POINTデバッグ / Debugとは
デバッグとは、バグと呼ばれる関数やプログラムの間違いを見つけ、それらを修正する作業のことです。さらに、バグの検出・修正だけでなく、同じバグが起きないように対策する一連のプロセスをまとめてデバッグということもあります。デバッグはバグフィックスとも呼ばれます。
ソフトウェア開発において、バグが完全に0の完成品を作り上げることはとても難しいため、ソフトウェアの品質を保証するためにも、デバッグという作業を通してバグの修正をおこなうことはとても重要です。
でばっぐ
バグと呼ばれる関数やプログラムの間違いを見つけ、それらを修正する作業のこと
デバッグとは、バグと呼ばれる関数やプログラムの間違いを見つけ、それらを修正する作業のことです。さらに、バグの検出・修正だけでなく、同じバグが起きないように対策する一連のプロセスをまとめてデバッグということもあります。デバッグはバグフィックスとも呼ばれます。
ソフトウェア開発において、バグが完全に0の完成品を作り上げることはとても難しいため、ソフトウェアの品質を保証するためにも、デバッグという作業を通してバグの修正をおこなうことはとても重要です。
デバッガとは、バグの検出・修正を支援するソフトウェア、またデバッグを担当する人のことをいいます。
ソフトウェアとしてのデバッガは、ほとんどのソフトウェア開発ツールにデバッガ機能として装備されています。デバッガを使えば、プログラムの実行をあるポイントで停止させたり、変数やメモリの値を確認しながら部分的なテストを繰り返したりすることができます。このとき、デバッガはバグの検出の支援が主な機能で、自動的にバグの修正をするソフトウェアではないことが特徴です。
デバッガを担当する人という意味のデバッガは、バグがなくなるまでデバッグの作業を繰り返すのが主な業務です。プログラム開発者とデバッガは必ずしも同一人物とは限らず、デバッグを専門とする会社や人も存在します。
デバッグの作業は、主に、①バグを見つける、②バグの原因を探す、③バグを取り除くという3つのステップで構成されます。
まず、バグを確認します。テストをおこない、バグがないかチェックします。
次に、バグを見つけます。エラーコードを確認したり、バグを見つける専用のソフトウェアであるデバッガを用いたりして、様々な条件を実行してバグの発生条件を見つけます。
最後に、バグを取り除きます。バグの原因となるコードを変更し、正常に動作するようにします。ただし、あるコードの修正をすることで他の場所でバグが発生してしまうこともあるため、修正後はもう一度テストをおこなうなど、注意が必要です。
バグを見つける方法として、大きく3つ挙げます。
①目視でチェックする方法です。机上デバッグとも呼ばれます。式や変数の誤りなど、バグの原因が初歩的なミスの場合は、デバッガを使うより効率的の場合もあります。
②分割統治法と呼ばれる方法もあります。プログラムを分割して実行し、どの部分のプログラムまでまで正常に動いているのかテストを繰り返します。そうすることで、バグの場所を絞り込むことができ、最終的にはバグの原因を発見することにつながります。
③デバッガを使う方法も効果的です。デバッガはバグの発見を支援するソフトウェアで、プログラム実行中の様子を観測したり制御したりすることができるツールです。実際に現場でよく利用されています。
バグの原因としては様々で、プログラマによる誤記、勘違いなどによるものから、プログラムを構成する論理やアルゴリズムに誤りがある場合もあります。また、開発当初に予定していなかった変数の入力や動作環境によるバグなどもあるため、開発段階のテストですべてのバグを発見するのはとても難しいです。
テストでバグが確認できても、バグの原因を見つけることが難しい場合もあります。デバッガを用いることで、効率的にバグの原因を検出できるかもしれません。
デバッグ作業はソフトウェア開発にとって欠かせない作業です。デバッグが終わらないと、システムのリリースが延期になってしまう可能性もあります。
デバッガはバグの検出を支援するツールです。デバッガはソフトウェア開発ツールについていることが多いため、すぐに利用できます。
ゲームをテストプレイして、デバッグ作業をおこなう人をゲームデバッガと呼ぶことがあります。バグの発見と報告のみが業務の人もおり、全員がプログラミングができるわけではありません。
ゲームテスターとは、ゲームが仕様通り動くかテストし、バグの発見をおこなう人のことです。ゲームテスターはゲームのテストをして、バグの発見及び報告までを担当しますが、会社によってはバグの修正などのデバッグ作業も担当することもあるため、ゲームデバッガと呼ばれるようになりました。
Facebookには「シェアデバッガー」と呼ばれるデバッグツールがあり、OGP設定を確認することができます。OGPとは、SNS上で外部サイトの情報を表示させるための規格です。OGP設定がきちんと設定されていれば、SNSで外部サイトのURLがシェアされたときに、そのURLのページのタイトルやサムネイル画像付きで表示することができます。
また、Twitterでも同様な機能を持つデバッグツール「Card validator」があります。確認したいURLを入力するだけで、表示が確認できます。