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記事タイトルPremiere proのクロップ使用方法|ワイプや映画のような映像を作る方法を徹底解説
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/premiere-pro-crop/
記事タイトルPremiere proのクロップ使用方法|ワイプや映画のような映像を作る方法を徹底解説
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POINTざっくりいうと
クロップの基本的使い方
シーン別クロップの使用方法
Premiere proを使用していると映像を切り取る事で映画風の演出が行えたり、指定した範囲を切り抜く事で問題用の映像を作成する事もできます。
これらの演出を可能にしているのがPremiere proのクロップというエフェクトです。
今回はPremiere proのクロップのやり方と何ができるのかを紹介していきたいと思います。
クロップとは
クロップとはPremiere proのエフェクトであり素材を範囲を指定し切り取る事ができます。
円形や四角形など様々な形でくり抜く事ができ、最も多く使用されているのがテレビや映画などで画面サイズを変更させる時です。
画面サイズの縦横比をアスペクト比と呼び、クロップを適用させる事で自由にアスペクト比が変える事ができます。
円形や四角で画面を切り取ることもできつつ、上下左右を%で切り取る事ができ、上下のみをクロップする事で映画のような横長のアスペクト比の映像が作成可能です。
Premiere proのクロップのやり方
Premiere proのクロップのやり方を紹介していきます。
素材を2つ用意し重ねておく事でよりクロップの効果を実感できます。
クロップのやり方は以下の3手順で行えます。
エフェクトの「クロップ」を探し、素材にドラッグアンドドロップ
「クロップ」が適用された素材を選択し、エフェクトコントロール開く
エフェクトコントロールで値の調整
エフェクトの「クロップ」を探し、素材にドラッグアンドドロップ
クロップを使用するにはPremiere proが用意したエフェクトの中からクロップを探さなくてはなりません。
エフェクトパネルを開き入力欄に「クロップ」と入力するか、エフェクト一覧の「ビデオエフェクト」「トランスフォーム」から「クロップ」を探し出します。
「クロップ」を見つける事ができたら「クロップ」を適用させたい素材にドラッグアンドドロップする事で適用完了です。
「クロップ」が適用された素材を選択し、エフェクトコントロール開く
「クロップ」の適用ができた素材を選択し、エフェクトコントロールを開きましょう。
エフェクトコントロールがワークスペース内になければPremiere proのメニューにある「ウィンドウ」からエフェクトコントロールにチェックを入れる事で表示されます。
エフェクトコントロールで値の調整
クロップの設定では切り抜く形を選択、上下左右のどの側から何%切り取るのか、切り取りではなくズームをするか、切り取りの境界線をどの程度ぼかすのかを調整できます。
それぞれの要素を紹介します。
切り抜く形を選択
切り抜く形は円形、四角形、自分の思い通りに切り抜くためのペン形があります。
円形や四角形を選択し切り取ったとしても、その後プレビュー画面で微調整が可能です。
上下左右の切り抜き度を選択
切り抜く形を選択したのですが、それはあくまで切り抜く形を選択しただけなので、前回の手順まででは画面には何も変化は起きていません。
変化を起こす為には切り抜く度合いを選択する必要があります。
上下左右はどこから切り取るのかを表示していて、切り取りの%は0%から100%まで選択できどの程度切り取るのかを表しています。
0%であれば全く切り取らない状態で変化は起きず、100%になると完全に切り取られます。
例えば、下の切り取りを50%に設定した場合は下半分は切り取られますが、上半分は切り取られずに残っています。
切り取りではなくズームを選択
ズームというチェック欄がありますが、ここにチェックを入れると今まで切り取られていた部分を埋めるように他の部分がズームされます。
切り取り度合いが大きくなればなるほどズームの度合いが強くなります。
エッジをぼかし度合いを選択
エッジをぼかすのマイナスからプラスまで値があります。
切り取った境界線はエッジをぼかすの値が0であればくっきり表示されます。
この値がマイナスになっていくほど選択している素材の領域が狭くなりながら境界線がぼかされ、プラスになっていけばいくほど選択している素材の領域が広くなりながら境界線がぼかされていきます。
Premiere proで動画編集する際の実践的なクロップの使い方
クロップというエフェクトの概要はわかっていただけたかと思います。
では、実際にどのように使われているのか見ていきましょう。
映画シーンでのクロップ
映画やYoutube動画で上下に黒い帯が表示されているのを見た事がありますか。
黒い帯は「レターボックス」呼ばれる映像技術のひとつで、異なるアスペクト比に対応する為に使われてきました。
上下にクロップをいれることでシネマティックな映像に仕上がります。
映画シーンでのクロップのやり方は簡単です。
素材にクロップを適用させたら切り取りの形を選択する事なく、上下の%を10%から20%の間で決めるだけです。
本来の映画の比率でクロップを行う場合は上下「12.2%」で設定するとできます。
ワイプを出すシーンでのクロップ
バラエティ番組などでロケを行っている際に左上にスタジオにいるタレントさんの顔を切り抜いて表示している場合があります。
この際にもクロップが役に立ちます。
ワイプ出すシーンでのクロップのやり方は以下の手順で行います
エフェクトコントロールでクロップの形を選択する
切り取り配置する
2つ素材を用意し上の素材がワイプ用で下の素材がワイプ用ではないとし、上の素材にクロップを適用していることを前提にします。
ではそれぞれを詳細に見ていきましょう。
エフェクトコントロールでクロップの形を選択する
エフェクトコントロールでクロップの形を選択します。
今回は円形の切り取りを選択し、クリックします。
すると、プレビュー画面に円形のツールだけが表示されます。
切り取り配置する
円形のツールで選択できたら切り取りを行います。
上下左右のどこの切り取り度合いでもいいので100%にします。
すると、本来ワイプにしたかったはずの素材が円形に削れてしまいました。
これを解消するには円形ツールを使用した際に自動で追加されたマスクの「反転」という部分にチェックを入れる事で切り取り部分が反転され、本来切り取りたかった部分を切り取る事が可能になります。
ここまでできたら円形ツールの端をドラッグする事で大きさや形を整えていきます。
切り取りがうまくできたら左上に移動させてみましょう。
円形ツールが表示されている段階ではプレビュー画面を動かしても、マスク部分だけ移動してしまいます。
マスクの選択を外すにはエフェクトコントロールでマスク以外の要素を選択すると外れます。
すると、プレビュー画面でダブルクリックすることで自由に大きさや位置を調整できるようになります。
画面を分ける時のクロップ
1つの画面で複数の映像を表示させたい時もクロップは役立ちます。
分割させて表示させたい二つの画像を用意しましょう。
左の切り取り度合いを50%にしてください。
すると1つの画面で2つの映像を表示させる事ができました。
しかし、本来表示させたい部分ではなかった場合クロップの移動が必要です。
クロップに移動をするにはエフェクトコントロールでクロップを選択し、プレビュー画面でクロップされた部分をドラッグしながら左右に移動させる事で移動させる事ができます。
実際には何が行われていたのかを確認するにその状態で再度エフェクトコントロールの切り取り度合いを見ていきましょう。
実は50%の切り取り具合を保ったまま左右のクロップが変化していました。
Premiere proは直感的な操作を実現してくれるので初心者にも優しい作りと言えます。
ここまでできたらクロップの選択を外す為にモーションを選択し、位置の左右を示す右の数値をドラッグしたまま左右に動かす事で上下の移動がなくクリップを配置する事ができます。
まとめ
Premiere proのクロップというエフェクトについて紹介してきました。
クロップができるようになる事でワイプや映画風の映像を作成する事ができ動画制作の幅が広がります。
ぜひ、覚えた知識を実践して魅力的な動画を作成していきましょう。
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