更新：2020年3月30日

きゅーあーるこーど

QRコード / キューアールコード

QRコード（Quick Response）とは、情報を読み取ることができる2次元コードです。

別名２次元コード

英字 QR Code

QRコード（Quick Response）とは、情報を読み取ることができる2次元コードです。
1994年に日本の企業であるデンソー（現：デンソーウェーブ）によって開発されました。
バーコードよりも格納できるデータ量が大幅に増加し、その利便性から2000年から国際規格化され世界に広がりました。スマートフォンの普及によって使用シーンが増えています。

QRコードのメリット

QRコードのメリットは大きく２つあります。

①大容量の情報を小さなコードに表現できます。QRコードは、数字・英字・漢字・カナ・記号バイナリ・制御コード等のデータを扱うことができます。表示領域も様々なバージョンがあり、格納容量を変えることもできる。

②小さなスペースに表示ができます。これによって小さなコードに情報を詰め込むことで、情報を奥スペースや情報説明にかける時間や人員コストを削減できます。

QRコードの使用例

①電子マネー決済です。電子決済ツールの一つとしてQRコードが使われています。国内では、LINE Payや楽天Pay、Pay Payがあります。

②在庫、工程、入退場管理です。製造工場では、製品や在庫、部品の管理など広く使われています。また、人員の勤怠管理、イベント会場にも利用されています。

③名刺のQRコードです。名刺にQRコードを記載するケースも増えています。

④SNSでの気軽な交換です。ツイッターやLINEなどのアカウント情報の交換にもQRコードが利用されています。

バーコード（1次元コード）とQRコード（2次元コード）の違い

1次元コードは、読み取り速度が早い事やリーダーが安価である一方で、横方向に線の太さや間隔などで文字を表現しており、多くの文字を取り扱うことができないです。

2次元コードは、小さい画像で多くの情報を表示することができ、誤り訂正機能や汚れや破損に強い特徴があります。

QRコードの仕組み

QRコードは大きく5つの構造に分かれています。

①セル（言語）。コード内に存在する白黒のマスで、2進法で言語を示すように設定されています。

③タイミングパターン。黒いセルと白いセルを交互に配置することで、QRコードの座標を検出する役割があります。

④アライメントパターン。右下にある目玉のような部分は、カメラを斜めにかざした場合でも各セルに生じるズレや歪みを補正する役割があります。

⑤フォーマット情報（誤り訂正機能）。切り出しシンボルの周囲を囲う部分であり、この部分の配列パターンによって誤りの訂正のレベルが設定されています。

QRコードの作り方

QRコードは自分で作成することが可能です。
QRコードを開発した株式会社デンソーウェーブによる専門アプリによって作ることができます。
簡単な操作でテキストやURL、連絡先、位置情報などをQRコード化することができます。
また、アプリはコードの作成だけでなく、コードを読み取ることもできます