IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月27日

りぴーたー

リピーター / repeater

商品やサービスを繰り返し購入・利用する顧客

英字

POINTリピーター / repeaterとは

リピータとは、英語で「repeater」であり、商品やサービスを繰り返し購入・利用する顧客のことをいいます。特に、食事や旅行の際に、同じお店や場所を何度も利用・訪問する人のことをいう場合もあります。また、Webサイトにおけるリピーターでは、同じWebサイトを何度も訪問するユーザーのことを指します。

リピーターの重要性

リピーターは商品やサービスを繰り返し購入してくれるため、新規顧客獲得コストをかけずに売上を伸ばすことができます。また、商品やサービスに愛着を持ってくれているリピーターの口コミ効果も期待できるため、新規顧客に向けた有効な宣伝手段にもなり得ます。
さらに、売上の8割は2割の優良顧客によって生み出されているという「パレートの法則」に則れば、リピーターを獲得することは売上の向上にとても効果があります。パレートの法則が必ずしも正確とは限りませんが、リピーターに焦点を絞った施策をおこなうことは有効です。

リピーターを獲得する方法

リピーターを獲得する方法として、大きく3つ挙げます。
①商品やサービスに愛着を持ってくれそうなターゲットを絞ってアプローチする方法です。不特定多数に向けた情報発信でなく、対象を絞ってアプローチをすることでより高い効果が得られやすいです。

②購入後のアフターサービスをおこなうことです。商品を購入した顧客に対して再度アプローチをおこなうことで、もう一度自社の商品を購入してくれる可能性を高めることができます。

③購入回数や頻度によって顧客をセグメンテーションし、顧客に合わせたコミュニケーションをおこなうことです。商品を初めて購入した顧客と、繰り返し何年も購入している顧客とでは喜ばれる対応が異なるので注意が必要です。

IT用語としての「リピーター」

IT用語としてのリピーターとは、無線通信システムの中継局のことです。一方のケーブルから流れてきた信号をもう一方のケーブルに送り出すことができ、その際ケーブルの信号の減衰を増幅して伝送距離を延長することができます。そのため山や高層ビルなどに設置され、通信範囲を広げる役割を担います。他にも、電波の届かない地下やビル内でも用いられ、大規模なリピータだけでなく比較的小型で簡易的なリピータもあります。
また、すべての信号を中継する装置は「リピータハブ」と呼ばれます。

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リピーター / repeaterの使用例

「リピーターを増やして売上を伸ばそう」

リピーターは何度も自社の商品やサービスを購入するため、リピーターを増やすことは売上向上につながります。

「このカフェはリピーターが少ないことが課題だ」

リピーターが少ないと、売上が安定しにくく、口コミ効果もないことから新規顧客の獲得にかなりのコストもかかってしまいます。リピーターが増えるよう施策をおこないましょう。

「リピーターを獲得するためにDMを送ろうかな」

購入後の顧客に次回来店のきっかけをつくったり特別なクーポンを載せたDMを送信したりすることで顧客をリピーターにすることができるかもしれません。

「このレストランの接客はとてもいいね!リピーターになろう」

商品自体の値段や質だけでなく、接客やサービスの質が高ければリピーターになってくれるかもしれません。実店舗やECサイト上で得られる体験に注目して見るのも良いかもしれません。

リピーター / repeaterに関係した気になる話題

パレートの法則とは

パレートの法則とは、リピーターなど優良顧客の重要性を説いた理論で、2割の要素が全体の8割を生み出しているという理論です。イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが、様々な統計資料から導き出した法則で、マーケティングや売上管理、品質管理においても利用されます。厳密にいうと必ずしも正確とは限らないが、「少数の要素が全体に大きな影響を及ぼす」という考えが重要です。


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