IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月14日

ゆーざー

ユーザー

商品・サービスなどを利用・購入する人

別名
英字

POINTユーザーとは

ユーザーとは、利用者や使用者という意味を持つ英単語です。
インターネットの分野では、一般的にソフトウェアやシステム、サービス、商品などを利用する集団や個人のことを指します。
ユーザーの対義語には、「ベンダ」(vendor:販売者)、「メーカー」(maker:製造者)、「デベロッパー」(developer:開発者)などがあります。

ユーザーの定義の曖昧化(インターネットにおける)

一般的に商品・サービスなどを利用・購入する人のことを指しますが、近年ユーザーの意味が曖昧化しつつあります。その主な要因としてアカウント・IDなどのユーザーに関連する用語の登場が挙げられます。

アカウント(別名:ユーザーアカウント)とは、主に特定のサービスを使う権利のことを指します。ID(別名: ユーザーアイディー)とは、ユーザーを識別するための手段のひとつです。こういった用語との定義の境目が曖昧になりつつあると言われています。例えば、「アカウント名」を「ユーザー名」、「ID」を「ユーザー情報」と呼ぶことがあります。

また、近年はユーザーの定義がさらに広義化しています。
特にFacebookやTwitterなどのSNSでは、単に商品やサービスを利用・購入・消費する存在だけを指すのではなく、その情報を口コミやインターネット等で発信や拡散をおこなう存在もユーザーと呼ばれています。

Webサイト改善に役立つ「アクティブユーザー数」とは

主にソーシャルメディアやソーシャルアプリなどで、サイトの管理者が設定した期間内にサイトを訪れた(利用した)人を指します。サービスの内容によって期間は異なり、1日1回以上利用しているユーザーを指す場合もあれば、1週間に1回以上利用しているユーザーを指す場合もあります。

アクティブユーザー数は、計測する期間によって指標が分かれます。例えば、1日あたりのアクティブユーザー数はDAU、1週間あたりはWAU、1ヶ月あたりはMAUとなります。

アクティブユーザー数は「サービスの実力」を表す指標としても重要視されており、計測することでユーザーの定着率やリピーター数、それに関連した問題点を把握できる可能性があります。

「ユニークユーザー数」を計測することで正味人数を把握できる

Webのアクセス数の単位の一つで、主に特定のWebサイトを一定の期間のうちに複数回訪れたユーザー数を指します。また、ユニークユーザー数は、期間内に同じユーザーが何度アクセスしても、まとめて1回のアクセスとして(重複せず)カウントします

通常はWebサーバに対応しているアクセスログ解析ツールでカウントします。Webサーバのログから解析することで(訪問者のIPアドレスやホスト名の情報により)、同一人物の重複カウントを防ぎます。

ユニークユーザー数を計測することである程度の重複を防ぐことは可能ですが、技術的にWeb上で人物の同定を確実におこなうことは不可能だと言われています。例えば、同じ人物が複数ののPCやスマホから同じサイトを訪れるとユニークユーザーは2人とカウントされます。反対に、複数の人物が同じパソコンの同じブラウザから訪問した場合は、同一人物としてカウントされます(IPアドレスやホスト名から判断できる)。

ユーザーの使用例

「自社のTwitterアカウントを作成してユーザーとコミュニケーションをとろう」

「リスティング広告を活用してユーザーを自社サイトに誘導する」

「ユーザーが快適に使えるようなシステムを構築したい」

「ユーザーに関する情報は絶対に漏洩してはいけない」

ユーザーに関係した気になる話題

ユーザーの利便性を示す「ユーザービリティ」とは

「国際規格のISO 9241-11」では、特定の利用状況において、特定の利用者によって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、利用者の満足度の度合いと定義されています。

ユーザビリティを簡潔に言えば、システムやWebサイトなどの使いやすさ(利便性)のことを言います。例えば、ページ数が多い大規模なWebサイトにおいて、ユーザーがストレスなくスムーズに目的のページにたどり着ける設計がされている場合、それはユーザビリティの高いサイトであると言えます。


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