IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月27日

おーがにっくけんさく

オーガニック検索 / organic search

検索結果に表示されるURLのリストのうちリスティング広告のような広告枠を含まない部分のこと

別名
英字

POINTオーガニック検索 / organic searchとは

オーガニック検索とは、検索結果に表示されるページのリストのうち、広告枠以外のもののことです。「オーガニック(organic)」には「有機物を含まない」、「添加物を含まない」といった意味があり、そこから転じてWebマーケティングでは「インターネットのサービスにおいて有料広告を使わないもの」という意味があります。

検索エンジンで検索すると、検索結果の上部には検索連動型広告と呼ばれる検索キーワードに応じた広告のページが表示されます。その広告の下に、検索エンジンのデータベースから抽出されたページのリストが表示されます。この、広告ではないページのリストのことをオーガニック検索と言います。

オーガニック検索は「自然検索」、「ナチュラル検索」とも呼ばれます。

オーガニック検索のメリット

オーガニック検索のメリットは大きく3つあります。

①オーガニック検索でサイトが上位表示されることによって、多くのユーザーの目に留まりサイトへの訪問者数やアクセス数が増加します。
②オーガニック検索で上位表示になるということは、ユーザーから高い評価を得るているということであるので、ブランディングの強化になります。
③オーガニック検索での上位表示が実現すると有料検索による集客を比率を下げることが可能になることから広告費の削減になります。

オーガニック検索とSEOの関係

オーガニック検索にページが表示される時、上位に表示されればされるほど、ユーザーの目につきやすくなるため、訪問数が上がりクリック率が高くなる傾向があります。そのため、オーガニック検索に上位表示されることが重要です。
オーガニック検索で上位表示されるように対策をすることを「SEO」と言います。

オーガニック検索とSEMの関係(Search Engine Marketing)

SEM(Search Engine Marketing)とはサーチエンジン、すなわち検索エンジンを用いたマーケティング手法の総称です。そしてサーチエンジンの中には検索エンジン広告とSEOがあります。
つまりオーガニック検索のSEOはSEMの一種であるため、SEMを行う場合はオーガニック検索への理解が重要になります。

オーガニック検索とGoogleアルゴリズム

オーガニック検索における検索順位はGoogleアルゴリズムによって決められています。よって、検索順位を上げるためにはGoogleアルゴリズムについて知ることが重要です。
Googleアルゴリズムの仕組みは公表されていないため明確にはわかっていませんが、一般的に順位決定の要素は①クエリ依存要素②非クエリ依存要素といわれています。

オーガニック検索結果のクリック率

オーガニック検索結果の表示順位によってクリック率は大きく変わります。一般的に検索結果が1位は約20%、2位は約10%、3位は約8%、4位以下はクリック率1%台で、8位以下になると約1%といわれています。
よって、検索順位が上位であることはクリック率に大きな影響を与えているといえます。

オーガニック検索からの流入をGoogleアナリティクスで確認する方法

Googleアナリティクスを開き、左メニューバーの「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」から流入チャネルごとのデータを見ることができます。
ここでの「Organic Search」がオーガニック検索からの流入を表しています。

「オーガニック検索 / organic search」を調べた人はこの用語も調べています

オーガニック検索 / organic searchの使用例

「オーガニック検索で上位表示するためにSEOを行おう」

オーガニック検索で上位表示するために対策を行うことをSEOと言います。

「オーガニック検索で上位表示されるようになったから流入が増えたぞ」

オーガニック検索で上位表示されると、ユーザーへの表示回数が上がり、クリック率も向上する傾向にあるので、流入が増えます。

「オーガニック検索からの流入をGoogleアナリティクスで確認しよう」

Googleアナリティクスを使えば、オーガニック検索からの流入を分析することができます。

「オーガニック検索の検索キーワードをGoogleサーチコンソールを使って確認しよう」

Googleアナリティクスでオーガニック検索の検索キーワードを調べようとしても、大半は「not provided」と表示され、見ることができません。Googleサーチコンソールを使うことでユーザーがどんな検索キーワードでページに訪問したのか調べることができます。

オーガニック検索 / organic searchに関係した気になる話題

検索結果でオーガニック検索の上に表示されるリスティング広告

リスティング広告はインターネット広告の一種でネット広告の代表格として知られています。Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンでユーザーが検索した際に、そのキーワードを関連して表示する広告です。広告は検索エンジンの自然検索結果の上部や下部の広告枠に表示されます。特徴としては興味を持って検索したキーワードに連動して広告が表示されるのでコンバージョン率が高く、顕在層の獲得に適していることが挙げられます。料金はクリック課金制なので、クリックされた分だけ費用が生じます。

リスティング広告とオーガニック検索の違い

リスティング広告はユーザーが検索エンジンで検索した語句に連動して検索結果の上位に関連する広告が表示されます。この広告は有料検索の一種で入札価格と広告の品質で検索順位が決まります。
オーガニック検索とは検索エンジンのアルゴリズムによってランキングされます。オーガニック検索は検索順位を操作できません。また、オーガニック検索をクリックしても料金は発生しません。
よって、オーガニック検索は広告ではないため費用によって検索順位を変動させることやクリックによる料金は発生しません。

オーガニック検索とユニバーサル検索

ユニバーサル検索とはオーガニック検索の検索結果に様々な情報が表示される検索の表示のことを言います。例えば、単なるページではなく、場所情報を含めて地図と一緒に表示する情報やビデオ、ニュース、画像、ミニブログのリアルタイム検索などがあります。
つまり、ユニバーサル検索はオーガニック検索の一種であると言えます。


オーガニック検索 / organic searchに関連する記事

この記事がお役に立ちましたら、"いいね!"をお願いします
minweb辞書のIT用語をお届けします