Microsoft、公式のWebブラウザにおけるAdobe Flash Playerのサポートを終了
つい先日、IEでのMicrosoft356のサポート終了を発表したMicrosoft。2020年9月4日、「公式WebブラウザでのAdobe Flash Playerのサポート終了」の詳細を公式のブログ内で発表しました。
Adobe Flash Playerとは何か?
Adobe Flash Playerとは、PhotoshopやIllustratorなどを提供する「Adobe」がWebブラウザ向けに開発したプラグイン(拡張機能)です。
Flash形式のコンテンツ(ベクター形式の画像を表示させたりアニメーションをつけたりすることが可能)を、Webサイトで表示させるために必要な機能で、当初は、AdobeのWebサイトで無料配布されていました。
ただ、Flash形式のコンテンツがとても多くなったため、Internet Explorer 10・Edge・Chrome 5以降は自動で組み込まれるようになりました。
HTML5の登場で衰退
一時期多くの人に利用されていたAdobe Flash Playerですが、HTML4よりアップグレードされた「HTML5」が誕生したことにより陰りを見せることとなります。
HTMLとは、Webサイトを制作するときの基本的な言語で、HTML5はHTMLの中でも最新版となっています。
HTML5では、前のバージョンであるHTML4できなかった動画や音声を簡単に埋め込むことができたり、Webアプリケーションを構築したりするのが可能に。
そのため、徐々にFlash形式が使われなくなり、HTML5で制作されるコンテンツが多くなりました。
サポート終了のスケジュール
Flash形式が衰退したことから、Adobeは2017年7月25日に、Flash Playerのサポートを終了することを決定しています。
出典:Flash & the Future of Interactive Content
それに伴い、Microsoftは2020年9月4日に公式ブログ内で、自社が開発したWebブラウザ(Microsoft Edge・Microsoft Edge Legacy・Internet Explorer 11)でのAdobe Flash Playerのサポート終了の詳細を発表しています。
出典:Update on Adobe Flash Player End of Support – Microsoft Edge Blog
Microsoftの発表によると、12月末までは今まで通りFlash Playerは使えますが、12月以降はセキュリティのアップデートが受信できなくなり、1月以降デフォルトで無効となるとのこと。
サポート終了でいずれは使えなくなりますが、それ以前に削除することも可能です。
Flash Playerの終焉
10年ほど前までは目にすることも多かったFlash Playerですが、今ではほとんどHTML5を使ったサイトとなっており、Flash Playerが必要になるサイトは見かけなくなりました。
そのため、自然と言えば自然な流れのサポート終了であることが伺えます。
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Microsoft、公式のWebブラウザにおけるAdobe Flash Playerのサポートを終了
つい先日、IEでのMicrosoft356のサポート終了を発表したMicrosoft。2020年9月4日、「公式WebブラウザでのAdobe Flash Playerのサポート終了」の詳細を公式のブログ内で発表しました。
Adobe Flash Playerとは何か?
Adobe Flash Playerとは、PhotoshopやIllustratorなどを提供する「Adobe」がWebブラウザ向けに開発したプラグイン(拡張機能)です。
Flash形式のコンテンツ(ベクター形式の画像を表示させたりアニメーションをつけたりすることが可能)を、Webサイトで表示させるために必要な機能で、当初は、AdobeのWebサイトで無料配布されていました。
ただ、Flash形式のコンテンツがとても多くなったため、Internet Explorer 10・Edge・Chrome 5以降は自動で組み込まれるようになりました。
HTML5の登場で衰退
一時期多くの人に利用されていたAdobe Flash Playerですが、HTML4よりアップグレードされた「HTML5」が誕生したことにより陰りを見せることとなります。
HTMLとは、Webサイトを制作するときの基本的な言語で、HTML5はHTMLの中でも最新版となっています。
HTML5では、前のバージョンであるHTML4できなかった動画や音声を簡単に埋め込むことができたり、Webアプリケーションを構築したりするのが可能に。
そのため、徐々にFlash形式が使われなくなり、HTML5で制作されるコンテンツが多くなりました。
サポート終了のスケジュール
Flash形式が衰退したことから、Adobeは2017年7月25日に、Flash Playerのサポートを終了することを決定しています。
出典:Flash & the Future of Interactive Content
それに伴い、Microsoftは2020年9月4日に公式ブログ内で、自社が開発したWebブラウザ(Microsoft Edge・Microsoft Edge Legacy・Internet Explorer 11)でのAdobe Flash Playerのサポート終了の詳細を発表しています。
出典:Update on Adobe Flash Player End of Support – Microsoft Edge Blog
Microsoftの発表によると、12月末までは今まで通りFlash Playerは使えますが、12月以降はセキュリティのアップデートが受信できなくなり、1月以降デフォルトで無効となるとのこと。
サポート終了でいずれは使えなくなりますが、それ以前に削除することも可能です。
Flash Playerの終焉
10年ほど前までは目にすることも多かったFlash Playerですが、今ではほとんどHTML5を使ったサイトとなっており、Flash Playerが必要になるサイトは見かけなくなりました。
そのため、自然と言えば自然な流れのサポート終了であることが伺えます。