京急電鉄がAIで放置物を検知するシステムを導入

セルリア編集部 2020.08.07

2020年8月5日、AIで放置物を検知するシステムを導入したと京急電鉄が公式ホームページで発表しました。8日から羽田空港第1・第2ターミナル駅にて実証実験が開始されます。

防犯・防災カメラの映像で放置物を検知する

今回、京浜急行電鉄株式会社に導入されるのは、アイテック阪急阪神株式会社が開発したシステムです。
防犯・防災カメラの映像を駅の事務室にあるPCからAIが分析。
スーツケースや旅行バッグなどの「放置物」があった際に、警報を出して駅係員や警備員に知らせる仕組みとなっています。

出典:京浜急行電鉄 ニュースリリース

羽田空港につながるターミナル駅で実証実験

本システムは、まだ実証実験ということで、まずは羽田空港につながる羽田空港第1・第2ターミナル駅にて導入されます。
導入は2020年8月8日からとなっています。

これからのテロ対策

日本は欧米諸国などに比べてテロの少ない国です。
そのため、これまでテロ対策と言えば、防災・防犯カメラの設置や駅の職員やガードマンによる巡回、ポスターやアナウンスを使った注意喚起のみでした。

どうしても労力がかかる上、注意喚起や協力依頼など公共交通機関の利用者任せになってしまう部分が否めませんでした。

しかし、今回のようなAIを使ったシステムを活用できれば本質的なテロ対策が行えますし、より利用者の安全を守ることができます。

東京五輪に向けてさらなる対策が求められる

日本はテロなどがあまり起きませんが、来年には東京オリンピックが開催される予定です。
そのため、選手だけでなく観戦者なども多く来日するため、今まで以上にテロ対策の問題と向き合っていかなければなりません。

現在はまだ放置物を検知したり、危険物を検知するシステムなどに留まっていますが、今後ますますAIを活用した防犯システムが登場することが予測されます。

また、駅や空港などの公共交通機関だけでなく、公園やスタジアム、テーマパークやショッピングモールなどの人が多く集まる施設にも積極的に導入されるようになるのではないでしょうか。

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京急電鉄がAIで放置物を検知するシステムを導入

                           
セルリア編集部 2020.08.07

2020年8月5日、AIで放置物を検知するシステムを導入したと京急電鉄が公式ホームページで発表しました。8日から羽田空港第1・第2ターミナル駅にて実証実験が開始されます。

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防犯・防災カメラの映像で放置物を検知する

今回、京浜急行電鉄株式会社に導入されるのは、アイテック阪急阪神株式会社が開発したシステムです。
防犯・防災カメラの映像を駅の事務室にあるPCからAIが分析。
スーツケースや旅行バッグなどの「放置物」があった際に、警報を出して駅係員や警備員に知らせる仕組みとなっています。

出典:京浜急行電鉄 ニュースリリース

羽田空港につながるターミナル駅で実証実験

本システムは、まだ実証実験ということで、まずは羽田空港につながる羽田空港第1・第2ターミナル駅にて導入されます。
導入は2020年8月8日からとなっています。

これからのテロ対策

日本は欧米諸国などに比べてテロの少ない国です。
そのため、これまでテロ対策と言えば、防災・防犯カメラの設置や駅の職員やガードマンによる巡回、ポスターやアナウンスを使った注意喚起のみでした。

どうしても労力がかかる上、注意喚起や協力依頼など公共交通機関の利用者任せになってしまう部分が否めませんでした。

しかし、今回のようなAIを使ったシステムを活用できれば本質的なテロ対策が行えますし、より利用者の安全を守ることができます。

東京五輪に向けてさらなる対策が求められる

日本はテロなどがあまり起きませんが、来年には東京オリンピックが開催される予定です。
そのため、選手だけでなく観戦者なども多く来日するため、今まで以上にテロ対策の問題と向き合っていかなければなりません。

現在はまだ放置物を検知したり、危険物を検知するシステムなどに留まっていますが、今後ますますAIを活用した防犯システムが登場することが予測されます。

また、駅や空港などの公共交通機関だけでなく、公園やスタジアム、テーマパークやショッピングモールなどの人が多く集まる施設にも積極的に導入されるようになるのではないでしょうか。

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