20代のテレワークに関する意識調査 経験者の75%以上が「収束後も実施したい」
株式会社学情が行ったアンケート調査で、緊急事態宣言中にテレワークを実施した20代のうち、76.3%は「新型コロナウイルスの収束後もテレワークを実施したい」と回答し、テレワークのニーズの高さが伺える結果となりました。また、テレワークが浸透するにつれて課題点も浮き彫りになってきました。
調査期間:2020年6月18日〜2020年6月23日 n=837
INDEX
テレワーク経験者は全体の1/4に
新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言中にテレワークを経験した20代の回答者は26.2%になり、1/4以上が新しい働き方に取り組んでいます。
最初は環境の整備や同居人の問題などがデメリットとして取り上げられていましたが、現在のメリット・デメリットに変化はあるのでしょうか。
経験者の約75%テレワークを継続したいと回答
緊急事態宣言中にテレワークを実施した219名に、「新型コロナウイルスの収束後もテレワークを実施したいか」を質問したところ、「ぜひ実施したい」51.6%、「どちらかと言えば実施したい」24.7%となり、76.3%が「実施したい」と回答しました。
テレワークのメリットとして
通勤時間を有効活用できるから
実際にテレワークを活用してみたら、問題なく業務を進めることができたから
テレワークのデメリットとして
エンジニアなのでスキル習得が必須。自走することも大切だが、直接指導してもらいたい
営業職なので、お客様と対面で商談したい
など、直接の対話が必要な職種の場合はデメリットが大きいことがわかります。
また、在宅でできることは自宅で行い、週に数回出社したいとの声もあり、状況に応じて勤務状況を変化させる必要性を感じている回答者もみられました。
このことから、日々のタスクの整理や明確化、教育や質問の時間などをうまく取り入れることができれば効率よく業務に携わることが可能になります。
その他にも、今回の新型コロナウイルスで影響があった業種が並ぶ結果になりました。
テレワークの際に意識していること
テレワークの際に意識していることは「その日やるべき仕事を明確にする」が最多で51.1%、次いで「オンオフの切り替えを意識する」が49.8%となり、「時間の使い方」を意識している人が多いことが分かります。
時間を自分で管理することを意識することが重要だとする回答が上位を占める結果となりました。
また、対面でコミュニケーションが取れないこともあり、上司に報告・相談をするとの回答も多くなっています。
テレワークの不安要素
不安材料として上がったのは「運動不足」「上司の評価」「文字だけのコミュニケーション」でした。
自己管理の項目以外では、上司の評価を気にするとの声がありましたが、テレワークの突然の導入で評価制度が定まっていないのが原因に考えられます。
上司も評価方法に不安要素を抱えている可能性もあることから、業務の可視化やコミュニケーションを重要視している回答者が多いのかもしれません。
おわりに
テレワークの環境への不安要素が導入時には見られましたが、実際に活用してみて業務に支障がない職種や、やはりオフィスで作業できないと効率が悪い職種まで様々な意見が見られました。
しかし75%がテレワークの継続を希望している事情も考えると、今後もテレワークに対する需要は就活の指標の1つになる可能性を秘めています。
評価制度や業種によって対応を検討するなど、テレワークに対するインフラを整備しておくことで、今後の採用状況が変わる可能性もあると推測できる結果となりました。
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調査期間:2020年6月18日〜2020年6月23日 n=837
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テレワーク経験者は全体の1/4に
新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言中にテレワークを経験した20代の回答者は26.2%になり、1/4以上が新しい働き方に取り組んでいます。
最初は環境の整備や同居人の問題などがデメリットとして取り上げられていましたが、現在のメリット・デメリットに変化はあるのでしょうか。
経験者の約75%テレワークを継続したいと回答
緊急事態宣言中にテレワークを実施した219名に、「新型コロナウイルスの収束後もテレワークを実施したいか」を質問したところ、「ぜひ実施したい」51.6%、「どちらかと言えば実施したい」24.7%となり、76.3%が「実施したい」と回答しました。
テレワークのメリットとして
通勤時間を有効活用できるから
実際にテレワークを活用してみたら、問題なく業務を進めることができたから
テレワークのデメリットとして
エンジニアなのでスキル習得が必須。自走することも大切だが、直接指導してもらいたい
営業職なので、お客様と対面で商談したい
など、直接の対話が必要な職種の場合はデメリットが大きいことがわかります。
また、在宅でできることは自宅で行い、週に数回出社したいとの声もあり、状況に応じて勤務状況を変化させる必要性を感じている回答者もみられました。
このことから、日々のタスクの整理や明確化、教育や質問の時間などをうまく取り入れることができれば効率よく業務に携わることが可能になります。
その他にも、今回の新型コロナウイルスで影響があった業種が並ぶ結果になりました。
テレワークの際に意識していること
テレワークの際に意識していることは「その日やるべき仕事を明確にする」が最多で51.1%、次いで「オンオフの切り替えを意識する」が49.8%となり、「時間の使い方」を意識している人が多いことが分かります。
時間を自分で管理することを意識することが重要だとする回答が上位を占める結果となりました。
また、対面でコミュニケーションが取れないこともあり、上司に報告・相談をするとの回答も多くなっています。
テレワークの不安要素
不安材料として上がったのは「運動不足」「上司の評価」「文字だけのコミュニケーション」でした。
自己管理の項目以外では、上司の評価を気にするとの声がありましたが、テレワークの突然の導入で評価制度が定まっていないのが原因に考えられます。
上司も評価方法に不安要素を抱えている可能性もあることから、業務の可視化やコミュニケーションを重要視している回答者が多いのかもしれません。
おわりに
テレワークの環境への不安要素が導入時には見られましたが、実際に活用してみて業務に支障がない職種や、やはりオフィスで作業できないと効率が悪い職種まで様々な意見が見られました。
しかし75%がテレワークの継続を希望している事情も考えると、今後もテレワークに対する需要は就活の指標の1つになる可能性を秘めています。
評価制度や業種によって対応を検討するなど、テレワークに対するインフラを整備しておくことで、今後の採用状況が変わる可能性もあると推測できる結果となりました。