IT/Web/マーケティング用語辞典

更新:2019年12月20日

たぐ

タグ

Webにおけるタグとは、主にHTMLやXMLなどの言語で使われる制御情報のこと。

英字

POINTタグとは

タグは、分野によって様々な意味があります。
Webにおけるタグとは、主にHTMLやXMLなどの言語で使われる制御情報のことです。
HTML言語は、文字の大きさやレイアウトを変更したり、画像へのリンクURLを示すなどのことが可能になります。Webページを記述する際には、主に記号「<>」で囲み、タグを示します。

これらの情報は、あくまで本文に付与される情報のため、実際にWebページが閲覧された際には本文のみが表示されます。近年では、SNSでも「ハッシュタグ」や「タグ付け」など、様々なタグが用いられています。

インターネット上でのタグの種類(HTMLタグ、コンバージョンタグ)

代表的なタブにHTMLタグとコンバージョンタグがあります。
HTMLタグは、Webページで文字の強調・レイアウトなど様々な表現をするために使われるタグです。コンバージョンタグは、会員登録や商品購入などのコンバージョンを計測するためにHTMLに埋め込むタグです。

サイト上で分類するために使用されるタグとは

サイト上で分類するために使用されるタグに「ブックマークタグ」というものがあります。ブックマークタグは本を読むときに使用される「しおり」のような役割があります。

ブックマークとは、よく訪れるサイトのURLを登録しておき、いつでも気軽に見返すことができる機能です。フォルダを利用するなどして、利用者自身が分かりやすいようサイトを分類することができます。マイクロソフト社のInternet Explorer では「お気に入り(Favorite)」と呼ばれています。

Webでよく聞くタグとは違った言葉の使い方(言葉の意味としては、木札やラベルといった意味もある)

タグは分野によって様々な使われ方や意味を持っています。
英語の「tag」は「木札」「ラベル」「荷札」という意味を持っています。「商品につけている札」「モノを分類するためのラベル」といった使われ方があります。
ほかにも、本や参考書などにメモしておきたいことを書いて貼り付ける、単にしおりとして使用することができる、様々な使い道がある「付箋(ポストイット)」もタグの1種になります。

タグの使用例

「クレームタグとは何ですか?」

クレームタグとは、飛行機に搭乗する際に預けた荷物の引換証のことを指します。ITで用いられるタグとはほとんど関係はありません。

「ツール用制御タグとは」

Googleアナリティクスやヒートマップといったツールを使用するために埋め込むタグです。ユーザーがページを閲覧するとタグ機能が読み込まれ、データ集計をおこなうことができます。

「ハッシュタグを利用できるサービスはTwitter、Instagram以外でありますか?」

Facebook、Youtube、VK、Pinterestなど、これらのSNSは全てハッシュタグを利用できます。

「metaタグって何ですか?」

metaタグは、Googleなどの検索エンジンにむけて、Webサイトの情報を伝える目的で使用されるタグのことです。

タグに関係した気になる話題

Instagramで使用される#「ハッシュタグ」とは

ハッシュタグの主な役割は、タグ付けされたキーワードから、検索をおこない情報を検索・共有することです。使用方法は、「#」の後に特定のキーワードを付与するだけです。現在、ハッシュタグは個人利用だけでなく、インターネットにおける企業のプロモーション活動として活用されることがあります。

企業がハッシュタグを用いるメリットは主に3つあります。
1.ハッシュタグを用いることで、自社をフォローしていないユーザーでも投稿を見てもらうことができる
2.タグによって検索性が高まり、潜在顧客を獲得しやすくなる
3.ユーザー自身が情報を拡散してくれる可能性がある

ハッシュタグを用いれば、関心度の高いユーザーに投稿を見てもらえる可能性が高まり、ユーザー自らが情報をさらに拡散してくれる場合もあります。

Webサイトのタグを一元で管理できるサービス、Googleタグマネージャー

Googleタグマネージャーとは、Googleが無料で提供している「Webサイトのタグを一元で管理できるサービス」のことです。

リスティング広告のコンバージョン測定、GoogleAnalyticsでのサイトの解析など、導入したいツールやサービスが増えるほど、多くの種類のタグが必要になります。タグの種類が増えるほど管理に手間がかかり、これが杜撰になると問題が起きてしまうことがあります。

このような問題を解決してくれるのがタグマネージャです。

タグ付けする時は注意、無断のタグ付け問題

写真や動画に特化したSNSが人気となっているのですが、この際に気を付けたいことは無断のタグ付けについてです。

InstagramやTwitterなどのSNSは、文字以外に写真や動画も投稿できることが魅力の一つです。しかし、これらを使用して被写体の許可なくタグ付けをおこなうと、場合によっては大きな問題となることがあります。

写真などをタグ付けすると第三者に、いつどこで誰と何をしていたかという情報が公開されてしまいます。許可なくSNS上に公開した場合などは、プライバシーの侵害と訴えられる可能性もありますので注意が必要です。


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