届けたい対象を決め、USPを言語化します。
USPを決めるときの重要なポイントは、競合との違いが明確に伝わるのかを考えることです。
USPは様々な場所で活かすことができます。例えば、テレビCM、ホームページ、広告などに使うキャッチコピーやキャッチフレーズです。
USPから覚えられやすいキャッチコピーやキャッチフレーズを考えて、実際にテレビCM、ホームページ、広告などに活用していくことでセールスをしなくても「商品やサービスの強みや売りのポイント」を一言で伝えることができます。
USPには欠かせない3つの要素があります。
まず1つ目は、USPは「商品、サービスを購入することで得られるメリットを示すもの」であることです。USPは売りや強みを示すものなので、購入することで得られるメリットが示されていない場合、商品やサービスそのもの自体を見直す必要がある可能性もあります。
2つ目は、USPは「競合他社と被らない独自のもの」であることです。
3つ目は、USPが示す内容は「インパクトが大きいもの」であることです。
USPは自社商品やサービスだけが持つ「独自の強みや売りのポイント」で、一言でインパクトがある物だとより効果的に活用できます。
USPがあることで、自社の自社商品やサービスの認知度が上がり、売上も上がることもあります。
自社の自社商品やサービスの立ち位置が確立され、競合との差別化を図ることができるので、価格だけで競争する必要はなくなります。
USPは対象者を決めることも重要です。対象者を決めないと、全ての消費者から気に入られるUSPを考えることとなり、結果的に万人受けする標準的なUSPに考えついてしまいます。
独自のUSPを考えるには、競合他社がどのような強みを持ち、どのように売り出しているかを知る必要があります。競合とかぶらないUSPを考えることが重要になります。
USPもブランドプロミスも対象が消費者という点では同じです。ブランドプロミスとは、消費者に対してブランドが保証する商品の品質や性能、価値のことでブランド戦略を考えるときに使います。
一方で、USPは他社には無い、自社だけが持つ独自の売りや強みでマーケティング戦略を考えるときに使います。
USPとは「他社には無い、自社だけが持つ独自の売りや強み」で、キャッチコピーはそれを消費者に伝えて興味を引くためのメッセージです。
まずはじめにUSPを考えて、そこからキャッチコピーを考えていく必要があります。そうすることで、商品やサービスの強みや売りのポイントとずれのないキャッチコピーが考えられ、消費者に一言で強みや売りのポイントを伝えることができます。
企業:ライザップ
USP:結果にコミットする
企業:ダイソン
USP:吸引力が変わらない、ただひとつの掃除機
企業:ドミノピザ
USP:熱々でジューシーな美味しいピザをお宅まで30分以内にお届けします。間に合わなければ、代金は頂きません