IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月9日

ぷれみあむぽじしょん

プレミアムポジション

Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチといったリスティング広告の上部にある枠のこと

英字

POINTプレミアムポジションとは

プレミアムポジションとは、Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチといったリスティング広告の上部にある枠のことを指します。ユーザーの目に止まりやすいため、クリック率が大幅な向上が期待できます。ただし、必ずしもコンバージョンに結びつくとは限りません。

プレミアムポジションへ広告を表示させるための条件は、広告の掲載順位をGoogleの場合でも、Yahoo!の場合でも4位以内にすることです。掲載順位は広告のランクで決まるので、まず広告のランクをあげる必要があると言われています。

(Google Adwordsの場合)広告ランクは主に6つの要素で決定されます。特に「入札価格」と「品質スコア」の要素が重要だと言われています。

プレミアムポジションに掲載するメリット(Google Adwordsの場合)

プレミアムポジションに掲載するメリットは主に2つあります。
①クリック率の向上
リスティング広告は上部に表示されるほどユーザーの目に止まりやすいので、プレミアムポジションに広告を表示させればクリック率の向上を期待できます

②サイトリンク表示が可能
サイトリンクとは、プレミアムポジションに掲載された際に、広告文の下に追加の情報を掲載出来る広告表示オプションの1つです。サイトリンクを設定すると、広告文以外の情報を掲載できるので、通常のリスティング広告よりもクリック率が向上する傾向にあります。また、数行サイトリンクを表示させるだけで画面の占有率が上がるので、よりユーザーの目に止まりやすくなります。(クリック率が改善されれば品質スコアも向上します)

プレミアムポジションに掲載するデメリット(Google Adwordsの場合)

プレミアムポジションに掲載するデメリットは主に2つあります。
①掲載するまでにコストがかかる
一般的にキーワード市場は競合が多く、4枠のプレミアムポジションをめぐり、入札価格をかなり高くしているケースが多いと言われています。企業によっては、費用対効果が合わなくなってしまう可能性があります。

②必ずしもコンバージョンに結びつくとは限らない
クリック率が上がることは、リスティング広告においてはデメリットになる場合があります。プレミアムポジションに表示され、クリック率が向上してもコンバージョンに結びつかなければ、結局は無駄なクリックが増加してしまいCPA(1件のコンバージョン獲得の単価)の高騰につながります
予算が十分にある、LTV(生涯顧客価値)が高い場合は問題ありませんが、予算が限られている、GPAを抑えたい場合にはプレミアムポジションへの掲載は適していないと言えます。

プレミアムポジションへ表示させるには広告ランクを上げる必要がある(Google Adwordsの場合)

Googleガイドラインに広告ランクを上げる6つの要素について解説されているので、紹介します。

①入札単価
入札単価とは、広告のクリック 1 回に対して最大でいくらまで支払ってもいいか、広告主様が指定したものです。

②広告とランディングページの品質
広告の品質評価の結果は、品質スコアでわかります。品質スコアは Google 広告アカウントで確認し、改善することができます。

③広告ランクの下限値
常に質の高い広告を掲載するため、表示される広告が満たすべき最低限の基準を定めています。

④オークションでの競争度
同じ掲載順位を競う 2 つの広告の広告ランクが同様の場合、それらが対象の広告枠を獲得するチャンスも同様となります。異なる広告主の広告のランクに違いが生じると、ランクが高い広告が掲載される可能性が高くなります。

⑤ユーザーが検索に至った背景(コンテキスト)
広告オークションにおいてコンテキストは重要な要素です。

⑥告表示オプションやその他の広告フォーマットの効果
広告を作成する際は、サイト内の特定のページへのリンクや電話番号など、特定の情報を広告に追加できます。この機能を広告表示オプションと言います。

品質とキーワードの重要性(Google Adwordsの場合)

プレミアムポジションに広告を表示させるには、品質スコアを一定の水準まであげる必要があります。広告自体の品質とキーワード単位の品質がよければプレミアムポジションに掲載される可能性が上がります。しかし、品質(品質スコア)のみで掲載の可否が決まるわけでないと言われています。主に品質スコアと広告の入札単価を掛け合わせて導き出される「広告ランク」が重要になります。

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プレミアムポジションの使用例

「広告とキーワードの関連性を改善した結果、プレミアムポジションに広告が表示された」

プレミアムポジションへの掲載条件は、広告の掲載順位を4位以内にする必要があると言われています。掲載順位は広告のランクによって決まります。

「プレミアムポジションへ広告を掲載したのに、コンバージョン率があまり変わらない」

プレミアムポジションへの掲載はメリットばかりではありません。クリック率が向上してもコンバージョンに結びつかないといったケースもあります。

「プレミアムポジションへの掲載は費用対効果が悪いな」

「今後もプレミアムポジションの枠は減少する可能性があるな」

プレミアムポジションに関係した気になる話題

Google AdWordsで広告枠の減少

2016年2月にGoogleの右側広告枠の廃止されました。広告枠の減少により、プレミアムポジションの重要性が再確認されました。しかし、広告の表示が変わったとしても、リスティング広告の本質や仕組みをとらえていれば、見た目の変化ほど、成果への大きな影響ないと言われています。

リスティング広告とは

リスティング広告とは、※PPC広告の一種で、YahooやGoogleのような検索エンジンの検索結果に表示される広告のことです。代表的なものに、Yahoo!JAPANプロモーション広告やGoogle AdWordsなどが挙げられます。興味を持って検索したキーワードに連動して広告が表示されるので比較的コンバージョン率が高く、顕在層の獲得に適してることが主な特徴です。

※PPC広告…Pay Per Click 広告の略称で、クリック数に応じて課金される広告のことです。


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