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記事タイトルLightroom Classicの基本的な使い方
記事URLhttps://digitor.jp/textbook/lightroom-classic_usage/
記事タイトルLightroom Classicの基本的な使い方
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POINTこの記事をざっくり言うと
メモリーカードを介して端末でデータ管理することを想定したソフトのこと
写真をデータベース管理機能の「カタログ」というシステムで管理
Lightroom Classicの基本的な使い方を解説
本記事では、Lightroom Classicの基本的な使い方について解説します。
Lightroom Classicの特徴・Lightroomとの相違点
最初にLightroomとLightroom Classicの違いについて確認しておきましょう。
Lightroom Classicは、主にSDカードやMicroSDカードなどのメモリーカードを介して写真データをパソコン端末に移行・管理することを想定して設計された写真編集ソフトになります。
一方でLightroomは、Creative Cloudアカウントを介してクラウドストレージで写真を管理することを想定して設計された写真編集ソフトです。
両者の違いについては以下の記事も参考にしてみてください。
▷写真編集ソフトのLightroomと画像編集ソフトのPhotoshopの違いを知っておこう!
Lightroom Classicでの写真管理について
Lightroom Classicでは、写真をデータベース管理機能の「カタログ」というシステムで管理しています。
このカタログ機能は、Lightroom Classicのみに搭載されている機能です。Lightroom Classicで、カメラやメモリーカードから写真データを読み込むと、カタログファイル(.lrcatという拡張子がつくファイル)が自動的に作成されます。
このカタログファイルによって、ファイルのコピーや移動、書き出し、結合、削除、最適化、バックアップなどを効率的に行うことができるのです。
カタログ機能の仕組み
カタログファイルには、写真データが保存されている場所(保存情報)、撮影日・カメラの機種といった写真のメタデータ(写真情報)、Lightroom Classicで写真に変更を加えたり効果を適用した編集データ(撮影情報)などが記録されています。
このカタログファイルのは、実際の写真ファイルは格納されていません。実際の写真ファイルと、写真に変更を加えたり効果を適用した編集データを分けて管理することで、非破壊編集(元画像のデータを壊さずに画像編集すること)ができるというのが大きな特徴です。
上の図のように、元の写真データの上に掛けたフィルターを編集し、出力する際に、元の写真データとフィルターを一つに重ね合わせた新たな画像ファイルデータを作成するといったイメージを持つと、その仕組みを理解しやすいかと思います。
写真ファイルとカタログの関係
カメラやメモリーカードから読み込んだ写真データは、初期設定でピクチャフォルダーにコピーされます。初期設定で保存される場所はMac、Windowsで、それぞれ以下になります。
【Macの場合】 HD/Users/ユーザー名/Pictures/Lightroom
【Windows場合】 C:¥Users¥ユーザー名¥Pictures¥Lightroom
ピクチャフォルダーに写真ファイルを移動またはコピーすると同時に、Photoshop Lightroomはカタログフォルダーを作成し、読み込んだ画像ファイル情報を整理していきます。
カタログ機能の作成方法やカラログ機能の基本的な使い方については以下の記事で詳しく解説していますので、今回カタログ機能をはじめて知った方などはこちらも参考にしてください。
▷Lightroom Classicのカタログ機能を理解して使いこなそう!
Lightroom Classicのインストール方法
使い方を紹介する前にLightroom Classicのインストール方法を説明しておきます。すでにインストール済みの方は、次のセクションから読み進めてください。
1.Adobeの公式サイトにアクセスする
Adobeの公式サイトにアクセスします。上の画像のように、Lightroomのトップページに、「無料で始める」というボタンがありますので、これをクリックします。
2.プランを選択しダウンロード
「無料で始める」をクリックすると、上の画像のようなプランを選択する画面が表示されます。自身の使用目的にあったプランを選択しましょう。プランが決まったら「始める」のボタンをクリックします。
「始める」をクリックすると、いくつかの設定とアンケートがありますので、その入力を終えるとダウンロードがはじまります。
Lightroom Classicの画面の構成と各パーツの名称
使い方の解説を理解しやすくするために、Lightroom Classicの画面の構成と主な各パーツの名称を図と表で紹介しておきます。
名称 |
説明 |
①メニューバー |
各種メニューを選択するバーです。
|
②モジュールピッカー |
各モジュール(よく使う機能をまとめたもの)を切り替えるバーです。
|
③ソース画像操作用パネル |
画面に表示されている写真やコレクションが表示されている場所を確認できるパネルです。
|
④画像表示領域 |
編集中の写真や、コレクションの写真群のサムネイル画像が表示されるエリアです。
|
⑤調整パネル |
写真を加工・編集する各種調整パネルが表示されるエリアです。
|
⑥フィルムストリップ |
フォルダ内の写真やコレクションの画像のサムネイルを、フィルムのように横並びに表示するエリアです。
|
これらの各名称を覚えておくと、解説記事を読む際に役立ちます。
写真を取り込む方法
Lightroom Classicを利用する上で基本となる写真を取り込む方法を説明します。
1.Lightroom Classicを起動する
Lightroom Classicの場合は、SDカードやローカル端末上の写真データを取り込んでアルバムを作成するため、最初にアクセス権の設定が必要な場合があります。
アクセス権の設定が必要な場合は、ソフトを起動させた時に上の画像のような警告文が出ます。
2.システム環境設定でLightroom Classicにアクセス権を付与する
アクセス権の設定は、システム環境設定で行います。システム環境設定にある「セキュリティーとプライバシー」のアイコンをクリックします。
「セキュリティーとプライバシー」の設定画面に移行したら、「プライバシー」のタブをクリックします。このタブを開くと、左側に設定項目の一覧が表示されます。
表示された項目の中から「アクセシビリティ」を選択します。「アクセシビリティ」を選択したら、パネルの左下にある鍵マークをクリックして、設定画面のロックを外します。
鍵マークをクリックすると、ロックを解除するパスワードの入力を求められますので、端末に設定してあるパスワードを入力します。
ロックを解除したら、パネル右側にあるアプリのアイコンが表示されている欄の下部にある+マークをクリックします。
+マークをクリックすると、上の画像のようにアプリケーションフォルダからソフトを選択するウィンドウが開きますので、Lightroom Classicのアイコンを選択して「開く」をクリックします。
「開く」をクリックすると、「下のアプリケーションにコンピューターの制御を許可。」と書いてある欄にLightroom Classicのアイコンが表示されます。
追加した時点で、チェックボックスにチェックがついていますので、これを確認します。アクセス権を付与できたことを確認できたら、パネル左下の南京錠のマークを再度クリックしてロックをかけます。
これで、アクセス権の設定は完了です。
3.「読み込む」をクリック
画面左側のパネルの下部にある「読み込み」ボタンをクリックします。
4.写真データを読み込むフォルダを選択する
写真データを読み込む追加先のフォルダを選択します。最初はフォルダ内にあるすべての画像データが読み込まれる設定になっているので、読み込みたくないデータがあれば、チェックを外します。
読み込む写真データが確認できたら、画面右下にある「読み込み」ボタンをクリックします。
上の画像のように、指定したフォルダに入っている写真データが読み込まれアルバムが作成されました。
写真を選別する方法
Lightroom Classicには、ライブラリにある写真をフィルタリングして写真を簡単に選別することができます。フィルタリングの方法も複数あり、これらを活用すると複数の条件でルールを作成し、複雑な写真の選別が可能になります。
以下に、主なフィルタリリング方法について説明します。
フラグによる選別
フラグという旗印でライブラリにある写真をフィルタリングする方法です。クオリティが高く採用する写真、ピントがずれていたり人物が目をつぶっていたりするなど明らかに使えない写真を不採用(ボツにする)の写真などを分けるときに便利なフィルタリング方法です。
レーティングによる選別
レーティングによってライブラリにある写真をフィルタリングする方法です。レーティングは5段階の星マークで表示されます。重要度の高さやクオリティの高さなどで、段階別にライブラリにある写真をフィルタリングでき、星3つ以上の写真だけ抽出するといったことも可能です。
カラーラベルによる選別
カラーラベルによって、ライブラリにある写真をフィルタリングする方法です。使用目的別、ジャンル別にわけるなどライブラリにある写真をクループ化するのに役立ちます。サムネイルの枠の余白に薄く色がつくので、見た目にもわかりやすいフィルタリング方法です。
キーワードによる選別
キーワードによって、ライブラリにある写真をフィルタリングする方法です。写真に写っている被写体を具体的なワードで選別できるので、詳細なフィルタリングが可能になります。
キーワードのタグは、複数設定できるので丁寧にキーワード設定を行うと、より複雑なフィルタリングも可能になります。
より詳しい写真の選別方法や写真の管理方法については、以下の記事も参考にしてください。
▷Lightroomで写真を管理する方法をマスターしよう!
写真をレタッチ(加工・編集)する方法
Lightroom Classicは写真をレタッチ(加工・編集)することも可能です。
1.編集したい写真をクリック
編集したい写真をクリックします。
2.「現像」をクリック
画面上部にあるモジュールピッカーから「現像」をクリックします。
3.各パラメータを調整
「現像」をクリックすると、上の画像のように画面右側に調整パネルが表示されます。この調整パネルにある各パラメータを調整することで写真をレタッチすることができます。
試しに、いくつかのパラメータをスライドして写真を加工・編集してみましょう。
4.「初期化」をクリックすれば最初の状態に戻る
上の画像のように、写真が加工・編集されました。元のデータに戻したい場合は、画面右下にある「初期化」ボタンをクリックします。
5.その他様々な編集機能が搭載されている
「初期化」ボタンをクリックすると上の画像のように最初のデータに戻ります。
また、調整パネルとスクロールすると「トーンカーブ」「ディティール」「レンズ補正」「変形」といった様々な編集機能の項目があることがわかります。
これらの項目の値を調整することで高度なレタッチ加工を行うことが可能になっています。
まとめ
Lightroom Classicの非常に多機能で高性能なソフトウェアなので、一朝一夕にマスターできるツールではありません。しかし、本記事で紹介した基本的な使い方を覚えておけば、Lightroom Classicを使っていく中でその他の機能も使いこなせるようになるでしょう。
まだLightroom Classicを使ったことがないという方は、ぜひチャレンジして使ってみてください!
Lightroomの基本的な使い方をマスターしよう!
Lightroomの基本的な使い方をを解説します。
写真編集ソフトのLightroomと画像編集ソフトのPhotoshopの違いを知っておこう!
LightroomとPhotoshopの違いについて解説します。
Lightroomで書き出しを行う方法
Lightroomで書き出しを行う方法について解説します。
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