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Photoshopを使って光(フレア・光芒など)を入れる方法

写真に自然な光(フレア・ゴースト・光芒)を入れることで魅力的な写真になります。撮影の段階で光を入れるのは難しいですが、Photoshopを使うことで、自然な光を入れることができるので、その方法を解説します。

カテゴリ: Photoshop

光がうまい具合に差し込んだ「魅力的な写真」を撮りたいと思っていても、なかなか難しく、うまく撮れない方も多いでしょう。

しかしPhotoshopには、光を描写する機能が用意されておりそれを使用することで幻想的な画像を作成することができます。 ここでは、Photoshopで光を描写する方法を解説します。

魅力的な写真の鍵は「フレア」「ゴースト」

フレアとは、逆光や半逆光の状態で写真を撮影した時に、レンズの先に太陽や照明などの強い光源あることから、レンズの中で光が乱反射し、写真に白いモヤができてしまう現象です。

ゴーストも、フレアと同じようにレンズ内で光が乱反射して起こるものですが、ゴーストの場合、レンズ内で反射した光の形がはっきり分かるようになっています。

最近のレンズは、フレアがあまり出ないように製造されています。 そのため、いざフレアやゴーストが出た写真を撮影しようとしても思ったように出ないかもしれませんが、Photoshopを使用すれば、後からでもフレアやゴーストを付け足すことができます。

Photoshopを使ってフレアやゴーストを付け足す方法

素材を用意する

フレアやゴーストを付け足す写真を用意します。 逆光で撮影している写真を使用するとフレアやゴースト出ても違和感のない仕上がりになります。

逆光で撮影しているかどうかは、影の向きを見ることでわかります。

フィルターからフレアやゴーストを追加する

メニューから「フィルター」→「描画」→「逆光」の順にクリックします。

プレビューが表示されるので効果を確認しながら調節します。 プレビュー画面をクリックすると光源の場所を設定できます。 また、レンズの種類や明るさを変更させれば、より自然な光を描写できます。

お好みで調整できたら「OK」をクリック。

フレアとゴーストを追加すると追加前と比べて、ふんわりとした印象の画像になります。

フレアやゴーストをカメラで出そうと思うと条件を満たさないと難しいですがPhotoshopを使用することで簡単に描写することができます。

【応用編】光芒で幻想的な画像を作成

光芒とは、雲や木の間から差し込む光のカーテンのようなものを指します。 光芒を撮影するには、太陽の位置が低い時間帯を狙う、雨上がりの空気中の水分が多い時を狙う等の条件が必要なため、光芒を撮影するのは難易度が高いです。

しかし、Photoshopで光芒のエフェクトを作成すれば、擬似的な光芒を簡単に画像に足すことができます。

素材を用意する

光芒を付け足す写真の素材を用意します。

グラデーションレイヤーを作成する

レイヤーメニューで「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」をクリックし、グラデーションレイヤーを作成します。

「グラデーション」を選択します。

現在選択中のグラデーションをクリックし「グラデーションエディター」を表示します。

Photoshopで最初から用意されている虹色の「プリセット」を選び、グラデーションエディターを表示させます。

「グラデーションタイプ」を「べた塗り」から「ノイズ」、カラーモデルを「RGB」から「HSB」に変更します。

「HSB」に変更したら、Sのつまみをクリックし一番左までスライドさせてグラデーションの色をモノクロにします。

「開始位置を乱数的に変化させる」を何回かクリックして差し込む光の細かさを決定します。黒色よりも白色の線が多い状態の方が光芒を表現する場合は適しています。 グラデーションが決まったら「OK」をクリックします。

グラデーションが設定できたら、スタイルを「角度」に変更し、写真に合わせて光が差し込む角度と位置を調整します。 位置を設定する際は、光が放射状に描かれてしまうのでグラデーションの中心部分は画面外に配置します。

光の形や角度を調節したら「OK」をクリックします。

このままでは背景の画像が表示されてないので、グラデーションを設定したレイヤーの不透明度を下げて背景を表示させます。 光の線の白い部分だけを合成したいのでレイヤーの種類を「比較(明)」に変更します。

グラデーションを使用するとフィルターが掛かったような状態になるため、コントラストが低下してしまっています。コントラストをはっきりさせるためには、「明るさ・コントラスト」のレイヤーを追加して調節します。

明るさやコントラストのメモリを左右に動かすことで調節することができます。

うまい具合に光芒が入るとこのような画像に仕上げることができます。

光芒を画像に取り入れるだけで幻想的なシーンを再現することができます。

まとめ

フレアやゴースト、光芒がうまい具合に入った幻想的な写真は撮るのが難しいですが、Photoshopを活用すれば、簡単に光のエフェクトを追加することができます。

「なかなか幻想的な写真が撮れない」「光の加減が魅力的な写真を使ってデザインを作成したい」という方は、ぜひPhotoshopで光の描写を取り入れてみてください。

最後までお読みいただきましてありがとうございます。ご意見・ご要望などございましたら、 以下のフォームよりお問い合わせを受けつけておりますので、よろしければご利用ください。

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minweb編集部(株)セルリア

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