IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2019年12月22日

さいとまっぷ

サイトマップ

サイト全体のページ構成をリスト形式で記述したもの、「サイト全体の見取り図」

英字

POINTサイトマップとは

サイトマップとは、サイト全体のページ構成をリスト形式で記述したもので、簡単に言うと「サイト全体の見取り図」のことです。サイトマップの役割は、サイトを訪れたユーザーや検索エンジンに対して内容をわかりやすく伝える役割があります。

サイトマップには2つの種類があります。
・XMLサイトマップ:ユーザーに対して、サイトの内容や場所をわかりやく示す。
・HTMLサイトマップ:検索エンジンに対して、サイト内のページ1枚1枚の存在を示す。

サイトマップを設置することで、ユーザビリティ、クローラビリティを高めることに役立ちます。また、サイトマップは内部SEOの向上にも大きく影響を与える場合があります。

HTMLサイトマップとは

HTMLサイトマップとは、「ユーザー」がページを探すために設置するサイト内のページ一覧のことです。

HTMLサイトマップを作成することで、Webサイトを訪れたユーザーに対して、探しているコンテンツがどこにあるのか、わかりやすく示すことができます。
ページ数が多いサイトや初めてサイトを訪問したユーザーなどの場合、見たいコンテンツがどこにあるのかわからないとユーザーはストレスを感じて、サイトを離脱してしまう原因になる可能性があります。

HTMLサイトマップは、そのようなユーザーに対してサイトの全体図と現在地を示してくれます。ユーザーがサイト内で快適に動けるため、ユーザビリティの向上に役立ちます。

HTMLサイトマップの作り方

HTMLサイトマップの作成方法は主に2つあります。
・プラグインを使用して自動で作成する方法
・手動で作成する方法

手動だと作成に手間がかかるので、ここでは「PS Auto Sitemap」というプラグインを使用した作成方法を紹介します。

①WordPressで作成したサイトにプラグイン「PS Auto Sitemap」をインストールし、有効 化します。

②設定画面で、サイトマップから除外したいカテゴリやページなどがあれば設定します。

③設定を終えたら、画面下方に表示されたサイトマップのショートコードをコピーします。

④「固定ページ」を新規追加し、エディタを「テキスト」に変更してショートコードを貼り付けます。

⑤固定ページのタイトルを「サイトマップ」などに変更して公開します。

⑥公開したサイトマップのポストIDを調べます。サイトマップのURLの「post=」のあとの 数字です。

⑦設定画面に戻り、上で調べた数字を「サイトマップを表示する記事」の欄に入力します。

⑧「変更を保存」をクリックすると、サイトマップが完成して公開されます。

XMLサイトマップとは

XMLサイトマップとは、検索エンジンにページを認識させるという特徴があるサイトマップです。Webサイト内の各ページのURLや優先度、更新日、更新頻度などが記述されています。

XMLサイトマップを設置することで、検索エンジンに対して、サイトの存在や更新をスムーズに知らせることができ、クローラーを効率的に巡回させることができます。

また、クローラビリティが向上することは検索順位にも影響を与えるので、サイトマップは内部SEOとしても機能できます。

XMLサイトマップ(sitemap.xml)の作り方

XMLサイトマップの作成方法には2つの種類があります。
・自動生成
・手動生成

手動だと手間がかかるので、プラグインを活用し、自動化してsitemap.xml(XMLサイトマップ)を作成する方法を紹介します。

・サイトマップ自動生成ツール「sitemap.xml Editor(http://www.sitemapxml.jp/)」の場合

①sitemap.xml Editorにアクセスします。

②サイト上部の「PCサイトマップ(sitemap.xml)を作成」にサイトのURLを入力します。

③必要なら除外するディレクトリ名などを入力し「サイトマップ作成」をクリックします。

④生成されたXMLサイトマップをダウンロードし、自分のサイトのrootディレクトリにアッ プロードします。

⑤XMLサイトマップの作成・更新をGoogle Search Consoleに登録します。

サイトマップの使用例

「サイトマップ(sitemap.xml)を作成したら、Googleに伝える必要があります。」

sitemap.xmlは作成したら終わりではなく、Googleに作成したことを伝える必要があります。Google Search Consoleもしくはrobots.txtといったツールから伝えることができます。

「XMLサイトマップを制作する際のプラグイン」

代表的なプラグインに「Google XML Sitemaps」「All in One Seo Pack」があります。
「Google XML Sitemaps」は、更新するたびに自動でサイトマップを生成する、検索エンジンに通知するといった特徴があります。
「All in One Seo Pack」はSEOに適したプラグインです。このプラグインの中にXMLサイトマップを制作できる機能があります。

「Google推奨のsitemap.xml(XMLサイトマップ)」

公式に推奨されてるサイトマップ形式が、XMLファイル(sitemap.xml)となります。
このサイトマップは、XMLファイル(sitemap.xml)のサイズや指定できるURLの数に制限があります。

「サイトマップは作成した方がいいのか」

サイトマップを送信することは検索順位に影響を与えません。しかし、サイトマップを送信するメリット(クローラビリティ、ユーザビリティの向上)はあっても、デメリットはありません。

サイトマップに関係した気になる話題

SEOとの関係

XMLサイトマップの作成は内部SEOとして有効です。以前はHTMLサイトマップにも一定のSEOがありましたが、現在は検索エンジンがXMLサイトマップをクロールするためその効果はありません。XMLサイトマップには、検索エンジンにサイト内のURLや優先度などを知らせてクローラーを効率的に巡回させる効果があるので、SEO効果を狙う場合はXMLサイトマップを作成しましょう。

GoogleSearchConsoleへの登録

サイトマップを作成したことをGoogleに伝える必要があります。
その際に用いるツールが「GoogleSearchConsole」です。ここでは「GoogleSearchConsole」の設定方法を紹介します。

①はじめに、SearchConsoleにログインします。

②左のメニューバーから「サイトマップ」をクリック。

③新しい画面が出てくるので、「新しいサイトマップの追加」の項目にURLを入力して「送信」をクリック

④「サイトマップを送信しました」という表示が出てくれば、完了です。


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