IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2019年12月20日

びっくわーど

ビッグワード

検索エンジンで多く検索される人気度の高いキーワード

英字

POINTビッグワードとは

ビッグワードとは、検索エンジンで多く検索される人気度の高いキーワードのことを言います。反対に検索回数が少なく人気度が低いキーワードをスモールワードと言います。ビッグワードとスモールワードの中間のキーワードはミドルキーワードと呼ばれます。

どれほどの検索回数からビッグワードになるのかという明確な基準はなく、キーワードのテーマによって変わります。一般的には月間検索ボリュームが10,000以上のキーワードを指すことが多いです。

Webマーケティング以外の場面では、「抽象的で様々な解釈でとれる言葉」という意味で「ビッグワード」が使われることもあります。

SEOにおけるビッグワードの特徴

ビッグワードは「ケーキ」、「スマートフォン」などユーザーの検索する目的が様々考えられるキーワードです。そのためビッグワードは様々な目的のユーザーが検索するので人気度が高いです。
ビッグワードで上位表示されると他のキーワードよりも効果が上がりますが、人気度が高い分多くの企業と競合するため競争率も高く、上位表示する難易度は高いです。リスティング広告においてもクリック単価が高くなる傾向にあります。

スモールワードとの違い

スモールワードとは「スマートフォン 画面 修理」のようにほとんどが複数のキーワードの組み合わせで、検索するユーザーの目的が明確なキーワードです。ビッグワードと比べて人気度は低く集客数は少ないですが、目的が明確な分コンバージョン率が高くなる傾向にあります。また、ビッグワードと比べると競争率も低くなる傾向にあります。

ビッグワードの使用例

「「SEO」はビッグワードで、「SEO ビッグワード とは」はスモールワードだね」

一般的にビッグワードは大きなくくりの意味を持つキーワードで、スモールワードは複合の意味が狭まったキーワードです。ビッグワードは人気度が高くスモールワードになるほど人気度が低くなります。

「ビッグワードは大手の競合が力を入れているから、うちはまずスモールワードから狙おう」

ビッグワードは人気度が高いため、大手の企業が本格的に力を入れていることも少なくありません。最初からビッグワードを狙うと上位表示が難しかったり費用が多くかかることも多いため、ターゲットを絞ってスモールワードに力を入れるのも戦略として考えられます。

「ビッグワードとスモールワードの間のミッドワードを狙ってみよう」

ビッグワードとスモールワードの間の特徴を持つキーワードをミッドワードやミディアムワードと言います。

「ビッグワードを使いすぎているから指示が思い通りに伝わらないんじゃない」」

「抽象的で様々な解釈でとれる言葉」としてビッグワードが使われている例です。
例えば、今日中にやってほしい作業を頼む時に、指示として『「早め」にやっておいて』と伝えても、指示された側が「数日中に」という意味で「早め」という言葉を受け取ってしまうこともあります。この場合「早め」がビッグワードなので『今日中にやっておいて』と具体的な指示を出す必要があります。

ビッグワードに関係した気になる話題

ビッグワードとロングテールの関係性

ロングテールとは、インターネット販売において、主要なヒット商品以外のニッチな商品を大量に取りそろえることで、全体として売り上げを大きくするWebマーケティング戦略のことです。この大量のニッチな商品群がロングテールと言われています。

Webサイトのキーワード戦略において、ビッグワードは「主要なヒット商品」に該当し、ミッドワードやスモールワードが「ニッチな商品」、つまりロングテールに属しています。


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