D2Cコンサルのおすすめ会社を探している方の中には、「どのD2Cコンサルが自社に合うのか」「ECコンサルや広告代理店と何が違うのか」と悩んでいる方も多いでしょう。
D2Cコンサルは、広告運用やECサイト改善だけでなく、ブランド設計、CRM、LTV改善、物流まで含めて支援してくれる会社を選ぶのがおすすめです。
この記事では、目的別におすすめのD2Cコンサル会社を紹介しながら、費用相場や選び方、失敗しないポイントまで詳しく解説します。
- D2Cコンサルとは?ECコンサルや広告代理店との違い
- D2Cコンサルに依頼できる主な支援内容
- ワンストップで改善したい企業におすすめのD2Cコンサル会社
- D2Cブランドの世界観やコンセプトを作り直したい企業におすすめのD2Cコンサル会社
- 単品リピート通販や定期購入モデルを強化したい企業におすすめのD2Cコンサル会社
- Amazon・楽天などのモール販売も伸ばしたい企業におすすめのD2Cコンサル会社
- D2Cコンサルがおすすめな企業の特徴
- D2Cコンサルの費用相場と料金体系
- D2Cコンサル会社を選ぶ時の比較ポイント
- D2Cコンサル選びで失敗しないための注意点
- D2Cコンサルに依頼する前に準備しておくべきこと
- D2Cコンサルで成果を出すために見るべきKPI
- D2Cコンサルに依頼しても成果が出ないケース
- D2Cコンサル導入後の流れと成果が出るまでの期間
- D2Cコンサルに関するよくある質問
- まとめ|D2Cコンサルは会社選びよりも自社の課題に合うかが重要
D2Cコンサルとは?ECコンサルや広告代理店との違い
D2Cコンサルとは、メーカーやブランドが消費者へ直接販売するD2C事業において、商品設計・ブランド戦略・ECサイト改善・広告運用・CRM・物流・在庫管理などを横断的に支援する専門家のことです。
一般的なECコンサルは、楽天やAmazon、自社ECなどの売上改善を中心に支援することが多く、広告代理店は主に集客や広告運用の改善を担います。
一方でD2Cコンサルは、単にアクセス数や売上を伸ばすだけでなく、「なぜこのブランドを選ぶのか」「初回購入後にどう継続してもらうのか」「広告費をかけ続けなくても利益が残る構造になっているか」まで見る点が特徴です。
つまりD2Cコンサルは、販売施策だけでなく、ブランドの勝ち筋そのものを設計するパートナーといえるでしょう。

D2Cコンサルに依頼できる主な支援内容
D2Cコンサルに依頼できる内容は、広告運用やECサイト改善だけではありません。
D2C事業では、商品コンセプト、ブランドの見せ方、集客導線、購入後のリピート施策、物流やカスタマー対応まで、複数の要素が売上や利益に影響します。
そのため、部分的な改善ではなく、顧客がブランドを知り、購入し、継続するまでの流れを一つの事業構造として見直すことが重要です。
ここでは、D2Cコンサルに依頼できる主な支援内容を紹介します。
商品そのものではなく「選ばれる理由」を再設計する
D2Cコンサルに依頼できる支援のひとつが、商品の見せ方や訴求軸の再設計です。
D2Cでは、機能や価格だけで競合と比較されると、広告費や値引き競争に巻き込まれやすくなります。
そのため、誰のどんな悩みに対して、なぜこのブランドが選ばれるのかを言語化することが重要です。
ターゲット、商品コンセプト、ベネフィット、ブランドストーリーを整理し、LPや商品ページ、広告文、同梱物、メルマガまで一貫したメッセージに整えることで、購入率だけでなく継続率の改善にもつながります。
ターゲットの悩みを「商品特徴」ではなく「購入理由」に変換する
D2Cでは、商品の特徴を並べるだけでは購入につながりにくいです。
重要なのは、その特徴が顧客のどんな悩みを解決し、どんな未来を実現するのかを明確にすることです。
D2Cコンサルは、顧客の悩みや購入動機を整理し、商品を選ぶ理由として伝わる言葉に変換します。
ブランドストーリーを販売ページや広告に反映する
D2Cブランドは、商品だけでなくブランドの考え方や背景も購入判断に影響します。
開発背景、作り手の想い、素材へのこだわりなどを整理し、LPや商品ページ、広告、SNSに反映することで、価格比較ではなく共感で選ばれる状態を作りやすくなります。
競合と比較された時に負けない訴求軸を作る
似たような商品が多い市場では、価格やスペックだけで比較されると差別化が難しくなります。
D2Cコンサルは、競合の商品ページや広告表現を分析し、自社がどの軸で選ばれるべきかを整理します。
独自の訴求軸を作ることで、広告やECサイトの反応率改善にもつながります。
初回購入からリピートまでの利益設計を行う
D2C事業では、初回購入の売上だけを見ていると利益が残りにくくなります。
広告費をかけて新規顧客を獲得しても、2回目購入や定期継続につながらなければ、事業全体の収益性は安定しません。
D2Cコンサルでは、初回購入単価、CPA、F2転換率、定期継続率、LTV、粗利率などを整理し、どの数値を改善すれば利益が伸びるのかを明確にします。
単なる売上アップではなく、広告費を回収できるリピート導線やCRM施策まで設計できる点が大きな支援内容です。

初回購入で利益を出すのか、リピートで回収するのかを決める
D2Cでは、初回購入時点で利益を出すモデルと、初回は広告費をかけて獲得し、2回目以降で利益を回収するモデルがあります。
どちらを目指すかによって、広告予算、初回価格、定期購入の設計が変わるため、最初に利益構造を整理することが重要です。
F2転換率を上げる購入後コミュニケーションを設計する
初回購入者が2回目購入に進まない場合、商品満足度だけでなく、購入後の案内不足が原因になっていることもあります。
使用方法の案内、同梱物、ステップメール、LINE配信などを設計し、購入後の不安を解消することでF2転換率を改善しやすくなります。
LTVを基準に広告費と販促費の上限を決める
広告費をいくらまで使えるかは、LTVを見なければ判断できません。
D2Cコンサルは、平均購入回数、定期継続率、粗利率をもとに、獲得単価の上限やキャンペーン費用の許容範囲を整理します。
LTVを基準にすることで、赤字になりにくい集客設計が可能になります。
広告・SNS・SEOを分断せずに集客導線を組み直す
D2Cの集客では、広告、SNS、SEO、インフルエンサー、LINE、メルマガなど複数のチャネルを使うことが一般的です。
しかし、それぞれを別々に運用していると、顧客体験が分断され、ブランドの印象もバラバラになりがちです。
D2Cコンサルは、認知から比較、購入、リピートまでの流れを整理し、各チャネルの役割を明確にします。
広告は短期獲得、SNSは共感形成、SEOは比較検討層の獲得、LINEはリピート促進というように役割を分けることで、集客全体の効率を高められます。
広告は短期獲得、SNSは共感形成として役割を分ける
広告とSNSを同じ目的で運用すると、どちらも中途半端になりやすいです。
広告は購入意欲の高いユーザーを獲得する役割、SNSはブランドの世界観や日常接点を作る役割として分けることで、集客施策全体の無駄を減らせます。
SEOで比較検討層を獲得し、広告依存を減らす
D2Cブランドが広告だけに依存すると、CPA高騰の影響を受けやすくなります。
SEO記事や比較コンテンツを整備することで、購入前に情報収集しているユーザーとの接点を作れます。
中長期的には、広告費を抑えながら見込み顧客を獲得する導線になります。
LINEやメルマガで購入後の関係性を継続する
新規獲得だけでなく、購入後の関係性を続けることもD2Cでは重要です。
LINEやメルマガを活用して、使い方、関連商品、キャンペーン、レビュー依頼などを届けることで、リピート購入につながりやすくなります。
集客後の導線まで設計することが大切です。
ECサイトの購入導線とブランド体験を同時に改善する
D2CのECサイトは、単なる注文フォームではなく、ブランドの世界観を伝える重要な接点です。
そのため、CVR改善だけを目的に派手なボタンや強い訴求を増やすと、短期的には売れてもブランドの信頼感を損なう可能性があります。
D2Cコンサルでは、ファーストビュー、商品説明、レビュー、FAQ、購入ボタン、カート導線などを見直しながら、ブランドらしさと買いやすさを両立させます。
売れるページではなく、「納得して買われるページ」に整えることが大切です。
ファーストビューで誰向けの商品かを一瞬で伝える
ECサイトに訪れたユーザーは、数秒で自分に関係がある商品かを判断します。
ファーストビューでは、商品名や写真だけでなく、誰のどんな悩みに向けた商品なのかを明確に伝える必要があります。
ここが曖昧だと、その後の説明を読まれにくくなります。
購入前の不安をFAQやレビューで解消する
D2C商品は、実店舗で試せない分、購入前の不安をページ上で解消する必要があります。
サイズ、成分、使用感、配送、返品、定期購入の条件などをFAQやレビューで補足することで、購入前の迷いを減らせます。
ブランドらしさを保ちながらカート導線を簡潔にする
D2Cサイトでは世界観を大切にする一方で、購入までの導線が複雑になると離脱が増えます。
商品理解に必要な情報は丁寧に伝えつつ、購入ボタンやカート、決済までの流れは分かりやすくすることが重要です。
ブランド体験と買いやすさの両立が求められます。
物流・在庫・カスタマー対応まで含めた運営体制を整える
D2Cでは、広告やサイト改善だけでなく、購入後の体験もブランド評価に直結します。
発送が遅い、同梱物が雑、問い合わせ対応が遅い、返品対応が分かりづらいといった問題があると、せっかく獲得した顧客が離脱してしまいます。
D2Cコンサルによっては、物流、在庫管理、カスタマーサポート、同梱物、レビュー依頼、返品交換フローまで含めて改善を支援します。
購入前だけでなく購入後まで整えることで、リピート率や口コミの向上につながります。

発送スピードと梱包品質はブランド体験の一部として見る
D2Cでは、商品が届いた瞬間の印象もブランド評価に直結します。
発送が遅い、梱包が雑、同梱物が分かりにくいと、商品自体が良くても満足度が下がる可能性があります。
物流を単なる作業ではなく、顧客体験の一部として整えることが大切です。
在庫切れや過剰在庫を防ぐ販売計画を立てる
広告やSNSで急に注文が増えた時、在庫が不足すると販売機会を逃してしまいます。
一方で、需要予測を誤ると過剰在庫になり利益を圧迫します。
D2Cコンサルでは、販促計画と在庫計画を連動させ、売れるタイミングで適切に商品を届けられる体制を整えます。
問い合わせや返品対応をリピートにつなげる
カスタマー対応は、クレーム処理ではなく顧客との信頼関係を深める接点です。
問い合わせへの返信速度、返品交換の分かりやすさ、解約時の対応が丁寧であれば、ブランドへの印象は悪化しにくくなります。
対応品質を整えることで、リピートや口コミにつながる可能性があります。
ワンストップで改善したい企業におすすめのD2Cコンサル会社
D2C事業を伸ばすには、ECサイト制作、広告運用、商品ページ改善、受注処理、物流、CRMなど、さまざまな業務を連動させる必要があります。
しかし、制作会社、広告代理店、物流会社などを別々に依頼すると、施策ごとの連携が取りづらくなり、改善スピードが落ちてしまうこともあります。
ワンストップで支援できるD2Cコンサル会社であれば、事業全体を見ながら優先順位を整理しやすくなります。
ここでは、D2C事業をまとめて改善したい企業におすすめの会社を紹介します。
アートトレーディング株式会社
アートトレーディング株式会社は、D2C事業をECサイト制作から運営代行、コンサル、物流・発送代行までまとめて改善したい企業におすすめです。
D2Cブランドでは、広告やサイト改善だけでなく、受注処理、在庫管理、発送、カスタマー対応、リピート施策まで含めて顧客体験を整えることが重要になります。
アートトレーディング株式会社は、EC運営に必要な領域をワンストップで支援できるため、社内にEC専任者が少ない企業や、複数の外注先を管理する負担を減らしたい企業に向いています。
特に、D2Cブランドの立ち上げ後に「売上は伸ばしたいが、運営体制が追いついていない」という場合に相談しやすい会社です。
株式会社ニュートラルワークス
株式会社ニュートラルワークスは、Webマーケティング全体を見直しながらD2C事業を伸ばしたい企業におすすめです。
SEO、広告運用、サイト改善、コンテンツ制作、アクセス解析など、デジタルマーケティング領域を幅広く支援しているため、ECサイト単体ではなく集客全体を改善したい場合に向いています。
D2Cブランドでは、広告だけに頼るとCPAが高騰しやすく、SEOやコンテンツによる中長期的な集客基盤も重要になります。
ニュートラルワークスは、短期の広告改善だけでなく、自然検索やサイト改善も含めてマーケティング全体を整えたい企業に検討しやすい会社です。
株式会社これから
株式会社これからは、ECサイト制作から広告運用、集客改善、運営支援までまとめて相談したい企業におすすめです。
D2Cブランドでは、商品ページやLPを作るだけでなく、集客導線、購入率改善、リピート施策まで一貫して見直す必要があります。
株式会社これからは、EC支援の実績が豊富で、ネットショップの構築やWebマーケティング領域まで幅広く対応できる点が特徴です。
特に、D2C事業を始めたばかりで「どの施策から手を付ければよいか分からない」という企業や、サイト制作と集客改善を別々に依頼するのではなく、まとめて相談したい企業に向いています。
D2Cブランドの世界観やコンセプトを作り直したい企業におすすめのD2Cコンサル会社
D2Cブランドでは、商品スペックや価格だけでなく、ブランドの世界観やコンセプトが購入判断に大きく影響します。
特に競合商品が増えている市場では、「なぜこのブランドを選ぶのか」が伝わらないと、広告費をかけても価格比較に巻き込まれやすくなります。
ブランドの軸が曖昧なままLPや広告を改善しても、訴求がブレて成果が安定しないこともあります。
ここでは、ブランドの世界観やコンセプトを見直したい企業におすすめのD2Cコンサル会社を紹介します。
株式会社フラクタ
株式会社フラクタは、D2Cブランドの世界観やコンセプトを根本から見直したい企業におすすめです。
D2Cでは、商品スペックだけでなく、ブランドの思想、ビジュアル、言葉、購入体験まで含めて顧客に選ばれる理由を作る必要があります。
フラクタは、ブランディングやShopify領域での支援に強みがあり、単にECサイトを作るのではなく、ブランドとしてどう見られるべきかを整理したい企業に向いています。
特に、立ち上げ時に作ったコンセプトが現在の顧客層とズレている、広告訴求とブランドサイトの印象が合っていない、リニューアルを機にブランドの軸を再定義したいといった企業に適しています。
株式会社ロフトワーク
株式会社ロフトワークは、商品やブランドの背景にある価値を、体験やコミュニケーションとして再設計したい企業におすすめです。
D2Cブランドでは、単に「良い商品です」と伝えるだけでは、競合との差別化が難しくなります。
ロフトワークのように、デザイン、コミュニティ、共創、サービス設計などに強い会社は、ブランドの世界観を顧客参加型で育てたい場合に相性が良いでしょう。
特に、食品、雑貨、ライフスタイル、地域ブランドなど、商品の背景や作り手の思想が価値になるD2Cでは、ECサイトや広告だけでは伝わりにくい魅力を整理する支援が期待できます。
株式会社たきコーポレーション
株式会社たきコーポレーションは、ブランド表現やクリエイティブの質を高めたいD2C企業におすすめです。
D2Cでは、LPや広告バナー、商品写真、パッケージ、同梱物、SNS投稿など、あらゆる接点でブランドイメージが形成されます。
売上改善を目的に訴求を強めすぎると、ブランドの印象が安っぽくなってしまうこともあります。
クリエイティブ制作に強い会社に相談することで、購買を促す表現とブランドらしさのバランスを取りやすくなります。特に、商品力はあるものの見せ方に統一感がない、ビジュアルの印象で競合に負けている企業に向いています。
株式会社エイトブランディングデザイン
株式会社エイトブランディングデザインは、D2Cブランドの根本的なコンセプトやブランド定義を作り直したい企業におすすめです。
ECサイトや広告改善の前に、「そもそも何のブランドなのか」「誰にどう覚えてもらうのか」「どんな価値を約束するのか」が曖昧な場合、施策を増やしても成果が安定しにくくなります。
ブランディングに強い会社へ相談することで、ブランド名、タグライン、世界観、デザインルール、コミュニケーション方針を整理しやすくなります。
D2C事業のリブランディングや、既存ブランドのEC展開を本格化したい企業に向いています。
株式会社パラドックス
株式会社パラドックスは、ブランドの理念やストーリーを軸に、顧客との関係性を深めたいD2C企業におすすめです。
D2Cでは、価格や機能で比較されるだけでなく、ブランドの考え方に共感して購入される状態を作ることが重要です。
パラドックスのように理念やストーリー設計に強い会社は、創業背景、商品開発の想い、顧客への約束を整理し、採用や社内浸透も含めてブランドを強くしたい場合に向いています。
特に、代表や開発者の想いはあるものの、ECサイトや広告でうまく伝えられていない企業に適しています。
単品リピート通販や定期購入モデルを強化したい企業におすすめのD2Cコンサル会社
単品リピート通販や定期購入モデルでは、初回購入を増やすだけでなく、2回目購入や定期継続につなげる仕組みが重要です。
広告で新規顧客を獲得できても、継続率が低ければ広告費を回収できず、利益が残りにくくなります。
そのため、CRM、LINE配信、メール施策、定期購入の導線、解約防止、カートシステムなどを含めて改善する必要があります。
ここでは、LTVや継続率を高めたい企業におすすめのD2Cコンサル会社を紹介します。
株式会社E-Grant
株式会社E-Grantは、CRMやLTV改善を重視したい単品リピート通販・D2C企業におすすめです。
単品リピート通販では、初回購入を増やすだけでなく、2回目購入、定期継続、休眠復活まで含めた顧客育成が重要になります。
E-GrantはCRM領域に強みを持つ会社として知られており、顧客データを活用しながら継続率やLTVを高めたい企業に向いています。
特に、広告で新規獲得はできているものの、F2転換率や定期継続率が低い企業は、CRM設計を見直すことで利益構造を改善できる可能性があります。
スタークス株式会社
スタークス株式会社は、D2Cや定期通販におけるLINE活用、CRM、顧客対応の改善を考えたい企業におすすめです。
単品リピート通販では、購入後のフォロー、使用方法の案内、解約防止、クロスセル、休眠顧客への再アプローチが成果を左右します。
メールだけでは反応が落ちやすい場合、LINEを活用したコミュニケーション設計が有効です。
スタークスは、定期通販・D2C向けのLINE活用支援などを展開しているため、顧客接点を増やしながらLTVを伸ばしたい企業に向いています。特に、顧客対応やCRMを自動化したい企業に適しています。
株式会社FID
株式会社FIDは、単品通販・定期通販のカートシステムやCRM、MAを含めて運用基盤を整えたい企業におすすめです。
D2Cの定期購入モデルでは、広告やLPだけでなく、カート機能、定期継続管理、顧客情報管理、ステップメール、LINE連携などの仕組みが重要になります。
システム側が弱いと、施策の自由度が下がり、解約防止やアップセルも実施しづらくなります。
FIDは定期通販・D2C向けのシステム領域に知見があるため、これから単品リピート通販を始める企業や、既存カートからの移行を検討している企業に向いています。
テモナ株式会社
テモナ株式会社は、サブスクリプションや定期通販の仕組みを整えたいD2C企業におすすめです。
単品リピート通販では、定期購入の申込みや変更、スキップ、解約、同梱物、請求管理など、通常のECよりも複雑な運用が発生します。
テモナはサブスク・定期通販領域でのシステム提供を行っているため、運用負荷を抑えながら継続購入モデルを作りたい企業に向いています。
特に、食品、健康食品、化粧品、日用品など、継続利用を前提にしたD2C商材では、販売ページだけでなく定期管理の仕組みを整えることが重要です。
W2株式会社
W2株式会社は、D2C・リピート通販向けのECシステムを活用しながら、事業成長の土台を整えたい企業におすすめです。
単品リピート通販では、売れるLPを作るだけではなく、受注、決済、顧客管理、定期管理、CRM、分析までをスムーズに回せる基盤が必要です。
W2はECプラットフォーム領域での支援を行っているため、カートやCRMを含めた仕組みから見直したい企業に向いています。
特に、既存システムでは施策の自由度が低い、顧客データを活用しきれていない、定期購入の運用が煩雑になっている企業に適しています。
Amazon・楽天などのモール販売も伸ばしたい企業におすすめのD2Cコンサル会社
D2Cブランドは自社ECで世界観を伝えやすい一方、Amazonや楽天市場などのモールを活用することで、新規顧客との接点を増やしやすくなります。
ただし、モール販売では、自社ECとは異なる検索対策、広告運用、レビュー対策、商品ページ改善、イベント施策が必要です。
自社ECと同じ売り方をそのまま持ち込んでも、思うように成果が出ないこともあります。
ここでは、Amazonや楽天などのモール販売も強化したい企業におすすめのD2Cコンサル会社を紹介します。
株式会社ピュアフラット
株式会社ピュアフラットは、楽天市場、Amazon、Qoo10、Yahoo!ショッピングなど、複数モールでの販売を伸ばしたい企業におすすめです。
D2Cブランドがモールに出店する場合、自社ECと同じ商品ページや訴求をそのまま使っても成果が出るとは限りません。
モールごとの検索ロジック、広告メニュー、レビュー獲得、キャンペーン設計に合わせた運用が必要です。
ピュアフラットはモール支援に強みがあるため、チャネルごとの改善をまとめて相談したい企業に向いています。複数モールを横断して売上を伸ばしたい場合に検討しやすい会社です。
株式会社Wacworks
株式会社Wacworksは、楽天市場やAmazonなどのモール運用を現場レベルで改善したい企業におすすめです。
モール販売では、広告費を増やすだけでなく、商品名、サムネイル、商品ページ、レビュー、キャンペーン、在庫、価格の調整が重要になります。
Wacworksは、ECコンサルティングや運営代行、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング支援などを行っているため、運用改善を細かく進めたい企業に向いています。
特に、社内でモール運用をしているものの、売上が頭打ちになっている企業や、担当者の負担が大きくなっている企業に適しています。
株式会社そばに
株式会社そばには、Amazon運用を強化したいD2C企業におすすめです。
Amazonでは、楽天市場とは異なり、商品カタログ、検索順位、レビュー、広告、FBA、在庫、価格競争など独自の運用ポイントがあります。
D2CブランドがAmazonに出品する場合、ブランドページや商品ページの見せ方だけでなく、転売対策や価格統制、広告運用の設計も重要になります。
Amazonに特化した支援会社を活用することで、自社ECや楽天とは別の販売チャネルとしてAmazonを育てやすくなります。特に、Amazonでの売上が伸び悩んでいる企業に向いています。
しるし株式会社
しるし株式会社は、Amazonを中心にブランドのモール販売を強化したいD2C企業におすすめです。
D2CブランドがAmazonで販売する場合、単に商品を出品するだけではなく、ブランドページの整備、商品ページの最適化、広告運用、レビュー対策、在庫管理などを総合的に改善する必要があります。
特にAmazonでは、検索結果での見え方や商品カタログの内容が売上に大きく影響するため、モール内でのブランド管理が重要です。
しるし株式会社は、Amazon運用に課題を感じている企業や、自社ブランドの価値を守りながらAmazonで売上を伸ばしたい企業に向いています。
株式会社ザーナス
株式会社ザーナスは、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどのECモール運営を改善したい企業におすすめです。
D2Cブランドがモール展開を行う場合、自社ECとは異なる販売ルールやイベント対策、広告運用、商品ページ改善が必要になります。
株式会社ザーナスは、EC運営代行やコンサルティングに対応しており、モール運営の実務面まで相談しやすい点が特徴です。
特に、モールに出店しているものの売上が伸び悩んでいる企業や、社内にモール運営のノウハウが少ない企業に向いています。自社ECだけでなく、モール販売も強化して新規顧客との接点を増やしたい場合に検討しやすい会社です。
D2Cコンサルがおすすめな企業の特徴
D2Cコンサルは、すべての企業に必ず必要なわけではありません。
しかし、売上は伸びているのに利益が残らない、ブランドの訴求がバラバラになっている、リピート率が低い、社内の運営体制が追いついていないといった課題がある企業には有効です。
D2Cは、広告、ECサイト、CRM、物流、カスタマー対応などが複雑に関わるため、課題の原因が一つとは限りません。
ここでは、D2Cコンサルの導入を検討した方がよい企業の特徴を紹介します。
広告費をかけているのに利益が残らない企業
D2Cコンサルがおすすめなのは、広告経由の売上はあるものの、最終的に利益が残っていない企業です。
たとえば、売上は伸びているのに広告費、商品原価、送料、決済手数料、外注費を差し引くと利益がほとんど残らないケースは珍しくありません。
この場合、単に広告運用を改善するだけでは不十分で、CPA、粗利率、LTV、F2転換率、定期継続率などを分解して、どこで利益が失われているのかを見極める必要があります。
D2Cコンサルに依頼すれば、広告費を増やす前に利益構造を整理し、初回購入からリピートまで含めた改善施策を検討できます。
ブランドの見せ方が社内で統一されていない企業
広告、LP、商品ページ、SNS、同梱物、メルマガなどで伝えている内容がバラバラな企業も、D2Cコンサルの支援が向いています。
D2Cでは、商品そのものだけでなく、ブランドの世界観やメッセージに共感して購入されることが重要です。
しかし、担当者ごとに表現が異なると、顧客に伝わる印象が弱くなり、ブランドとして覚えてもらいにくくなります。
D2Cコンサルは、ターゲット、ブランドコンセプト、訴求軸、デザインルールを整理し、すべての顧客接点で一貫したメッセージを届けられる状態に整えます。
リピート率や定期継続率に課題がある企業
D2Cは、初回購入だけでなく2回目以降の購入で利益を伸ばすビジネスモデルです。
そのため、新規顧客は獲得できているのにリピート率や定期継続率が低い企業は、D2Cコンサルを活用する価値があります。
リピートにつながらない原因は、商品満足度だけでなく、使い方の説明不足、購入後フォローの不足、定期購入のメリットが伝わっていないことなども考えられます。
D2Cコンサルは、購入後メール、LINE、同梱物、レビュー依頼、解約防止施策などを見直し、顧客が継続しやすい導線を設計します。
社内にEC専任者やマーケティング担当者が不足している企業
D2C事業では、広告運用、LP改善、商品ページ作成、SNS運用、CRM、物流、在庫管理、カスタマー対応など、幅広い業務が発生します。
社内にEC専任者やマーケティング担当者が不足している場合、目の前の作業に追われて、戦略的な改善まで手が回らなくなりがちです。
D2Cコンサルに依頼すれば、事業全体を見たうえで優先順位を整理し、どの施策から取り組むべきかを明確にできます。
社内リソースが限られている企業ほど、外部の知見を活用することで改善スピードを高めやすくなります。

D2Cコンサルの費用相場と料金体系
D2Cコンサルの費用は、依頼する内容や支援範囲によって大きく変わります。
戦略相談だけを依頼する場合と、広告運用、LP制作、CRM設計、EC運営代行まで任せる場合では、必要な費用も異なります。
また、月額顧問型、プロジェクト型、成果報酬型、広告運用込みの契約など、料金体系にも複数の種類があります。
費用だけで判断すると、必要な支援が含まれていなかったり、追加費用が発生したりする可能性もあるため注意が必要です。ここでは、D2Cコンサルの主な費用相場と料金体系を紹介します。
月額顧問型:月額20万円〜100万円以上が相場
月額顧問型は、毎月一定の費用を支払い、D2C事業の戦略相談、数値分析、施策提案、定例会議などを継続的に受ける料金体系です。
費用相場は月額20万円〜100万円以上になることが多く、支援範囲や担当者のレベルによって金額が変わります。
広告運用や制作実務は別料金になる場合もあるため、どこまで月額費用に含まれるかを事前に確認することが重要です。
継続的に売上や利益を改善したい企業、社内に戦略を見られる人材が不足している企業に向いている形式です。長期的に改善を続けたい場合は、月額顧問型が選択肢になりやすいでしょう。
プロジェクト型:50万円〜500万円以上が相場
プロジェクト型は、D2C事業の立ち上げ、ECサイトリニューアル、ブランド再設計、CRM構築、広告戦略設計など、目的と期間を決めて依頼する形式です。
費用相場は内容によって幅がありますが、50万円〜500万円以上になることもあります。
単発で大きな課題を解決したい場合に向いており、短期間で事業の方向性を整理しやすい点がメリットです。
ただし、プロジェクト完了後の運用改善は別契約になるケースもあるため、納品後のサポート範囲も確認しておく必要があります。
成果報酬型:売上の5%〜20%程度が相場
成果報酬型は、売上や成果に応じて費用が発生する料金体系です。
相場としては売上の5%〜20%程度に設定されることがあります。
一見すると初期費用を抑えやすい形式ですが、どの売上を成果とするのか、広告費を差し引くのか、既存顧客の売上も対象になるのかなど、条件を細かく確認する必要があります。
成果報酬型は、コンサル会社とリスクを共有しやすい一方で、短期売上を重視した施策に偏る可能性もあるため、ブランド方針と合っているかも確認しましょう。
広告運用込み:広告費の15%〜25%程度が手数料の目安
広告運用込みでD2Cコンサルに依頼する場合、広告費の15%〜25%程度が運用手数料として発生するケースがあります。
たとえば月間広告費が100万円の場合、15万円〜25万円程度の手数料がかかるイメージです。
ただし、D2Cでは広告運用だけでなく、LP改善、クリエイティブ制作、CRM、同梱物、サイト改修なども必要になるため、広告手数料だけで総費用を判断しないことが大切です。
広告費、制作費、コンサル費を含めた総額で費用対効果を見ましょう。
D2Cコンサル会社を選ぶ時の比較ポイント
D2Cコンサル会社を選ぶ際は、実績や知名度だけで判断するのではなく、自社の課題に合った支援ができるかを確認することが大切です。
たとえば、広告改善に強い会社、ブランド設計に強い会社、CRMや定期通販に強い会社、モール運用に強い会社では、得意な支援領域が異なります。
また、売上だけでなく利益まで見てくれるか、実行支援まで対応できるかも重要な比較ポイントです。
ここでは、D2Cコンサル会社を選ぶ時に確認しておきたいポイントを紹介します。
売上ではなく利益まで見てくれるか
D2Cコンサルを選ぶ際は、売上アップだけでなく、粗利、広告費、LTV、定期継続率まで見てくれるかを確認しましょう。
売上が伸びても、広告費や物流費、制作費が膨らんで利益が残らなければ、事業としては成功とはいえません。
特にD2Cでは、新規獲得に広告費がかかりやすいため、初回購入だけで判断せず、リピートや定期購入まで含めた利益構造を見ることが重要です。
CPAだけで判断しない
CPAが低くても、その後リピートしない顧客ばかりでは利益は伸びません。
D2Cでは、CPAとLTVをセットで見て、広告費をどこまでかけられるか判断する必要があります。
CPA単体ではなく、回収期間まで見てくれる会社を選びましょう。
粗利率を踏まえた施策提案があるか確認する
同じ売上でも、商品原価や送料、決済手数料によって残る利益は変わります。
D2Cコンサルを選ぶ際は、売上最大化だけでなく、粗利率を踏まえて販促やキャンペーンを設計してくれるかを確認することが大切です。
LTV改善まで提案できる会社を選ぶ
D2Cでは、初回購入後の継続購入が利益を左右します。
広告やLP改善だけでなく、CRM、LINE、メルマガ、同梱物、定期継続施策まで提案できる会社であれば、中長期的な利益改善につながりやすくなります。
広告以外の改善提案を持っているか
広告運用だけに強い会社の場合、CPAが悪化した時に打ち手が限られることがあります。
D2Cでは、広告費を増やすだけでなく、商品設計、LP改善、CRM、同梱物、物流、レビュー施策まで含めて改善することが重要です。
広告経由の売上が伸びても、リピート率や顧客満足度が低ければ利益は安定しません。
広告以外の視点からも提案できる会社を選びましょう。
LPや商品ページの改善提案ができるか
広告の成果は、遷移先のLPや商品ページの内容にも大きく左右されます。
広告運用だけでなく、ファーストビュー、訴求軸、レビュー、FAQ、購入導線まで見直せる会社であれば、広告費を増やさずにCVR改善を狙えます。
CRMやリピート施策まで見られるか
D2Cでは、一度購入した顧客に再購入してもらう仕組みが重要です。
購入後メール、LINE、ステップ配信、定期購入案内、解約防止施策まで提案できる会社であれば、新規獲得に依存しすぎない売上構造を作れます。
物流やCSの課題にも気づけるか
広告やサイトが改善されても、発送遅延や問い合わせ対応の悪さがあるとリピートにつながりません。
物流、在庫、カスタマー対応など、購入後体験にも目を向けられる会社を選ぶことで、ブランド全体の満足度を高めやすくなります。

自社商材に近いジャンルの支援経験があるか
化粧品、食品、アパレル、健康食品、雑貨では、購入理由も法規制もリピート構造も異なります。
自社商材に近い支援経験があるD2Cコンサル会社を選ぶと、施策の精度が高まりやすくなります。
たとえば化粧品や健康食品では薬機法への配慮が必要になり、食品ではギフト需要や季節性、アパレルではサイズ不安や返品対応が重要になります。
業界理解のある会社を選ぶことで、訴求や改善施策のズレを防ぎやすくなります。
業界特有の購入理由を理解しているか
同じD2Cでも、商材によって顧客が購入を決める理由は異なります。
美容商材は悩み解決、食品は味や安心感、アパレルはデザインやサイズ感が重視されます。
自社商材に近い経験がある会社なら、訴求のズレを防ぎやすくなります。
法規制や表現ルールに配慮できるか
化粧品、健康食品、医薬部外品などは、広告表現やLP表現に注意が必要です。
売れる表現を追求するあまり、薬機法や景品表示法に抵触するリスクがあるため、商材ごとの表現ルールを理解している会社を選びましょう。
商材ごとのリピート構造を理解しているか
定期購入に向く商材もあれば、ギフトや季節需要で売上を伸ばす商材もあります。
自社商材の購入頻度や利用シーンを理解したうえで、リピート施策やCRMを提案できる会社であれば、より現実的な改善が期待できます。
実行支援まで対応できるか
戦略提案だけで終わる会社の場合、社内に実行リソースがないと成果につながりにくくなります。
D2Cコンサル会社を選ぶ際は、LP制作、広告運用、CRM配信、商品ページ改善、クリエイティブ制作、レポート改善など、実行部分まで任せられるかを確認しましょう。
特に社内にEC担当者が少ない企業では、提案を受けても実行できず、改善が止まってしまうことがあります。
提案だけでなく、実行まで支援できる会社を選ぶことが重要です。
提案後の制作や運用まで任せられるか
改善提案だけでなく、LP修正、広告クリエイティブ制作、メルマガ配信、商品ページ更新まで対応できる会社であれば、施策をスピーディーに実行できます。
社内工数が少ない企業ほど、実行支援の有無は重要です。
社内担当者と役割分担できるか
すべてを外注するのではなく、社内で対応する業務と外部に任せる業務を分けることも大切です。
D2Cコンサルが役割分担を整理してくれると、社内にノウハウを残しながら改善を進めやすくなります。
改善サイクルを継続できる体制があるか
D2Cは一度改善して終わりではなく、数値を見ながら継続的に施策を見直す必要があります。
定例会、レポート、改善提案、実行管理まで対応できる体制がある会社を選ぶことで、PDCAを止めずに進められます。
D2Cコンサル選びで失敗しないための注意点
D2Cコンサルを導入しても、会社選びや依頼の仕方を間違えると、期待した成果につながらないことがあります。
特に、知名度だけで選んでしまったり、支援範囲を確認しないまま契約したり、短期間で成果を求めすぎたりすると、ミスマッチが起きやすくなります。
D2C事業は、広告やECサイトだけでなく、ブランド設計やリピート施策まで含めて中長期で改善していく必要があります。
ここでは、D2Cコンサル選びで失敗しないための注意点を紹介します。
有名な会社だから成果が出るとは限らない
D2Cコンサルは、会社の知名度よりも担当者の理解力や実行力が重要です。
有名企業の支援実績があっても、自社の規模や課題、商材に合うとは限りません。
大手向けの支援が得意な会社に小規模ブランドが依頼すると、提案内容が大きすぎて実行できないこともあります。
反対に、知名度は高くなくても、商材理解が深く、現場に合わせた提案をしてくれる会社の方が成果につながる場合もあります。初回相談では、過去実績だけでなく、自社の数字や課題を見たうえで具体的な改善仮説を出してくれるかを確認しましょう。
提案内容が広告追加だけになっていないか確認する
売上を伸ばす提案が広告費増額だけの場合、利益が悪化する可能性があります。
もちろん広告運用はD2Cの成長に欠かせない施策ですが、CPAが高騰している状態で広告費を増やすだけでは、売上は伸びても利益が残りにくくなります。
D2Cでは、CVR改善、LTV改善、定期継続率改善、CRM、商品設計、同梱物改善など、広告以外にも多くの打ち手があります。
コンサル会社を選ぶ際は、広告追加以外にどのような改善提案ができるのかを確認しましょう。広告しか見ていない会社よりも、事業全体を見てくれる会社の方が安心です。
契約前に支援範囲を細かく確認する
「D2Cコンサル」といっても、支援範囲は会社によって大きく異なります。
分析や戦略提案だけを行う会社もあれば、広告運用、LP制作、CRM配信、モール運用、物流改善まで対応する会社もあります。
契約前に、何が月額費用に含まれているのか、制作や運用は別料金なのか、レポートや定例会の頻度はどのくらいかを確認しましょう。
支援範囲が曖昧なまま契約すると、「提案はもらえるが実行は自社対応だった」「追加費用が想定以上にかかった」といったトラブルにつながる可能性があります。
短期間で成果を求めすぎない
D2Cの改善は、広告やLPのように短期で変化が出やすいものもあれば、CRMやブランド改善のように時間がかかるものもあります。
特にLTV改善や定期継続率の向上は、購入後の顧客行動を追う必要があるため、1か月程度では正確に判断しにくいです。
短期間で成果を求めすぎると、値引きや強い広告訴求に偏り、ブランドの価値を下げてしまう可能性もあります。
D2Cコンサルを活用する場合は、短期施策と中長期施策を分けて考え、最低でも3〜6か月単位で改善状況を見ることが大切です。

D2Cコンサルに依頼する前に準備しておくべきこと
D2Cコンサルに相談する前に、自社の現状をある程度整理しておくと、より具体的な提案を受けやすくなります。
売上や広告費、リピート率などの数値が分からないまま相談すると、課題の特定に時間がかかり、施策も抽象的になりがちです。
また、社内で実行できる範囲や、ブランドとして譲れない方針を共有しておくことも重要です。
ここでは、D2Cコンサルに依頼する前に準備しておくべきことを紹介します。
現在の売上構造を数字で整理しておく
D2Cコンサルに依頼する前には、現在の売上構造をできるだけ数字で整理しておきましょう。
月商、粗利率、広告費、CPA、CVR、LTV、リピート率、定期継続率、解約率などが分かると、コンサル会社も課題を把握しやすくなります。
数字が曖昧なままだと、どこに問題があるのか判断できず、提案も抽象的になりがちです。
すべての数値を完璧に揃える必要はありませんが、最低限、売上・広告費・粗利・リピート状況は整理しておくとよいでしょう。現状を把握することが、的確な改善提案を受ける第一歩になります。
自社がどこまで実行できるかを明確にする
D2Cコンサルから改善施策を提案されても、社内で実行できなければ成果にはつながりません。
広告運用、LP修正、商品撮影、メルマガ配信、LINE配信、SNS投稿、カスタマー対応、在庫管理など、自社で対応できる業務と外注したい業務を整理しておきましょう。
社内リソースを正直に共有することで、コンサル会社も現実的な施策を提案しやすくなります。
実行体制を考えずに依頼すると、提案だけが増えて現場が回らなくなる可能性があります。依頼前に、誰が何を担当できるのかを明確にしておくことが重要です。
ブランドとして譲れない方針を決めておく
D2Cでは、短期的な売上を追うほど、強い広告表現や大幅な値引き施策に寄りやすくなります。
しかし、ブランドとして大切にしたい世界観や価格方針を崩してしまうと、長期的な信頼を失う可能性があります。
コンサルに依頼する前に、値引きの上限、表現ルール、顧客対応方針、パッケージや同梱物へのこだわりなど、譲れない方針を整理しておきましょう。
事前にブランドの軸を共有することで、売上改善とブランド価値の維持を両立した提案を受けやすくなります。
過去に実施した施策と結果を共有できるようにする
過去に実施した広告、LP、キャンペーン、メルマガ、SNS投稿、インフルエンサー施策、モール施策などの結果を整理しておくことも重要です。
成功した施策だけでなく、反応が悪かった施策や失敗した施策も共有することで、同じ失敗を繰り返しにくくなります。
たとえば、値引きキャンペーンでは売上が伸びたがリピートにつながらなかった、SNS広告はクリックされたが購入率が低かったなど、過去のデータには改善のヒントが含まれています。
D2Cコンサルに依頼する前に、施策の履歴をまとめておくと、初期分析の精度が高まります。
D2Cコンサルで成果を出すために見るべきKPI
D2Cコンサルを活用して成果を出すには、売上やアクセス数だけを見て判断しないことが重要です。
D2Cでは、広告費をかけて初回購入を増やしても、リピートや定期継続につながらなければ利益が残りにくくなります。
そのため、CPA、LTV、F2転換率、定期継続率、粗利など、利益構造に関わるKPIを総合的に確認する必要があります。
ここでは、D2Cコンサルで成果を出すために見るべきKPIを紹介します。
CPAだけでなくLTVとのバランスを見る
D2Cでは、CPAが高くてもLTVが十分に高ければ投資回収できる場合があります。
反対に、CPAが低くてもリピートしない顧客ばかりを獲得している場合、長期的には利益が残りません。
そのため、広告の成果を見る時はCPAだけで判断せず、LTVとのバランスを見ることが重要です。
たとえば、初回購入では赤字でも、2回目・3回目の購入や定期継続で利益が出る構造であれば、広告投資を継続できる可能性があります。D2Cコンサルを活用する際は、CPAとLTVをセットで管理し、どこまで広告費をかけられるかを判断しましょう。
F2転換率で初回購入後の満足度を見る
F2転換率とは、初回購入者が2回目購入に進む割合のことです。
D2Cでは、初回購入を獲得するだけでなく、その後のリピートにつなげることが利益改善の鍵になります。
F2転換率が低い場合、商品満足度が低いだけでなく、使用方法の案内不足、購入後フォローの不足、次回購入のきっかけ不足などが原因になっている可能性があります。
D2Cコンサルでは、同梱物、ステップメール、LINE配信、レビュー依頼、クーポン設計などを見直し、初回購入者が自然に2回目購入へ進む導線を整えます。
定期継続率でリピートモデルの強さを見る
定期購入モデルでは、初回申込数だけでなく、2回目、3回目、4回目以降の継続率を見ることが重要です。
初回の割引で申込みが増えても、すぐに解約されてしまう場合、利益が残りにくくなります。
定期継続率が低い時は、商品への期待値と実感のズレ、配送頻度の不一致、価格への不満、解約導線の設計、購入後フォロー不足などを確認する必要があります。
D2Cコンサルを活用すれば、解約理由や顧客データをもとに、継続率を上げるためのCRMや商品設計の改善を進めやすくなります。
粗利ベースの利益で施策を判断する
売上やROASだけを見ていると、実際に利益が残っているか分かりません。
D2Cでは、商品原価、送料、決済手数料、広告費、制作費、外注費、同梱物費用など、さまざまなコストが発生します。
売上が伸びていても、粗利ベースで見ると赤字になっているケースもあります。
そのため、D2Cコンサルで成果を出すには、売上ではなく粗利ベースの利益をKPIとして確認することが大切です。キャンペーンや広告施策も、売上インパクトだけでなく、最終的にどれだけ利益が残るかで判断する必要があります。

D2Cコンサルに依頼しても成果が出ないケース
D2Cコンサルに依頼すれば必ず成果が出るわけではありません。
コンサル会社の提案が良くても、商品自体の満足度が低かったり、社内の意思決定が遅かったり、必要なデータを共有できなかったりすると、改善が進みにくくなります。
また、すべてを外部に丸投げしてしまうと、自社の顧客理解や商品理解が施策に反映されにくくなる点にも注意が必要です。
ここでは、D2Cコンサルに依頼しても成果が出にくいケースを紹介します。
商品自体の満足度が低いケース
広告やLPを改善しても、商品自体の満足度が低ければリピートや口コミにはつながりません。
D2Cでは、初回購入後の体験がその後の売上に大きく影響します。
レビュー評価が低い、返品や解約が多い、問い合わせで同じ不満が繰り返されている場合は、広告改善よりも先に商品改善が必要です。
D2Cコンサルに依頼する前に、レビュー、アンケート、解約理由、返品理由を確認し、顧客がどこに不満を感じているのかを把握しましょう。商品満足度が低いまま集客を強化すると、広告費だけが増えて利益が悪化する可能性があります。
社内の意思決定が遅いケース
D2Cでは、広告、LP、CRM、商品ページ、キャンペーンなどを素早く改善していく必要があります。
しかし、社内確認に時間がかかりすぎると、コンサルから提案を受けても実行までに時間がかかり、改善サイクルが止まってしまいます。
特に、画像修正、広告文の変更、キャンペーン条件の決定などに毎回長い承認フローが必要な場合、スピード感のある運用が難しくなります。
D2Cコンサルの成果を出すには、事前に意思決定者を明確にし、どの範囲まで現場判断で進められるかを決めておくことが重要です。
データを共有できないケース
売上データ、広告データ、顧客データ、リピート率、定期継続率などを共有できない場合、D2Cコンサルは正確な分析ができません。
データが不足していると、施策の良し悪しを感覚で判断することになり、改善の精度が下がります。
たとえば、広告のCPAだけは分かっていても、購入後のLTVやリピート率が分からなければ、広告費をどこまでかけてよいか判断できません。
コンサルに依頼する際は、可能な範囲で管理画面やレポートを共有し、数字をもとに議論できる状態を作ることが大切です。
コンサルに丸投げしてしまうケース
D2Cコンサルは、事業を代わりに成功させてくれる存在ではなく、事業を一緒に改善するパートナーです。
社内側が商品理解や顧客理解を共有せず、すべてを丸投げしてしまうと、提案の精度が下がります。
特にD2Cでは、商品開発の背景、顧客からの声、ブランドとして大切にしたい価値観など、社内にしか分からない情報が成果に大きく関わります。
コンサルの知見と社内の顧客理解を組み合わせることで、より現実的で効果的な施策を実行できます。丸投げではなく、二人三脚で進める意識が重要です。
D2Cコンサル導入後の流れと成果が出るまでの期間
D2Cコンサルを導入した後は、すぐに大きな成果が出るというよりも、現状分析、優先順位の整理、施策実行、検証を段階的に進めていくのが一般的です。
広告やLP改善のように短期で変化が出やすい施策もありますが、LTV改善やブランド設計、定期継続率の向上には一定の期間が必要です。
事前に導入後の流れを理解しておくことで、焦らずに改善を進めやすくなります。
ここでは、D2Cコンサル導入後の流れと成果が出るまでの期間を紹介します。
初月は現状分析と課題整理を行う
D2Cコンサル導入後の初月は、売上データ、広告データ、ECサイトの導線、CRM施策、商品構成、顧客情報、物流やカスタマー対応の状況を確認し、どこに課題があるのかを整理します。
いきなり広告費を増やしたり、LPを作り直したりするのではなく、まずは事業全体のボトルネックを把握することが重要です。
初月の分析が不十分だと、優先順位を間違え、効果の薄い施策に時間や費用を使ってしまう可能性があります。
現状を数字と顧客視点の両方から確認し、改善の方向性を決める期間と考えましょう。
2〜3か月目は優先度の高い施策から実行する
2〜3か月目は、初月に整理した課題をもとに、優先度の高い施策から実行していきます。
たとえば、広告のCPAが悪い場合はターゲティングやクリエイティブの改善、CVRが低い場合はLPや商品ページの改善、リピート率が低い場合は購入後メールやLINE配信の見直しを行います。
この段階では、すべてを一度に変えるのではなく、効果が出やすい部分から改善し、数値の変化を確認することが大切です。
短期的に成果が出る施策と、中長期で育てる施策を分けて進めると、改善の方向性が見えやすくなります。
3〜6か月目はLTVやリピート改善に着手する
3〜6か月目は、短期的な広告改善やサイト改善に加えて、LTVやリピート率の改善に本格的に取り組む時期です。
D2Cでは、新規獲得だけで売上を伸ばし続けると広告費が膨らみやすく、利益が安定しません。
そのため、購入後フォロー、LINE配信、メルマガ、同梱物、定期購入案内、解約防止施策、クロスセルなどを見直し、既存顧客からの売上を伸ばす仕組みを整えていきます。
リピート改善はすぐに結果が出るものではありませんが、継続的に取り組むことで利益構造の安定につながります。
半年以降はブランド全体の成長戦略を見直す
半年以降は、これまでの改善データをもとに、D2Cブランド全体の成長戦略を見直す段階です。
広告、LP、CRM、商品ページなどの改善結果を確認しながら、新商品展開、モール展開、定期モデル強化、コミュニティ施策、越境EC、卸展開など、次の成長施策を検討します。
D2Cコンサルは、短期的な売上改善だけでなく、中長期的なブランド成長を支援できる点に価値があります。
半年程度運用すると、顧客データや売れ筋、継続率の傾向が見えてくるため、より精度の高い戦略を立てやすくなります。

D2Cコンサルに関するよくある質問
D2Cコンサルを検討する際には、「具体的に何をしてくれるのか」「ECコンサルとは何が違うのか」「費用はどのくらいかかるのか」など、事前に確認しておきたい疑問が出てくるでしょう。
特に初めて外部のコンサル会社に相談する場合、支援範囲や費用感が分からず不安に感じることもあります。
ここでは、D2Cコンサルに関するよくある質問に回答します。
D2Cコンサルは何をしてくれますか?
一般的な広告代理店のように集客だけを見るのではなく、初回購入後にリピートしてもらう仕組みや、広告費をかけ続けなくても利益が残る構造まで整理する点が特徴です。
ただし、会社によって支援範囲は異なります。戦略提案のみの会社もあれば、LP制作、広告運用、CRM配信、モール運用、物流改善まで対応する会社もあるため、契約前に対応範囲を確認しましょう。
D2CコンサルとECコンサルの違いは何ですか?
一方、D2Cコンサルは、ブランドの世界観、顧客との関係性、LTV、定期購入、CRM、商品設計、購入後体験など、D2C事業の構造そのものを見直す点が特徴です。
つまり、ECコンサルが「どのように売るか」を支援するのに対し、D2Cコンサルは「なぜ選ばれ、どう継続してもらうか」まで設計します。自社ブランドを長期的に育てたい場合は、D2C視点を持つ会社に相談するとよいでしょう。
D2Cコンサルの費用はどのくらいですか?
月額顧問型では20万円〜100万円以上、プロジェクト型では50万円〜500万円以上、成果報酬型では売上の5%〜20%程度が目安になることがあります。
また、広告運用を依頼する場合は、広告費の15%〜25%程度が運用手数料として発生するケースもあります。
ただし、LP制作、CRM設計、サイト改修、クリエイティブ制作などは別料金になる場合もあるため、月額費用だけでなく総額で費用対効果を確認することが大切です。
小規模なD2Cブランドでも依頼できますか?
ただし、予算や社内リソースが限られている場合は、最初からフル支援を依頼するのではなく、スポット相談、広告診断、LP改善、CRM設計、ブランドコンセプト整理など、優先度の高い領域から依頼するとよいでしょう。
小規模ブランドでは、すべての施策を一度に行うよりも、売上や利益に直結しやすい課題から順番に改善することが重要です。自社の課題と予算を整理したうえで相談すると、現実的な提案を受けやすくなります。
まとめ|D2Cコンサルは会社選びよりも自社の課題に合うかが重要
D2Cコンサルを選ぶ際は、有名な会社かどうかだけで判断するのではなく、自社の課題に合っているかを見極めることが大切です。
ブランドの世界観を作り直したいのか、広告費の効率を改善したいのか、定期購入やLTVを伸ばしたいのか、楽天やAmazonなどのモール販売を強化したいのかによって、選ぶべき会社は変わります。
また、D2Cでは売上だけでなく、粗利、CPA、F2転換率、定期継続率、LTVまで見て改善する必要があります。
コンサルにすべてを丸投げするのではなく、自社の顧客理解や商品理解を共有しながら、二人三脚で改善していくことが成果につながります。


