AIを使った「DeepSky」とは？

出典：株式会社スカイロジック

「DeepSky」は、AIを活用した画像検査システムです。FA(ファクトリーオートメーション/生産工程の自動化)の現場に特化しており、部品の生産工場や食品の加工工場などでの活躍が期待されています。

ディープランニングを活用したAI

「DeepSky」に使われているAIは、機械学習ではなくディープラーニングを採用しています。
機械学習とは、AIに多量のデータを読み込ませ、一定の指示を出して分析や判別を行う手法です。一方、ディープラーニングとは、機械学習をさらに発展させたもので、判別方法や分析方法をAIが自ら学んでいく手法です。

FA現場にディープランニングを取り入れることで品質向上にも期待できる

ディープランニングの大きなメリットは、機械学習でできるような判別・分析だけでなく、言語化するのが難しい基準での判別・分析が可能になること。
例えば、形が綺麗や見た目がいい、など具体的に定義するのが難しく人の手では個人差が出てしまうような基準での識別も、ディープラーニングを活用したAIであれば可能になります。

そのため、ディープランニングを活用したAIには、安全かそうではないかの判断だけでなく、FA品質向上への期待も寄せられています。

「DeepSky」操作はいたってシンプル

「DeepSky」は、ディープランニングのAIを活用していますが、操作はいたってシンプルです。
検査画像などを読み込ませて、その中から検出したいもの(毛髪や虫などの異物や、部品不足、欠陥)などをマウスで囲み、クリックを押します。

そのあと、5〜10分後には、合否判定ができるようになり、現場で活用できるようになります。

出典：株式会社スカイロジック

このようにシンプルな操作で、不具合を見つけることができるので、現場での運用もしやすく手軽にFAを促す足がかりにもなるでしょう。