ロングテールキーワードとは、検索されるキーワードのうち、複数の様々なワードの組み合わせによってできた検索キーワードのことです。ロングテールワードとも呼ばれます。
「ラーメン」といったような1語で頻繁に検索されるビッグワードに、いくつかのキーワードが補足されてできた「ラーメン 新宿駅前 深夜営業」のようなキーワードをロングテールワードと言います。
類義語として、「スモールワード」、「ニッチワード」がありますが、ロングテールキーワードと同じような意味で使われることが多いです。
ロングテールキーワードの特徴の一つとして、検索量が少ないことが挙げられます。
一般的に、検索する際のキーワード数は長くなるほど検索量が減少する傾向にあるからです。そのため各ページの集客数は少なくなります。しかしキーワードの検索意図が明確であるため、その目的に合った検索者に必要な商品な情報を掲載することで、コンバージョンにつながりやすいというメリットがあります。また競合コンテンツが少ないため、上位表示しやすいというメリットもあります。
ロングテールSEOとは
ロングテールSEOとは、ロングテールキーワードを用いて上位表示し、それを量産することでアクセス数を獲得、より幅広くコンバージョンにつながりやすいユーザーを獲得するためのSEOのことを指します。
アクセス数の多いWEBページは、ビッグワードと呼ばれる人気キーワードからのアクセス数よりも、アクセス数の少ないロングテールキーワードを集計したアクセス数の方が多いことがほとんどです。このようにロングテールSEOでは、ロングテールキーワードによるアクセス数の増加を広範囲にわたって行います。
ロングテールSEOのメリットとデメリット
まずメリットとしては、競合が少なく上位表示しやすいということが挙げられます。検索量が少ないため、上位表示を狙いやすくなります。またコンバージョン率が高いことも挙げられます。ターゲットを絞ることでより検索意図の明確なユーザーの集客につながり、商品の購入などのコンバージョンにつながりやすくなります。
さらにユーザーのニーズに合ったサイトの制作が行えるという点でもメリットがあります。検索意図を絞ることで、ユーザーニーズに沿ったサイトを作成しやすくなるのです。
一方でデメリットとしては、ページ数が多くなるためサイトの管理が難化することが挙げられる。ロングテールキーワードを用いたサイトを広範囲にわたって運営しなければならないため、情報の管理が雑になる危険性があります。
ビッグワードSEOの特徴
検索数の多いビッグワードを用いたビッグワードSEOは、集客力のあるビッグワードを用いたSEOの手法です。
メリットとしては、上位表示されればかなりの集客が見込めるということが挙げられます。またそれと同時にWebサイトの認知にも繋がります。
しかしデメリットとして、競合サイトが非常に多く、上位表示されることはかなり難しいことが挙げられます。さらにビッグワードで上位表示されるサイトは基本的に強力なサイトであることが多く、SEO対策の難易度は非常に高いです。
「ロングテールキーワード」を調べた人はこの用語も調べています
「キーワードプランナーを使ってロングテールキーワードを探す方法」
キーワードプランナーとは、キーワードの選定や調査に便利なGoogleのツールの一つです。ユーザーがそのキーワードを検索した回数や、キーワードの競合性などのデータを確認することができます。キーワードプランナーの「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」をクリックし、「ランディングページ」に検索したい分野の人気サイトのURLを記入します。最後に「キーワード候補」をクリックすると、様々なキーワードが表示されます。
「ロングテールキーワードに関する考え方」
ユーザーのニーズを知る上で、「Q&Aサイト」の利用も有効です。具体的にはYahoo!知恵袋や教えて!goo、発言小町、LINEqなどが挙げられます。これらのサイトを調査することで、実際の質問や悩みを知ることができます。
「ロングテールキーワードの調査方法は?」
ユーザーのニーズを知る上で、「Q&Aサイト」の利用も有効です。具体的にはYahoo!知恵袋や教えて!goo、発言小町、LINEqなどが挙げられます。これらのサイトを調査することで、実際の質問や悩みを知ることができます。
「ロングテールキーワードとニッチキーワード」
ニッチキーワードとは、競合サイトが少ない割に、検索ボリュームがあるキーワードのことです。ロングテールキーワードとは複数のワードで構成される、検索ボリュームの少ないキーワードのことなので、意味の混同に注意が必要です。
ロングテール理論
ロングテール理論は、よく売れる人気商品の売上金額よりも、あまり売れないニッチな商品の売上合計金額が上回るという理論です。
2004年、アメリカの雑誌編集長クリス・アンダーソンによって提唱されました。
この理論の具体例として、Amazonのビジネスが挙げられます。Amazonでは、人気商品の売上は全体の約2割で、残りの約8割はニッチな商品の売上が占めています。この理論をSEOに当てはめたのが、ロングテールSEOです。
ロングテールキーワードを探すためのツール
ロングテールキーワードを探す上で重要となるのが、ユーザーニーズの把握です。効率よくロングテールキーワードを探すためには、関連キーワード取得ツールを使って関連ワードを取得し、キーワードプランナーなどのツールを用いて調査する手法が有効です。
関連キーワード取得ツールとは、検索したキーワードに関連するキーワードを一括で取得できるツールのことです。ここで表示された中からキーワードを選定し、その後そのキーワードの検索回数をキーワードプランナーで確認することで、効率よく実際のユーザーニーズを把握することができます。
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