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記事タイトルGoogleアルゴリズムとは?仕組み・更新の履歴・対策方法まとめ
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/seo-google-algorithm/
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POINTこの記事をざっくり言うと
SEOのアルゴリズムとは何かが分かる
これまでおこなわれたアルゴリズムの種類が分かる
アルゴリズム更新への対策方法が分かる
SEOにおけるアルゴリズムは、サイトの検索結果の表示順位を決める役割を担っています。検索結果の表示順位はサイトのアクセス数に大きく影響するため、アルゴリズムを理解することはSEOにおいて重要です。今回はアルゴリズムの意味や仕組みなどを説明します。
アルゴリズムとは
アルゴリズムは、一般的には「問題解決のための手順・計算方法」という意味で使われています。
SEOにおけるアルゴリズムとは、「Googleなどの検索エンジンが、検索結果にてWebページを表示する順位を決める仕組みのこと」を指します。
このSEOで用いられるアルゴリズムという言葉を通常のアルゴリズムと区別するために、検索アルゴリズム、ランキングアルゴリズム、Googleアルゴリズムなどと呼ばれることもあります。
日本では約90%がGoogleかYahoo!のどちらかの検索エンジンを使用しています。そして、Yahoo!は現在Googleのアルゴリズムを使用しているため、SEOにおいて注目すべき検索エンジンおよびアルゴリズムはGoogleのものであると言えます。
アルゴリズムの更新とは
検索エンジンは、ユーザーに良質な情報を素早く提供するために、より精度の高い検索結果を表示することを目標としています。そのためアルゴリズムは改善が繰り返されており、それをアルゴリズムの更新やアップデートと言います。
アルゴリズム更新は頻繁に起こっている?程度・頻度とは?
アルゴリズムのアップデートの規模は大小様々です。検索結果に大きな影響のあるものや、ほんの一部のサイトにのみ影響があるものなど影響範囲にも幅があります。
頻度に関しては、多い時では年間で数百回アップデートされます。特に規模の小さいもの(規模が小さいため、アップデートとは分けてアルゴリズム調整などと言われることもあります)は頻繁に行われているのです。
しかしながら、アップデートの内容が公開されることはほとんどありません。
小さい規模のアップデートであればなおさらです。
ただし、ある程度の規模のアップデートの場合には、アップデートの内容も含めて実施後にGoogleから発表されることがあります。アップデートの情報は、Google検索の公式Twitterなどで発表されています。
更新の影響とは
アルゴリズムが更新されると、サイト評価の基準や精度が変わるため、検索結果の順位が入れ替わることがあります。特に大きなアップデートがあった場合には、その後1週間程度順位が変動する可能性があります。
アップデートの種類
規模の大きなアップデートには名前が付いているものがあります。今回は、中でも有名なアップデートを、更新された順番に名前と内容をご紹介します。
パンダアップデート
パンダアップデートは、オリジナルの内容を持たない品質が低いコンテンツの順位を下げ、品質の高いコンテンツが上位表示されるように意図したものでした。
英語圏では2011年、日本では2012年7月に初めて実施。その後も更新され、現在ではコアアルゴリズム(Googleアルゴリズムのベース)に含まれ、自動更新となっています。
このアップデートの影響は、アメリカでは検索クエリの11.8%、日本では4-5%だと言われています。
ペンギンアップデート
ペンギンアップデートは、不正行為の排除を目的としたアップデートです。これにより、不正行為をしているサイトの順位が下がるようになりました。不正行為とは、スパムやGoogleのガイドライン違反などを指します。
2012年4月に初めて行われ、何度か更新されたのち、現在ではコアアルゴリズムに含まれ、自動更新となっています。
ペンギンアップデートは英語環境では検索クエリの3-5%に影響したと言われています。
パイレーツアップデート
デジタルミレニアム著作権法を侵害しているサイトの評価を下げるために行われたアップデートです。このアップデートにより、映画やテレビ番組などを検索した際の検索結果画面では、上位に正規のホームページやダウンロードページが表示されるようになりました。また、サジェストキーワードとして著作権を侵害するページにつながるキーワードが表示されなくなりました。
2012年8月に初めて実施され、2014年10月に更新されています。
ドメインダイバーシティアップデート
2013年5月に行われたアップデートです。このアップデートは、検索結果に表示されるページの多様性を高めるもので、同じドメインのページが複数表示されにくくなりました。同一サイトが検索結果ページを占拠できないようになったのです。
ペイデイローンアップデート
2013年6月に行われた、一部のキーワードに対するスパム排除やコンテンツの質に関するアップデートです。一部のキーワードとはローンやクレジットなどを指します。それらのキーワードの検索結果にてスパムサイトが多く表示されてしまうことへの対策として導入されました。
ハミングバードアップデート
2013年8月に行われたアップデートです。
このアップデートにより、検索キーワードを単語の羅列ではなく意味のある文章として理解できるようになりました。その結果として可能になったのが、会話型の検索です。
例えば、「新宿 ランチ 安い」と検索した際、以前は新宿・ランチ・安いという言葉がちりばめられた記事が上位に上がってきていました。
ハミングバードアップデート後は、この3つの単語からユーザーが「新宿で安いランチを探している」ということを検索エンジンが判断できるようになりました。その結果、新宿にあるお昼ご飯が食べられるお店のサイトといった「より求められる情報」が上位に表示されるようになりました。
ベニスアップデート
2015年1月に実施されました。このアップデートは、ユーザーの位置情報を検索結果に反映するためのものです。例えば、横浜駅で「ファストフード」と検索すると、検索結果には横浜駅周辺にあるファストフード店が表示されるようになりました。
クオリティアップデート
2015年5月に行われたコンテンツの質に関するアルゴリズムの更新です。パンンダップデートと似ていますが、パンダアップデートはサイトやページ単位での更新でしたが、クオリティアップデートはアルゴリズムの全体を対象にしたアップデートという違いがあります。
モバイルフレンドリーアップデート
2015年4月に行われたアップデートです。
このアップデートでは、モバイル端末からサイトを利用するユーザーが使いにくい、見づらいサイトは順位が下がるアルゴリズムが導入されました。モバイル端末で検索を利用していてもユーザー体験が損なわれないように行われたアップデートです。
インタースティシャルアップデート
2017年1月に行われた、ページ全体を覆うようなインタースティシャル広告を表示するページの評価を下げるアップデートです。インタースティシャル広告とは、アプリやWebページにポップアップとして表示される広告を指します。
今回、評価を下げる対象となったインタースティシャル広告は全てではなく、画面ページの切り替えや遷移の際に、ページの一部ではなく画面全体もしくはほぼ画面全体を覆う形で挿入されるものです。コンテンツが見にくくなり、ユーザーの利便性を著しく下げる点を考慮した結果だと考えられます。
日本語検索アップデート
2017年2月に行われたアップデートです。Googleのアルゴリズムは基本的に言語の区別はないのですが、このアップデートは日本語に特化したもの。オリジナル性のない質の低いサイトの順位が下がるという内容です。特にキュレーションサイトやまとめサイトの順位が大幅に降下するという影響がありました。
アルゴリズムへの対策方法とは?
アルゴリズムが更新されると検索順位が変動します。自分のサイトやページのランキングが下がってしまうと焦ってしまうかもしれませんが、アルゴリズムのアップデート内容に左右されてサイトを更新するのはあまり意味がありません。
アルゴリズムのアップデートとはGoogleの理想、つまりユーザーに「より有益な情報をより早く届ける」ために行われているものです。よって、質の良いサイト、コンテンツを作っていれば順位が下がる可能性も抑えられます。
アルゴリズムのアップデートに翻弄されるのではなく、以下のGoogleのガイドラインに沿ってサイトの向上に努めましょう。
Googleガイドライン
このガイドラインでは、アルゴリズム変動に強いサイトを作るために「ユーザーに有益な情報を発信すること」が重要であるということが説明されています。
また、ウェブサイトではユーザーに有益な情報を発信することが重要なので、
●コンテンツの自動生成
●オリジナルのコンテンツが存在しないページの作成
●隠しテキストや隠しリンクの使用
●十分な付加価値のないアフィリエイトサイトの作成
●ページのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
といったユーザーに不利益なことはしないよう書かれています。
まとめ
今回はSEOにおけるアルゴリズムについてご紹介しました。アルゴリズムは、検索エンジンが各サイト、コンテンツを評価し、検索キーワードごとにどのページをどのような順番で表示するかを決める仕組みのことです。日本では、ほとんどがGoogleの検索エンジンを利用しているため、Googleのアルゴリズムを理解する必要があります。
アルゴリズムの更新は頻繁に行われそのほとんどが発表されませんが、規模が大きい場合は例外的に発表されることもあります。しかし、アルゴリズムの更新によって順位が下がった際に、その内容に合わせて対策を行うのは本質的なサイト運営とは言えません。Googleのガイドラインに沿ったSEOを行い、よりユーザーにとって有益なサイトを作っていきましょう。
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