IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2020年3月27日

ぐーぐるさーちこんそーる

Google Search Console / グーグルサーチコンソール

Googleが無料提供する高機能サイト解析サービス

別名
英字

POINTGoogle Search Console / グーグルサーチコンソールとは

Google Search Consoleとは、Googleが無料提供する高機能サイト解析サービスです。Google検索結果でのサイトの掲載順位を監視、管理、改善するに役立ちます。2015年5月にGoogleウェブマスターツールから名称が変わりました。検索での見え方や、検索トラフィック(オーガニック検索)、Googleインデックス(インデックス登録状況)、クロール(クローラー状況)、セキュリティ、スパム(SEOスパム)などあらゆる視点からサイト管理ができ、パフォーマンス向上に役立てることができます。

SEOに必須のツールであるGoogle Search Consoleを利用するために必要なものとは

Google Search Consoleを利用するために必要なものはGoogleアカウントとウェブサイトの所有権のみとなっています。登録の手順はGoogleアカウントからGoogleSarchConsoleにログインし、ウェブサイトの所有権を登録します。Googleがアカウントがない場合には新たに作る必要があります。

Google Search Consoleで主に出来ること

Google Search Consoleで主に出来ることは検索アナリスティクス、サイトへのリンク、内部リンク、検索トラフィック、手動対策サイトマップなど多岐に渡ります。

検索アナリティクスは検索キーワードとそのクリック率や検索順位がわかります。
サイトへのリンクはリンク数の最も多いリンク元やコンテンツ、リンクのアンカーテキストなどの状況を確認することができます。
内部リンクは、サイト内のページごとの内部リンク数を確認することができます。
サイトマップは、サイト全体のページを一覧で記載しているページであり、作成することによってクローラー巡回を送信することができます。
手動対策では、Googleガイドライン違反によるペナルティを改善することができます。

Google Analyticsとの違い

Google Analyticsはサイトに流入してくる解析ツールに対して、Google Search Consoleはサイトの状況を詳しく知ることができる解析サイトという違いがあります。具体的には、Google Analyticsはどんなページを閲覧して、どのような経路で問い合わせなどの目的までたどり着いたのか、どんなページがよく閲覧されているのか、もしくは離脱されているのかを知ることができます。

一方で、Google Search Consoleは検索機ワード毎にどのくらいの順位なのか、どれほどのアクセス数が発生しているのか、などがわかります。

つまりGoogle Search Consoleはアクセスしてくる前のデータを、Google Analyticsはアクセスしてきた後のデータを閲覧することができます。

ユーザーがサイトに訪れる前の行動を分析する重要性

サーチコンソールによって、流入キーワードとコンテンツ内容の整合性を高めユーザー満足度の高いページにすることができます。その結果、SEOにおいて重視されているコンテンツの最適化をすることができ、効果を上げることができます。具体的な手法としては、サーチコンソールのクエリを確認し、狙った1キーワードを流入させることや、不要なキーワードを除外すること、競合上位傾向のあるキーワードを入れることが挙げられます。

Google Search Consoleでは、サイトに流入した検索クエリ(ユーザーがサイト訪問した時に入力したキーワード)ごとの検索結果でのクリック数、表示回数、クリック率、掲載順位などが確認できます。また、検索キーワードに対する平均順位をグラフで確認することができます。よって、クエリごとやページごと、デバイス別でも検索結果を確認することで、より詳細なページ解析を行うことができます。

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Google Search Console / グーグルサーチコンソールの使用例

「検索順位を上げるためにはどうすればいいですか?」

検索順位を上げるためには、検索アナリティクスを使って検索キーワードの分析が重要です。検索アナリティクスを使うことで、どのくらい検索結果画面に表示されているか、検索結果画面に表示されたページがどれくらい表示されているのか、キーワード何位で表示されているのかと言ったことがわかります。

「対象ユーザーはベテランだけでしょうか?」

Googleによると、対象ユーザーはウェブに関わるすべての人と設定されています。Googleによれば、ジェネラリストからスペシャリスト、初心者からベテランまで幅広く使うことができるそうです。その他にも例では、ビジネスオーナーやSEOスペシャリストまたはマーケティング担当者、サイト管理者、ウェブデベロッパーが挙げられています。

「Google Search Consoleのデメリットはないんでしょうか」

Google Search Consoleのデメリットは1つのコンソールに複数サイトを登録している場合に、一つのサイトがペナルティを受けると他のサイトも連鎖的にペナルティを受けてしまうことです。対策としては、アカウントを分けることが挙げらます。
その他にもデータが90日間しか保存されない点が挙げられます。しかし、Google Analyticsと連携することで、定期レポートの送信ができるため、過去データのバックアップができようになることで解消することができます。

「Webサイトの所有者であることを証明するためには何が必要ですか?」

Google Search Consoleに登録する際に必要なWebサイトの所有権は、DNSレコードを作成することやHTMLファイルのダウンロード、HTMLタグの記入、Google Analyticsとの連携、Googleタスクマネージャの利用によって取得することができます。中でも、一般的には、HTMLファイルのダウンロード、HTMLタグの記入、Google Analyticsとの連携がおすすめとされています。

「クエリが出てきません」

クエリとは、検索キーワードのことを示し、検索結果で上位表示されていないとクエリは表示されません。しかし、検索結果に表示されれば、クリック・訪問されていなくてもキーワードは表示されるので、検索されるのを待つ、もしくはサイトのコンテンツの最適化といったSEOが必要になります。また、クエリのデータの更新は遅れている場合もあります。

Google Search Console / グーグルサーチコンソールに関係した気になる話題

リニューアルでFetch as Googleが廃止された

Fetch as googleによって修正内容を早く反映させたいときや新規サイトを公開した時などに、サイトの認識を早めることができます。Google Search Consoleのアップデートによって、Fetch as Googleは利用できなくなってしまいました。しかし、URLを登録する機能は、Google Search Consoleに同様の機能があります。新インデックスを登録するためには、URL検索から登録したいURLを検査し、インデックス登録をリクエストをクリックすることで登録することができます。また、タイトルタグや、テキスト文章の増加ページ内容の大幅なリライトといった改善内容をGoogleに伝え、最新ページの認識を促すことで効果的にSEOをすることができます。


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