アクセス解析といえば、GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールなどでおこなうのが一般的です。
しかし、定常的にアクセス数やページビュー数を確認したい場合は、解析ツールでいちいち確認するよりも、制作したWebサイトを管理している
Wordpress上で確認する方がはるかに効率的
です。
WordPress上でアクセス解析をするには、専用のプラグインをインストールする必要があります。
アクセス解析のプラグインには、以下の2種類があります。
①単独で機能するプラグイン
②外部のアクセス解析ツールと連携して機能するプラグイン
本記事では、WordPressでアクセス解析を可能にするため、それぞれの種類の代表的なプラグインと簡単な使い方を解説します。
目次
WordPressでアクセス解析をするためのプラグインは2つに分類できる
WordPressでアクセス解析するためのプラグインは以下の2つに分けられます。
①単独でアクセス解析ができるプラグイン
インストールするだけで、
・どれくらいのユーザーがサイトを見たのか
・どのページがよく閲覧されているのか
などを確認することができます。WordPress上で最も手軽にアクセス解析ができるようになるプラグインです。
②外部のアクセス解析ツールと連携するプラグイン
外部のアクセス解析ツールで取得したデータをWordPress上に反映させるツールです。Googleアナリティクスと連携するのが主流となります。既にアクセス解析ツールを利用している方におすすめのプラグインです。
以下では、それぞれのおすすめプラグインと、簡単な使い方をご紹介します。
単独でアクセス解析ができるプラグイン【Slimstat Analytics】
「Slimstat Analytics」の特徴
「Slimstat Analytics」では基本的なアクセス数の計測はもちろん、流入元情報やユーザーが検索したキーワード、OSやブラウザなど閲覧情報も調べることができます。
このプラグインを活用することで以下の項目を可視化できます。
・ユーザーのIPアドレスとホスト名
・サイトの流入元
・ユーザーが利用した検索エンジン
・ユーザーが検索したワード
・ユーザーのOS・使用したブラウザ
・時間ごとページビュー数やセッションごとページビュー数
・ユーザーのログイン名
・コメント入力者・スパムとハックの検知
「Slimstat Analytics」の使い方
「Slimstat Analytics」のインストールおよび有効化は「プラグイン」→「新規追加」から可能です。
検索窓に「Slimstat Analytics」と入力し、インストールをおこないます。
インストールが完了すると「有効化」ボタンが出ますので、クリック。
有効化されると、サイドバーに「Slimstat」というメニューが表示されます。
「Slimstat Analytics」をクリックすると、さまざまなメニューが出てきますが、基本的にチェックしておくとよいのが、以下の3つです。
・Real-time
・概要
・訪問者
Real-time
Real-timeは、サイトのアクセスログをリアルタイムで調べることができます。
ブラウザの種類やOS、IPアドレスや閲覧したページのURL、画面解像度が表示されています。
画像解像度が大きい場合はPC、小さい場合はタブレットやスマートフォンでアクセスされたことが推測できます。
概要
期間ごとにPV数・ユニークユーザー数を確認できます。
画像はテストサイトのものなので、データはほとんどありませんが、しっかりと運用されているサイトであれば、グラフで訪問者数が表示されます。
他にも、現在の閲覧者や訪問者がどんな検索キーワードからサイトにアクセスしたのか、どのページが最も見られているのかがわかります。
訪問者
訪問者のデータを確認できます。例えば、どんな言語で閲覧されているか、滞在時間はどのくらいなのか、OSはどんなものを使用しているかが確認できます。
モニタ解像度やOSの種類を確認することで、どんなデバイスで見られているのかが読み取れます。
「Slimstat Analytics」には、サイト内のよく見られているページを確認できる「サイト解析」や、サイトの参照元や検索キーワードなどを確認できる「トラフィック」があります。
詳しくアクセス解析したい場合は、こちらも使用してみるのがよいでしょう。
外部のアクセス解析ツールと連携するプラグイン【Google Analiticator】
Google Analiticatorの特徴
Google Analyticatorは、Googleアナリティクスの解析結果をWordepressで見ることができるプラグインです。
Googleアナリティクスの解析結果を見やすい表示で確認することができます。
このツールでは、以下の項目が確認できます。
・過去30日間の訪問者数
・サイトの閲覧状況
・トップページの流入元
・ユーザーが検索したワード
・Googleアナリティクスの統計情報を公開にするショートコード
・アウトバウンドリンク、ダウンロードによるイベントトラッキング
・サイトのスピードトラッキング
・ダウンロード元の追跡
Google Analiticatorの使い方
「Slimstat Analytics」と同じようにインストール・有効化をおこないます。
有効化されると、サイドバーに「Google Analiticator」が表示されます。
WordPressで「Google Analiticator」を使用できるようにするためには、GoogleアナリティクスとG Word Pressを紐づける必要があります。
「Google Analiticator」をクリックすると以下の画面が表示されるので、「Click Here」をクリック。
アプリの許可画面が出てきたら、サイトを登録したGoogleアナリティクス のアカウントかどうかを確認し「承認する」をクリック。
コードが表示されるので、コピーして以下に貼り付けます。
貼り付けたら、横のボタンをクリック。
以下の画面が表示されますので、画像に従って設定します。
「Google Analytics logging is:」は「Enabled(有効化)」を選択。
下へスクロールし、「Save Changes」をクリックすると、ダッシュボードでGoogleアナリティクスの解析結果が確認できるようになります。
まとめ
定常的なアクセス数のチェックであれば、アクセス解析ツールにログインし、いちいち数値を確認するよりもプラグインをインストールして簡易的に確認できる方が効果的ですのでおすすめです。
WordPress上でアクセス解析をできるプラグインには、以下の2種類があります。
①単独でアクセス解析ができるもの
②外部のアクセス解析ツールと連携するもの
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