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記事タイトルPremiere Proでスローモーションを行う3つの方法|滑らかなスローモーションを作る設定方法を徹底解説
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/premiere-pro-slow-motion/
記事タイトルPremiere Proでスローモーションを行う3つの方法|滑らかなスローモーションを作る設定方法を徹底解説
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POINTざっくりいうと
Premiere Proでスローモーション作成方法
滑らかなスローモーションにする設定
Premiere Proで動画を編集しているとスローモーションでものを見せたくなるときがあると思います。
例えば、驚いている時の人の表情であったり、ルービックキューブを組み立てる際の早業であったりをスローモーションで見せる事でより魅力的な動画を作成する事ができます。
今回は動画をスローモーションにする方法と普通にスローモーションにした場合は少しカクカクしているのをより滑らかにする方法を紹介していきます。
Premiere Proで動画をスローモーションにする方法
Premiere Proでスローモーションにする方法は簡単です。
以下の3つの手順でスローモーションが追加できます。
編集したいクリップを選択
「クリップ速度とデュレーション(Ctrl/command+R)」を選択
「クリップ速度とデュレーション」の速度を変更
一つ一つみていきましょう。
編集したいクリップを選択
編集したいクリップを配置し、選択しましょう。
このときスローモーションにしたい部分だけをあらかじめカットしておきましょう。
「クリップ速度とデュレーション(Ctrl/command+R)」を選択
クリップが選択できたらショートカットを利用し「クリップ速度とデュレーション(Ctrl/command+R)」を開きましょう。
ショートカットを使用しない場合は選択したクリップを右クリックし、出てくるメニューバーの中から「クリップ速度とデュレーション」を選択します。
「クリップ速度とデュレーション」の速度を変更
速度変更を50%にすれば速度は2分の1になり、逆に200%にすれば2倍速で動画が再生されます。
また、デュレーションという項目では再生時間を操作する事で動画の速度を調整することができます。
動画時間を長くすれば比例して遅くなり、動画時間を短くすれば比例して早くなります。
動画時間の幅が決められている際にその幅に合わせて速度調整できるのは有効的です。
変更後に後続のクリップをシフトというチェック欄は早送りをしてクリップが短くなった場合でも、その隙間を後続のクリップが詰めてくれるというものです。
ここまでできたら、レンダリングを行い実際に見てみましょう。
レンダリングというものは編集のプレビュー画面を見やすくするための施策であり、負荷のかかるエフェクトを行なった際にはレンダリングを行う事でスムーズに編集ができるようになります。
やり方はPremiere Proのメニュータブの「シーケンス」から「選択範囲をレンダリング」を選択するだけです。
レンダリングの仕組みやメリットを知りたい方は(Premiere Proのレンダリングとは|編集画面がカクカクになってしまった時の対処法)に詳しく載っているので見てみてください。
Premiere Proで滑らかなスローモーションにする方法
Premiere Proでスローモーションにする方法は先ほどまでの説明で理解できたと思われます。
ですが、今のままでは滑らかな動画になっていません。
どういう事なのかわからない方は、出来上がった動画を1フレームごとに動かしてみてください。
すると、1フレームずつ動いているのではなく、2フレームに1回動いているのが分かります。
例えば、今まで5秒間の間に60枚の画像で表示していたのが同じ絵が2枚組の60枚の画像で表示している状態になり、無駄なフレームが生まれてしまいました。
考えてみれば、スローモーションにするために無理矢理引き伸ばしているため、このように無駄なフレームが生まれてしまうのは仕方のない事ですが、どうせなら滑らかなスローモーションを利用したいというのが心情だと思います。
Premiere Proはそのような要望にも答える事ができます。
これもやり方は簡単です。
先ほどスローモーションで行なったやり方と同じように「クリップ速度とデュレーション(Ctrl/command+R)」を開いてみてください。
すると先ほど設定した速度が50%になっている「クリップ速度とデュレーション(Ctrl/command+R)」が出てくると思います。
その一番下の項目に補完という項目があり現在の設定では「フレームサンプル」になっています。
このプルダウンを選択し「オプティカルフロー」を選択し、「ok」を選択してください。
以上で滑らかなスローモーションの設定は完了です。
再度、レンダリングを行い、映像を見てみましょう。
先程のスローモーションと比べても滑らかになっているのが見るだけでも分かると思います。
1フレームずつ動かしてもちゃんと1つ1つ動いています。
「オプティカルフロー」は本来ないはずの間の映像を埋めてくれる機能です。
これにより、映像が途切れることのないスローモーションが作成できます。
オプティカルフローとフレームブレンドの違い
Premiere Proで滑らかなスローモーションを実現するために先ほど「オプティカルフロー」を利用しました。
プルダウンメニューの中にはデフォルトの「フレームサンプル」先ほど選んだ「オプティカルフロー」の他に「フレームブレンド」というものがあります。
滑らかなスローモーションにするために「オプティカルフロー」と「フレームブレンド」どちらを使用すべきなのでしょうか。
オプティカルフローを利用したスローモーション
オプティカルフローを利用したいスローモーションはフレーム分析とピクセルモーションに基づく自動解析によって、不足分のフレームを作成し滑らかなスローモーションを実現します。
オプティカルフローを利用したスローモーションはリアルタイム再生に対応していないのでプレビュー画面で確認したい場合はレンダリングを行う必要があります。
フレームブレンドを利用したスローモーション
フレームブレンドを利用したスローモーションは再生速度の変化によるフレームの不足を前後のフレームをブレンドすることによって滑らかな動きを実現します。
オプティカルフローでは滑らかな動きにならないものが一部出てくる事があるので、その際にフレームブレンドを利用する事で滑らかなスローモーションを生み出す事ができます。
Premiere Proには実はあと2つスローモーションを行う機能がある
一般的なスローモーションにする方法はクリップ速度とデュレーションを使用する事で可能ですが、Premiere Proには実はあと2つスローモーションにする機能があります。
それぞれの方法には得意分野があります。
場面に沿って使用しましょう。
レート調整ツール(R)を利用したスローモーション
「クリップ速度とデュレーション(Ctrl/command+R)」では明確な値で再生速度や長さを変更する事が可能でした。
レート調整ツールは明確な値で速度を調整することはできませんが、クリップ間の間を埋める形で調整する事に向いていると言えます。
使用方法は選択ツールと同じように、クリップの両端のいずれかをドラッグし伸び縮みさせるだけで設定できます。
クリップを長くすれば再生速度は遅くなり、短くすれば再生速度は早くなります。
自分の好きな長さで変更できるので、音楽に合わせるなどタイミングがシビアな作品に重宝します。
タイムリマップ機能を利用したスローモーション
タイムリマップ機能ではキーフレームを使用するので、最初にタイムライン上のクリップの表示を変更しておく必要があります。
変更したいクリップを右クリックし、「クリップのキーフレームの表示」→「タイムリマップ」→「速度」を選択します。
次にクリップ上で「Ctrl/command」を押しながらクリックすると、キーフレームが追加されます。
キーフレームで区切られたら、あとはラバーバンドを上下に移動させるだけです。
再生速度はラバーバンドを上げるほど再生速度が上がり、ラバーバンドを下げるほど再生速度が下がります。
また、キーフレームを広げる事でキーフレームの前後に速度の差があった場合、遅かったのから緩やかに早くなっていくという映像が作り出せます。
まとめ
Premiere Proを利用したスローモーションは3種類ありました。
今までPremiere Proを利用しスローモーションを使用いていた方も3種類知っていた方は少ないのではないでしょうか。
それぞれには得意分野があるので、場面ごとに使い分けていきましょう。
Premiere Proを利用すればスローモーションがカクカクだったのが簡単な設定で滑らかなスローモーションに変化させる事が可能です。
本当にPremiere Proは初心者にも優しく、クオリティの高い作品を作る事ができます。
スローモーションは魅力的な動画を作成する上で非常に重要な要素です。
この記事をきっかけに動画内でいっぱいスローモーションを利用してみましょう。
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