Xperia(エクスペリア)とは、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社のスマートフォンやタブレット端末、及びソニー製品のブランド名のことです。
オペレーティングシステム(OS)にAndroid(アンドロイド)を搭載した製品で、日本を含む世界各国で展開されています。また、Xperiaはグローバルスマートフォンの代表的なブランドとしても認知されています。
Xperiaの名前は、Experience(体験)とラテン語で場所を意味する接尾辞“ia”を組み合わせた造語であり、「さまざまな体験を生み出す場所」という意味が込められています。
Xperiaスマートフォンはディスプレイ・オーディオ性能がユーザーから評価されています。
特に2019年2月に発売されたXperia 1は世界初の有機EL搭載4Kディスプレイモデルです。また、低価格帯のモデルでもハイレゾに対応しているのオーディオ面も魅力的です。
ソニーはカメラの基幹部品であるイメージセンサーで世界シェアNo.1を確立しています。その一方、カメラの性能面について従来のXperiaは、「DxO Mark(カメラ性能を科学的に評価するサイト)」で低評価が続いていました。2019年発売のXperia 1では、カメラ性能が改善されており、評価も一定の水準まで向上しています。
価格に関しては、Xperiaスマートフォンは比較的高めな機種が多いと言われています。
Xperiaに搭載されているOS「Android」とは
Androidとは、Google社が開発したスマートフォンやタブレット端末などに搭載するOSのことです。このAndroidはGoogle社によって無料で提供されており、メーカーは開発費用を抑えて商品開発をおこなうことが可能になっています。こういった背景からAndroidのシェアは世界中に拡大しました。Xperiaのほとんどの製品は、OSにこのAndroidを搭載しています。
グローバルスマートフォンの代表的なブランドであるXperiaとは
グローバルスマートフォン(別名:グロスマ、グローバル端末)とは、海外市場で発売され、世界的に広く利用されているスマートフォンのことです。
一般的にグロスマと呼ばれるスマホの端末ブランドは、ソニーモバイル(旧ソニー・エリクソン)の「XPERIA」、サムスン電子の「GALAXY」、Appleの「iPhone」、RIMの「Black Berry」などがある。また、グロスマの端末メーカーとしては「HTC」、「Nokia」、「Motorola」なども有名です。
Xperiaの競合であるGalaxy(ギャラクシー)とは
Galaxy(別名:Samsung Galaxy)とは、韓国サムスン電子(Sumsung Electronics)のスマートフォンやタブレット端末などの共通ブランドです。Galaxyシリーズは安価ではスペックな製品が多く、世界的な人気を獲得しています。主要商品であるスマートフォンのGalaxy Sシリーズをはじめ、タブレット型端末の「GALAXY Tab」、大型スマートフォンの「GALAXY Note」などの製品があります。日本では2010年に進出して以来、スマートフォンやタブレット端末などを主にNTTドコモ向けに供給し、国産メーカーのシェアを抜き去り最大手の一角に成長しました。