IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月14日

いんたーすていしゃるこうこく

インターステイシャル広告

オーバーレイ広告の一種であり、アプリとウェブサイトのインターフェースにポップアップとして表示される広告

英字

POINTインターステイシャル広告とは

インタースティシャル広告とは、オーバーレイ広告の一種であり、アプリとウェブサイトのインターフェースにポップアップとして表示される広告です。表示画面には、コンテンツを読むもしくはページ好き覆うなどのリンクが表示されていることからスプラッシュページと呼ばれることもあります。

特徴は画面とページの切り替え・遷移時に自然なタイミングで表示されることです。具体的には、ユーザーはこの広告が表示された場合、クリックしてリンク先に飛ぶか、画面をクローズして元の画面に戻るかを選ぶことができます。

 

メリット・デメリット

インタースティシャル広告のメリットは、CTA(Call to Action)行動喚起率と大きなサイズの画面の組み合わせによって、モバイル広告で効果的なことです。
一方で、デメリットとしてはGoogleはモバイルユーザーの体験を損ねるとしてインタースティシャルをUX上問題のある仕組みだとみなし、マイナス評価をする動きがあることです。具体的には、検索結果のランキングが下がることが挙げられます。検索順位が下がることで、閲覧者が減る場合があります。

プレスティシャルとポストスティシャル

インタースティシャル広告は大きくプレスティシャルトポストスティシャルがあります。
プレスティシャルはあるページを開いた瞬間にページを覆い隠すように表示されるインタースティシャル広告です。
ポストスティシャルとは、閲覧者がWebページのリンクをクリック、もしくはタップすることで別のページへ遷移する瞬間に表示されるインターステーシャル広告です。
つまり、広告が表示されるタイミングが異なります。

インタースティシャル広告のデザイン

インタースティシャル広告のデザインは大きくコントラストデザインとフォーム型インタースティシャル広告があります。
コントラストデザインはバックグラウンドカラーをブラックもしくは、灰色にすることで広告を目立たせるデザインです。
フォーム型インタースティシャルは見込み客に対して資料請求を促し、個人情報を入手することを目的としている場合に用いられるデザインです。リードジェネレーションサイトを運営しているマーケティング担当者に積極的に利用されています。

スタンドアロンインタースティシャル広告とは

スタンドアロンインタースティシャル広告とは、ユーザーがメインコンテンツにアクセスする前に終了させないといけない単独のインタースティシャル広告です。具体的には検索結果をクリックすると本来のサイトではなく、広告だけが単独であるページに遷移されます。スタンドアロンインタースティシャル広告もGoogleによってマイナス評価を受けることで、検索結果が下がってしまう可能性があるので注意が必要です。

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インターステイシャル広告の使用例

「インタースティシャル広告が邪魔だなあ」

ユーザーがコンテンツを表示しようとしたが、表示されたのが広告で、かつ画面が覆われることによってストレスを感じることは少なくありません。広告効果は大きい一方でユーザー体験を損ねてしまう可能性があることを考慮する必要があります。

「インタースティシャル広告のCTRが10%になりました」

インタースティシャル広告のCTRの平均は1〜2%や4〜5%とされていますが、サイトや広告によって異なります。CTRを向上させるためには、インタースティシャル広告を正しく表示させた上で「サイトとの関連性」や「見せ方」を工夫することが重要です。

「インタースティシャル広告をゲームアプリに表示しよう」

推奨されるインタースティシャル広告の実装例としてGoogleが、複数のレベルやステージがあるゲームアプリに実装することを挙げています。その際に、ユーザー操作の妨げとならないことや広告表示が遅れる可能性を考慮した事前読み込みを提案しています。

インターステイシャル広告に関係した気になる話題

インタースティシャル広告とSEOとの関係性

SEOにインタースティシャル対策は必要となります。なぜなら、適切ではないインタースティシャル広告の掲載はペナルティを受けることになり、ページの検索順位を下落をさせてしまうからです。ペナルティを受けないためにも禁止とされているタイミングや頻度でインタースティシャル広告を表示していないかを確認することをお勧めします。

アルゴリズムの変更の影響を受けないインタースティシャル

アルゴリズムの変更の影響を受けないインタースティシャル広告もあります。多くのインタースティシャル広告がグーグルによってマイナス評価を受けてしますが、正しく使われている場合は影響を受けません。例えば、法律上の必要性に基づいている場合や一般公開されていないコンテンツ、簡単に閉じる事のできるバナーなどが挙げられます。よって、全てのインタースティシャル広告がペナルティを受けるわけではないので、必要な際にはしっかりつける事をお勧めします。

ペナルティを受ける可能性のあるインタースティシャル

インタースティシャル広告導入における禁止事項がGoogleによって公表されています。禁止事項は、アプリの読み込みや終了時の表示や過度の繰り返し、予期しないタイミングで表示とされています。ただし、アプリの画面が切り替わる際には広告表示が認められているようです。


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