Apple Watchの心電図解析機能と心拍数計測機能、日本で使用可能の見通し

セルリア編集部 2020.09.08

Appleが提供する腕時計型のウェアラブルコンピュータ「Apple Watch」に搭載されている「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」が日本の医療機器承認・認証を取得しました。

公益財団法人医療機器センターによる承認を取得

公益財団法人医療機器センターとは、医療機器産業の発展を図るため、様々な取り組みを行なっている団体です。
例えば、医療機器の安全講習会を開催したり、医療分野における国家試験や技士試験の管理をしたり、新たに開発された機器やシステムが、医療機器として適正かどうかを調査し、承認・認証を下すことことも行います。

Apple Watch搭載の機能が承認・認証を取得

2020年9月4日に更新された公益財団法人医療機器センターの「医療機器承認速報」によると、Apple Watchに搭載されている「家庭用心電計プログラム」と「家庭用心拍数モニタプログラム」が申請者名・Apple.incで承認・認証を取得したと発表されました。

出典:医療機器の承認速報

家庭用心電計プログラムと家庭用心拍数モニタプログラムについて

家庭用心電計プログラムと家庭用心拍数モニタプログラム、どちらもApple Watch搭載の機能です。

家庭用心電計プログラムは、その名の通り心電図の解析結果を受け取れる機能です。
Apple Watchのデジタルクラウンに触れてから30秒で解析できます。
また、心電図を液晶に表示させることも可能です。

家庭用心拍数モニタプログラムは、心拍数を計測できる機能となっています。

今後の見通し

家庭用心電計プログラムは、1つ前の機種・Apple Watch4から搭載されていましたが、日本での承認が降りていなかったので、使用することができませんでした。

しかし、今回承認が降りたことで、お持ちのApple Watchdで機能が使える日も近くなることが伺えます。

また、Apple Watch搭載の家庭用心電計プログラムと家庭用心拍数モニタプログラムが、医療機器としての承認を受けたことで、症状が発症した際に計測された内容を診断材料として活用する「アップルウォッチ外来」を開設したクリニックもあります。
今後、Apple Watchを活用するクリニックはどんどん増えていくかもしれません。

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Apple Watchの心電図解析機能と心拍数計測機能、日本で使用可能の見通し

                           
セルリア編集部 2020.09.08

Appleが提供する腕時計型のウェアラブルコンピュータ「Apple Watch」に搭載されている「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」が日本の医療機器承認・認証を取得しました。

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公益財団法人医療機器センターによる承認を取得

公益財団法人医療機器センターとは、医療機器産業の発展を図るため、様々な取り組みを行なっている団体です。
例えば、医療機器の安全講習会を開催したり、医療分野における国家試験や技士試験の管理をしたり、新たに開発された機器やシステムが、医療機器として適正かどうかを調査し、承認・認証を下すことことも行います。

Apple Watch搭載の機能が承認・認証を取得

2020年9月4日に更新された公益財団法人医療機器センターの「医療機器承認速報」によると、Apple Watchに搭載されている「家庭用心電計プログラム」と「家庭用心拍数モニタプログラム」が申請者名・Apple.incで承認・認証を取得したと発表されました。

出典:医療機器の承認速報

家庭用心電計プログラムと家庭用心拍数モニタプログラムについて

家庭用心電計プログラムと家庭用心拍数モニタプログラム、どちらもApple Watch搭載の機能です。

家庭用心電計プログラムは、その名の通り心電図の解析結果を受け取れる機能です。
Apple Watchのデジタルクラウンに触れてから30秒で解析できます。
また、心電図を液晶に表示させることも可能です。

家庭用心拍数モニタプログラムは、心拍数を計測できる機能となっています。

今後の見通し

家庭用心電計プログラムは、1つ前の機種・Apple Watch4から搭載されていましたが、日本での承認が降りていなかったので、使用することができませんでした。

しかし、今回承認が降りたことで、お持ちのApple Watchdで機能が使える日も近くなることが伺えます。

また、Apple Watch搭載の家庭用心電計プログラムと家庭用心拍数モニタプログラムが、医療機器としての承認を受けたことで、症状が発症した際に計測された内容を診断材料として活用する「アップルウォッチ外来」を開設したクリニックもあります。
今後、Apple Watchを活用するクリニックはどんどん増えていくかもしれません。

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