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記事タイトル【画像解説】スプレッドシートの改行方法(PC&スマホ)と一括削除方法
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/spreadsheet-line-break/
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POINTざっくりいうと
Googleスプレッドシートで改行する方法
セル内改行を一括で削除する「検索と置換」機能
テキストのラッピング(折り返し)で改行する方法
Googleスプレッドシートを作成していて、「改行を使用とEnterキーを押したのにうまくいかない」とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スプレッドシートの場合は一般的な文書作成ファイルとは違い、Enterキーを押すだけでは改行ができません。
そこで本記事では、スプレッドシートで改行する方法をパソコン(Windows、Mac)とスマートフォンそれぞれご紹介します。
また、スプレッドシートで改行するメリットとデメリットについてもご紹介するので、合わせてぜひご活用ください。
Googleスプレッドシートで改行する方法
Googleドキュメントなどの文書作成ソフトではEnterキーを押すと改行できるのに対し、スプレッドシートではEnterを押すと次のセルにカーソルが移動してしまいます。
そのためスプレッドシート内で改行をするためには、いくつかの操作が必要です。
パソコンの場合
パソコンでスプレッドシートを編集する場合、改行方法はお使いの端末がWindowsかMacかで異なります。
Windowsのパソコンをお使いの場合の改行方法は、Enterキーと同時にaltキー、もしくはCtrlキーを押します。
Macのパソコンをお使いの場合は、Enterキーと同時に Command(⌘)キー、optionキー、もしくはCtrlキーのいずれかを押します。
スマートフォンの場合
スマートフォン用のGoogleスプレッドシートアプリを使用する場合、上記の方法は外付けキーボードがなければできません。
そんな場合に便利なのは、「CHAR関数」と呼ばれる関数の一種です。
やり方としては、「=”***”&CHAR(10)&”***”」のクオーテーション(””)に囲まれた***の部分に改行したい単語や文章を入力してください。
例えば、「りんご」と「もも」を改行して表記する場合は「=”りんご”&CHAR(10)&”もも”」入力が完了したら、下の画像で示しているすぐ横にある緑色のチェックマークをタップしてください。
緑マークをタップすると、以下のようにりんごとももが改行した状態で入力されます。
なお、続けて改行する場合は「&CHAR(10)&”***”」の***部分に追加したい単語や文章を入れた形で追記します。
例えばりんごとももにバナナとメロンを追加する場合は「=”りんご”&CHAR(10)&”もも”&CHAR(10)&”バナナ”&CHAR(10)&”メロン”」となります。
実際に上記の関数をスプレッドシートアプリで入力すると、以下の画像のようになります。
先ほどと同様に緑のチェックマークをタップすると、下の画像のように無事改行された状態で表示されました。
セル内改行を一括で削除する「検索と置換」機能
セルの改行をやはり取り消したいという場合に一つ一つbackspaceキーなどで削除するのは非常に手間がかかります。
そこで「検索と置換」という機能を使うことで一括削除することが可能です。
検索と置換機能とは、指定した文字を別の文字に一括で置き換えることのできる機能です。
ただし、altキーやCtrlキーなどとEnterキーを同時に押すといったキーボード操作で改行した場合と、関数を使った場合とで手順が異なるので注意してください。
また、この検索と置き換えを使った開業の一括削除はスマートフォンではおこなえません。
パソコン端末をご用意ください。
キーボード操作で改行した場合の手順
キーボード操作で改行した場合の手順は以下の通りです。
1.改行を取り除きたいセルを選択した状態でWindowsの方はCtrlキーと「H」キーを同時に、Macの方はCommandキーとシフトキーと「H」キーを同時に押します
2.下の画像のような画面になるので、検索と書かれた横にある入力欄に「\n」と入力し、置換後の文字列と書かれた横にある入力欄は空白のままにします
3.下の画像で示している「正規表現を使用した検索」の横にあるチェックボックスにチェックをいれ、[すべて置換]をクリックします
なお、正規表現を使用した検索にチェックを入れると、自動的に「大文字と小文字の区別」の横にもチェックが付きます
4.[完了]を押すと下記のように改行が削除されます
関数で改行した場合の手順
関数を使って改行した場合、検索と置換機能を使う際には検索対象の文字とチェックの入れ方に違いが現れます。
具体的な手順は以下の通りです。
1.改行を取り除きたいセルを選択した状態でWindowsの方はCtrlキーと「H」キーを同時に、Macの方はCommandキーとシフトキーと「H」キーを同時に押します
2.下の画像のような画面になるので、検索と書かれた横にある入力欄に「CHAR\(10\)&」と入力し、置換後の文字列と書かれた横にある入力欄は空白のままにします
3.下の画像で示している「正規表現を使用した検索」の横にあるチェックボックスと「数式内も検索」にチェックをいれ、[すべて置換]をクリックします
なお、正規表現を使用した検索にチェックを入れると、自動的に「大文字と小文字の区別」の横にもチェックが付きます。
4.下記の画像のような画面になるので、[完了]を押してください
5. 完了を押すと、下記の画像のように改行が削除されます
【番外編】テキストのラッピング(折り返し)で改行する方法
厳密には改行ではないものの、改行したように表示することでスプレッドシートを見やすくすることも可能です。
「テキストのラッピング」という機能を活用することで、列の横幅に収まり切らない文字を折り返して表示するため、一見改行したかのように見せることができます。
この場合、改行したい場所にに合わせて列の幅を変更することになります。
テキストのラッピングは、適用したいセルを選択した状態で[表示形式]→[ラッピング]→[折り返す]の順にクリックすることで設定可能です。
注意点としては、今回のように2文字のももと3文字のりんごやバナナ、メロンと文字数の違う文字が混在していると綺麗に表示することはできません。
下の画像のように、3文字のりんごに合わせて列幅を変更すると、2文字のももに次の単語であるバナナの「バ」が並んで表示されてしまいます。
下の画像のように、同じ文字数を縦に並べる形で改行する場合にのみ使える方法といえるでしょう。
スプレッドシートで改行をするメリット&デメリット
Googleスプレッドシートにおける開業にはメリットとデメリットが存在します。
場面によってメリットとデメリットも変わってくるので、ファイルの用途などと照らし合わせて改行をするかどうか検討してみることをおすすめします。
【メリット】長い文章が読みやすくなる
セル内に長い文章を表記する場合、改行することで非常に内容を読み取りやすくなります。
スプレッドシートの場合、デフォルトではセル内に収まらない文字は隣のセルにはみ出す形で、もしくは隣のセルに値が入力されている場合は見切れて表示されます。
長めの文章をセルに入力している場合、内容を確認するために逐一セルを選択し表示させなければならないため手間がかかります。
そこで改行をすることで、常に内容を表示させることが可能です。
【メリット】統一感がでて見栄えがよくなる
改行をすることで、文全体をきちんと表示させやすくなります。
そのため、シート全体に統一感が出て、見栄えがよくなるといえます。
見栄えのよい整ったシートは作業感をよくするだけでなく、取引先などの外部や職場の同僚など他の人とデータを共有する際にも便利です。
【デメリット】データ入力時の改行をすると関数などに影響がでる
スプレッドシートの大きな特徴は、関数を活用することでデータの集計や分析が手軽にできるという点です。
しかしながら、このデータを入力しているセルで改行をおこなってしまうと、集計の際に正常にデータを表示することができなくなってしまいます。
データ入力の際は改行を避け、文字のラッピングなどを活用することを心がけましょう。
まとめ
スプレッドシートにおいて改行をおこなう方法は、パソコンとスマートフォンとで異なります。
パソコンで操作する際もWindowsかMacかによって使用するキーが異なるので注意が必要です。
改行は文章の見栄えを整えることのできる便利な機能ですが、スプレッドシートの強みである関数による集計・分析を阻害してしまうというデメリットもあります。
改行をおこなう場所には十分注意することが大切です。
また簡単に共有できるという利点があるスプレッドシートを同僚などと共同編集しているという方も多いのではないでしょうか。
ぜひ今回ご紹介した方法を参考に、改行を適宜活用して整理された見栄えのよいシートを作成してみてください。
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