POINTアプライアンス / applianceとは
アプライアンスとは、器具、装置、家電などの意味を持つ英単語です。
特にIT分野では、特定の機能や用途に特化した情報機器や電気機器のことをいいます。ファイルサーバやルータ、ロードバランサなどの製品はすべてアプライアンス製品の1つです。
アプライアンスは、多機能の汎用的な製品と比べて1つの機能に特化しているため、無駄な機能を省き、低コストで簡単に運用できるという特徴があります。
あぷらいあんす
特定の機能や用途に特化した情報機器や電気機器のこと
アプライアンスとは、器具、装置、家電などの意味を持つ英単語です。
特にIT分野では、特定の機能や用途に特化した情報機器や電気機器のことをいいます。ファイルサーバやルータ、ロードバランサなどの製品はすべてアプライアンス製品の1つです。
アプライアンスは、多機能の汎用的な製品と比べて1つの機能に特化しているため、無駄な機能を省き、低コストで簡単に運用できるという特徴があります。
アプライアンス製品の特徴として大きく2つが挙げられます。
①まず、低コストであることです。様々な機能を持ち複数の用途に使うことができる汎用製品に比べ、アプライアンス製品は特定の機能や用途だけを盛り込み、不要な機能や用途を削減できるため、比較的安価で高い性能を実現できます。また、多機能製品に比べて省電力性なものが多く、運用コストも削減できるという特徴もあります。
②次に、導入や運用が簡単であることです。アプライアンス製品はあらかじめOSなどのソフトウェアが組み込まれた状態で提供され、導入時の手間を省けるだけではなく、保守・運用が手軽にできるという特徴があります。
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アプライアンスサーバは、特定の用途向けに開発されたサーバのことです。
具体的には、ファイル共有の機能に特化したファイルサーバーや、インターネット接続時にセキュリティを保つプロキシサーバー、電子メールを送受信するためのメールサーバなど、用途に応じて様々な種類のサーバがあります。
アプライアンスサーバは、汎用サーバと比較して低コストで導入でき、短期間でサービスを稼動できます。また、単機能だけのため負荷が少ない分性能が高く、特定用途のパフォーマンスが最適化できることも特徴です。
アプライアンスサーバには、特定の用途に特化しているため汎用性と拡張性に欠けるというデメリットがあります。サーバを複数の用途で利用する可能性がある場合や、増設などをおこなう可能性が高い場合には、汎用サーバーを選択した方よいこともあります。
アプライアンスサーバを導入する際には、現状だけでなく今後何の用途でサーバを利用するのか考えて導入した方が良いでしょう。
セキュリティアプライアンスとは、セキュリティ機能に特化したコンピュータのことです。ファイアウォール、VPNゲートウェイ、IDS/IPS、アンチウイルス、アンチスパムメールなどの機能がついていることが一般的です。
また、これらの全ての機能を兼ね備えた「UTM(総合セキュリティアプライアンス)」というものもあります。もともとファイアウォールに特化したアプライアンス製品が多機能化してセキュリティ専門機器のUTMが生まれました。導入が簡単で、利用する機能も選択することができるという特徴があります。
アプライアンスサーバは単機能に特化している分低コストで性能が高く、汎用性サーバは多機能で拡張性が高いという特徴があります。サーバの用途によって、どちらを導入するか決めると良いでしょう。
セキュリティアプライアンスを導入すれば、高いセキュリティ機能を手に入れることができます。特に、UTMを導入すれば、1台で総合的なセキュリティを実現できます。
ルータは、異なるネットワーク同士を相互に接続するという機能に特化したアプライアンス製品です。他にも、家庭で見られるアプライアンス製品として、家庭用ゲーム機器や冷蔵庫、炊飯器などの白物家電が挙げられます。
家電分野でも、ホームネットワーク機器や情報家電などをアプライアンス製品と呼ぶことがあります。「appliance」という英単語の意味として、家電製品(home appliance)を表すことが多いため、電機メーカーの家電製品部門の名称に「アプライアンス」という言葉が使われる場合も多いです。
特にホームアプライアンスといえば、炊飯器、冷蔵庫など白物家電を指すことが多いです。